テーマ:歳時記(397)
カテゴリ:里山・歳時記
年中行事の餅には、正月餅、年玉、小正月の若餅・雛節句の菱餅・旧暦10月の亥の子餅などがあり、私たちもこうした「ハレ」の日に餅を食べる習慣があります。 また、人生の節目には初誕生の餅負いなどの餅があります。 餅は、日本人の生活文化の重要な食物として位置ずけられているのです。 ●餅つきの日● 暮れの12月25日から28日にかけて、正月用の餅をつく。 正月用の餅は縁起物なので、日を選んでつく日を決める。 4は死に、6はろくでなしや労苦に、9は苦につながるから縁起が悪いとされ24、26、29日を避ける風習がある。 31日についた餅は神様に一夜餅をあげないということで31日にもつかない。 30日は正月飾りが集中する日である。 その結果、餅をつく日は28日が多いということになる。 ●正月餅の種類● ●お供えする餅・・・お供え餅 ●食べる餅 ①のし餅・・・ついた餅をのし板の上で平らにのして作る。 切り餅ともいい、正月中に焼いてきな粉餅や汁粉、雑煮にして食べる。 ②豆餅・・・もち米と黒豆を一緒に蒸してつく。 なまこ形に整え翌日に切って正月に食す。 ③草餅・・・春に摘んで乾燥させておいたヨモギを水で戻し、餅をつくときに加える。 あんこ餅やのし餅にする。 ④団子餅・・・米が十分でなかった時代、もち米の上にくず餅の粉をのせて蒸してついたもの。 ⑤あんこ餅・・・つきたての餅に小豆餡を入れて包むまるめ餅。 その場で食べたり近所に配った。 ⑥干し餅・・・薄く切って、干して凍らせ、乾燥状態にした餅。 餅つきの時に砂糖を加えたものもある。 保存食となり、田植えの事の捕食にも用いられた。 ■北海道歳時記:秋じまい・庭じまい■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.12.28 00:02:12
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