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おしゃれ手紙

2020.02.26
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カテゴリ:父の麦わら帽子
 「昔、うちでは、炭を焼いていた」と父が私に話してくれた。

明治45年生まれの父が4歳~歳頃というから、大正のはじめ頃のことだろう。
 明治9年生まれの祖父に連れられてよく山の炭焼きに行ったという。

昔は、どこの家も、田んぼの忙しくない冬場に、炭を焼いていてのだそうだ。

祖父が働いている時、周りで小さな父が、ちょこまかと遊んでいたと思うとつい、笑みがこぼれる。
 そんな時、父は大声で怒られたという。
「早よう降りてこい!!」
なんと、父は炭窯の上に乗って遊んでいたのだそうだ。
 燃える窯ので遊ぶということは、大人だったら怖いと思うが、幼い子供には格好の高い場所を見つけたと思ったのだろう。
 優しくて大きな声を出すこともなかったという祖父。
そんな祖父を父は大好きだったようだ。

炭窯の上に乗って怒られたこと。
日露戦争に行ったこと、
鳥取砂丘で陸軍の練習を行い、吉井川を屋形船に乗って帰ってきたこと・・・。

私が生まれる随分前に祖父は亡くなっているが、祖父の思い出は父を通して沢山あるような錯覚をしてしまう。

(■伊賀上野で見た窯 ■炭窯ではないが、同じような構造だ。)

炭を売る行商をしたことがあったという父は、炭窯を造った経験はあったのだろうか?
それは聞かなかったけれど、子どもの頃の風呂のクドや台所のクドは、父が造ったものだった。
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Last updated  2020.02.26 00:09:22
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