テーマ:■雑学王■(729)
カテゴリ:トリビア
今年は辰年。
辰=龍の話を。 ■「臥龍梅がりょうばい」命名の謂れ■ 「臥龍」という言葉は古く、その出典は中国四大奇書のひとつに数えられる長編歴史小説、「三国志演義」であります。 「臥龍」は寝ている龍、まだ雲雨を得ないため天にのぼれず、地にひそみ隠れている龍のことで、 転じて、まだ志をのばす機会を得ないで民間にひそみ隠れている英雄、「諸葛孔明」の例えであります。 さて、処はわが国に移り、時代は下って戦国時代末期のことです。 後に徳川幕府を開設した徳川家康は、幼少の一時期、今川家の人質として「清見寺 せいけんじ」という禅寺に暮らしていました。 ■清見寺■ そして家康は、寺の庭の一隅に一枝の梅を接木したと伝えられています。 「諸葛孔明」の故事どおり、「清見寺」にあった頃の家康は地にひそみ隠れておりましたが、 その後、龍が天にのぼるがごとく天下人となりました。 家康の植えた梅は三百年の月日を経て大木に成長し、今も、毎年春三月には凛とした風情で花を咲かせております。 さながら龍が臥したような見事な枝振りもあいまってか、 この梅は何時の頃からか「臥龍梅」と呼ばれるようになりました。 もうすぐ梅が咲く頃。 ■辰巳は天井■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2024.02.01 00:00:59
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