おしゃれ手紙

2024/04/24(水)12:40

異人たち★山田太一原作

映画(1148)

■異人たち■ お父さん、お母さん、会いたかった・・・。 ロンドンのタワーマンションで暮らす40代の脚本家アダムは、12歳の頃に死別した両親との思い出に基づく脚本を手掛ける日々を送っている。 そんなある日、幼少期を過ごした郊外の家を訪れると、そこには30年前に他界したはずの父と母が当時の姿で住んでいた。 心の隙間を埋めるように両親の元に足繁く通う一方で、アダムは同じマンションの住人ハリーとしだいに距離を縮めていく。  幼い頃に亡くなった両親と邂逅する中年男性の不思議な経験を描いた山田太一による小説「異人たちとの夏」を、舞台を現代のイギリスに移して再映画化。 「シャーロック SHERLOCK」のアンドリュー・スコットが主演を務め、『aftersun/アフターサン』のポール・メスカル、『リトル・ダンサー』のジェイミー・ベル、「ザ・クラウン」のクレア・フォイが出演する。 メガホンをとったのは『荒野にて』のアンドリュー・ヘイ。 ★「リトルダンサー」の主役の男の子、ジェイミー・ベルが主人公アダムの亡くなった父親役で出ていた。 ★調べてみると、ジェイミー・ベルは、「ジェイン・エア」のジェインに求婚する牧師役でも出ていた。 ★私の両親は、父は私が52歳の時に、母は、私が、61歳の時になくなった。 私は、結婚して、子どもも二人とも成人し母の時には、すでに孫もいた。 このことが両親が私に残してくれた一番のありがたいことだと思っている。 今、私は、70歳半ばを過ぎて、娘も40歳半ばを過ぎている。 ここまで元気にいられたのが、一番の子ども孝行だと思っている。 (映画の中にロンドンの地下鉄が出てきた。) 主人公、アダムは12歳になる前に両親を同時に亡くした。 アイルランドのダブリンに住む、祖母の元で育てられる。 主人公は、心のより所となる家族=家庭を幼くして失った。 両親を同時にくし、心の拠り所をなくした喪失感は、いかばかりだったか。 大人になって、普通に結婚して、子どもを持つなどすれば、家族を失った悲しみは、まぎれるだろう。 しかし、彼はゲイだった。 子どもに頼られるような心の拠り所として家庭を築くのは、難しい。 彼の寂しさが心に染みる映画だった。 ・・・・・・・・・・・・・・・・ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・    

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