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おしゃれ手紙

2020.11.16
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テーマ:読書(5005)
カテゴリ:八百八橋散歩

(■淀屋橋■で今も営業している牡蠣船。)

牡蠣船は貸しを残して国へ立ち  水府

これも明治44年、水府、数え二十歳の頃の句である。
いうまでもなく牡蠣船は大阪独特の情緒ある料理屋である。
道頓堀川、土佐堀川、堂島川河畔などにふねをもやい、広島の牡蠣をさまざまに料理して供する。
川岸の船に灯のつく風情も面白く、秋冬の大阪の風物詩となっていた。
現代では年中、船を据えているが、明治頃までは秋になると広島から船でやってきて、季節が終わるとまた船をたたんで帰って行ったという。

(☝淀屋橋)
水府のこの句は貸しをそのままに船は去ったというのだが、どうせまた晩秋になれば馴染みの河岸(はま)へ船を着けて商売
すりのだし、貸した相手もお馴染みさんなれば、
「また寒うなったらまいりますよってそのときに」というのであろうか、おおどかなものだ。
この牡蠣船は宝永五年(1708)頃からはじまったというから古い。(略)
 この明治の頃はまた、牡蠣船の出前小女郎(でまえこめろ)というのがあったらしい。(略)
牡蠣船の中は小さい料理屋の座敷風に仕立てられ、衝立で間仕切りをして牡蠣料理で飲ませるのであるが、船に来るより出前が多かったという。
(略)お煙草盆に結った十三、四の少女が白前垂の高下駄ばき、黒の引っ張りに黒足袋といういでたち、(略)右手に釜を下げ、左手に岡持という姿で道を急いでいる。


牡蠣船の 一艘残れる 淀屋橋  はるな
道頓堀の雨に別れて以来なり
道頓堀の雨に別れて以来なり(下)
 牡蠣が美味しい季節である。
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Last updated  2020.11.16 00:09:57
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