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2025.12.04
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カテゴリ:映画
兄を持ち運べるサイズに

一刻も早く兄を持ち運べるサイズにしてしまおう。

理子の元に、警察から兄が死んだという電話が入る。
発見したのは兄と暮らしていた息子だという。
東北へ向かった理子は、7年ぶりに兄の元妻である加奈子とその娘と再会。
ゴミ屋敷と化していた、兄たちが住んでいたアパートで3人は壁に貼られた家族写真を見つける。
兄の後始末をしながら悪口を言い続ける理子は、
「もしかしたら、理子ちゃんには、あの人の知らないところがあるのかな」という加奈子の言葉をきっかけに家族を見つめ直していく。
 作家の村井理子が実体験をまとめたノンフィクションエッセイ「兄の終い」を映画化。
絶縁状態にあった兄の突然の訃報が入り、後始末のためにてんてこまいになる家族の物語を描く。
『蛇の道』の柴咲コウ、『夏の砂の上』のオダギリジョー、『ラストマイル』の満島ひかりらが出演する。
メガホンをとるのは、『湯を沸かすほどの熱い愛』の中野量太。

★映画のタイトル「兄を持ち運べるサイズに」が、つかみになっている。
それに対して、中野監督のコメントがあった。
兄が亡くなり、お骨になった状態を表すと同時に、生前の兄に振り回され続けてきた妹の“早くコントロールできるようにしてしまいたい”という心情も感じられる作家・村井理子の文章表現に感銘を受けたと語る中野監督。

「僕はこれまでの作品で6回くらい火葬シーンを登場させてきましたが、自分の中で非常にこだわりのある“火葬”という言葉をこう言いかえるんだ!と心に刺さりました。
観ていただく方にとっても、どういうことだろう?と興味を持っていただける素晴らしい表現だと思います」

★「村井さんのお宅にお邪魔した際、キッチンに仕事場を作っていて“面白い家だな”と思い、映画でも真似させていただきました。
そして、焼きそばのエピソードや、兄ちゃんと一緒に両親の職場に様子を見に行った想い出なども伺い、多少アレンジして採り入れています。
強く覚えているのは、良一の下着のサイズが小さかったというエピソード。
父親がそこに気づけないのはすごくリアルだと感じ、絶対に入れたいと思いました」(中野監督)

◎これらのエピソードは全て映画の中に使われれている。
 「身勝手で落ち着きがなく、一人では生きられない人だった」上、嘘つきで(本人には自覚がないが)、多額の借金を作ったことで妻とも離婚した兄・・・。

そんな兄の死は、
そんなどう見ても、もう迷惑をかけられずにすむとせいせいするはずなのに、
腹立たしさだけが残るはずなのに・・・。

残された作者や兄の元妻、子ども、みんなが最後に兄を慕う・・・。
憎み切れないろくでなし、というだけではないなにか深く胸に来るものがある。
 映画の日で1000円だったからか、沢山の人が見て、笑って泣いていた。
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Last updated  2025.12.04 00:34:55
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