テーマ:歳時記(397)
カテゴリ:里山・歳時記
北海道では、8月7日に行う地域が多く、6日に川の縁から採ってきた柳の一枝を家の前に立て、子供たちが「天の川」、「ひこ星」、「おり姫」などや願い事を書いた折り紙や色紙の短冊を下げて七夕飾りを作ります。 道南の函館市から七飯町あたりまでの地域では、一般にササダケと呼んでいる「アオネザサ」を使い、 八雲方面まで北上すると「ネマガリダケ(チシマザサ)」を使います。 さらに内陸部では、ネマガリダケが細くなってしまうため、「柳」を使って短冊を飾っています。 そして、七夕を飾る柳の下に、小机や箱を置いて「七夕棚」を作り、菓子やスイカ、稲の穂、トウモロコシ、ナス、 キュウリなどの初野菜を並べたり、団子を飾ったりします。 また、北海道では、「ローソクもらい」と称して、子供たちが各家をまわってローソクをもらう風習があります。 子供たち5人から8人くらいで缶灯篭や提灯を手にして、はやし歌を歌いながら町内を練り歩くのです。 これは諸府県で行われてきた「七夕送り」の形態を踏襲したもので、今でも、6日の夜に子供たちがはやし歌を 歌いながら火や人形を用いて「穢れ」を「祓う」行事が行われている地域があります。 北海道歳時記:北海道の七夕 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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