6495540 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

おしゃれ手紙

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
2020.02.26
XML
カテゴリ:父の麦わら帽子
 「昔、うちでは、炭を焼いていた」と父が私に話してくれた。

明治45年生まれの父が4歳~歳頃というから、大正のはじめ頃のことだろう。
 明治9年生まれの祖父に連れられてよく山の炭焼きに行ったという。

昔は、どこの家も、田んぼの忙しくない冬場に、炭を焼いていてのだそうだ。

祖父が働いている時、周りで小さな父が、ちょこまかと遊んでいたと思うとつい、笑みがこぼれる。
 そんな時、父は大声で怒られたという。
「早よう降りてこい!!」
なんと、父は炭窯の上に乗って遊んでいたのだそうだ。
 燃える窯ので遊ぶということは、大人だったら怖いと思うが、幼い子供には格好の高い場所を見つけたと思ったのだろう。
 優しくて大きな声を出すこともなかったという祖父。
そんな祖父を父は大好きだったようだ。

炭窯の上に乗って怒られたこと。
日露戦争に行ったこと、
鳥取砂丘で陸軍の練習を行い、吉井川を屋形船に乗って帰ってきたこと・・・。

私が生まれる随分前に祖父は亡くなっているが、祖父の思い出は父を通して沢山あるような錯覚をしてしまう。

(■伊賀上野で見た窯 ■炭窯ではないが、同じような構造だ。)

炭を売る行商をしたことがあったという父は、炭窯を造った経験はあったのだろうか?
それは聞かなかったけれど、子どもの頃の風呂のクドや台所のクドは、父が造ったものだった。
・・・・・・・・・・・・・・・・
バナー ボタン

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村
・・・・・・・・・・・・・・・・・
   





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2020.02.26 00:09:22
コメント(2) | コメントを書く
[父の麦わら帽子] カテゴリの最新記事


PR

Recent Posts

Category

Archives

Favorite Blog

羅生門葛♪ New! snowrun29さん

これもフラワーリレー New! ふろう閑人さん

雨男たちのせい? New! ジェウニー1072さん

今風の見せる花壇が… New! dekotan1さん

ネイルとデザート屋… New! はんらさん

Freepage List

Comments

七詩@ Re:「光る君へ」定子&清少納言「香炉峰の雪」(04/22) 定子の母は漢詩の名手で伊周も学才に優れ…
maki5417@ Re:「光る君へ」定子&清少納言「香炉峰の雪」(04/22) 香炉峰の雪 雪のいと高う降りたるを、例…
天地 はるな@ Re[1]:大河ドラマ「光る君へ」と百人一首(03/04) maki5417さんへ 「源氏物語の女君」私も…

Keyword Search

▼キーワード検索

Calendar


© Rakuten Group, Inc.