テーマ:映画館で観た映画(8793)
カテゴリ:映画
![]() 記憶の、モンタージュ 2001年、炭鉱産業が廃れ失職した者であふれていた山西省大同で、モデルのチャオと恋人のビンは青春を謳歌していた。 そんなある日、ビンは一旗揚げるために大同(ダートン)を去る。 2006年、戻らないビンを捜しチャオは長江の奉節へ。 一方のビンは仕事を求めて、マカオに隣接する経済特区の珠海を訪れる。 2022年のコロナ禍、2人はまた大同にたどり着くが、街はすっかり姿を変えていた。 ![]() 『一瞬の夢』のジャ・ジャンクーが監督を務め、ジャンクーの妻チャオ・タオが主人公チャオを演じる。 監督作『青の稲妻』、『長江哀歌』、『帰れない二人』などの本編映像や未使用映像などを駆使し、中国激動の22年を映す。 ![]() 北京から西へ約260kmほどに位置する中国北部の街、大同(ダートン)。 チャオはキャンペーンガールやモデルをしている。 恋人は彼女のマネージャーを務めるビン。 中国のWTO加盟や北京オリンピック開催が決定するなど、漠然とした期待で中国は盛り上がっているが、大同の炭鉱産業は傾き、失職者だらけだった。 この街で、小さな仕事をこなしながらふたりは青春を謳歌していた。 ある日、ビンは一旗揚げるために大同を去る。 「落ち着いたら連絡する」 SMSだけ残して消えるビン。 ![]() チャオはビンを探して、約1,500km、15時間をかけて、三峡ダム建設により水底に沈む運命にある、2000年の歴史を持つ古都、長江・奉節(フォンジエ)を訪れる。 雄大な長江の景色の中、移住する人、建物を解体する人々でごった返す街。 電話もメッセージも繋がらず、チャオは地方テレビの尋ね人コーナーでビンの行方を捜し、なんとかふたりは再会する。 ビンはダム建設に関わり、別の女の影が見えていた。 「私たち……もう終わったの」 宙に浮いていた想いにチャオは別れを告げる。 ![]() コロナ禍、身体を壊したようで杖をつき、足を引きながら歩くビンはマカオに隣接する経済特区、珠海(チューハイ)を訪れ、奉節で不動産や建築業で知り合ったパンを訪ねるが、彼らはSNSインフルエンサーのマネージメント業をしていた。 すっかり仕事も様変わりしていた。 居場所を見つけられないビン。 潮の流れはふたりを大同に連れ戻す。 チャオは大同のスーパーのレジ係をしていた。 そこへ客として訪れたビンはチャオと偶然に再会する。 ![]() しかし、2002年から始めたブログを遡ってみた時、時の重みを感じる。 この映画も、2001年から2022年がつながることによって時の流れを感じる。 時は、止まらないし、戻ってこない。 ![]() ![]() ![]() にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ![]() ![]() ![]() お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2025.05.14 00:18:51
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