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テーマ:読書備忘録(1502)
カテゴリ:読書
■街道を24:近江散歩■<どうにも近江が好きである。> 司馬遼太郎は、その理由を民家のたたずまいや、近江門徒という精神的な土壌、風土から語る。 かつて神崎郡金堂で作家・外村繁の生家を訪れたことに言及し、近江商人への関心を示す。 関ケ原の不破関資料館に立ち寄った後、近江へ引き返し寝物語の里をめざす。 中山道柏原宿でもぐさ屋「亀屋佐京家」に立ち寄り、近江人の商売の極意を考察。 彦根城を見て、築城した井伊直勝と直孝父子、同朋衆の金阿弥を思う。 翌日、姉川古戦場で浅井・朝倉と織田・徳川の合戦を思い描き、国友鍛冶の村で鉄砲伝来と信長との関係に思いを至す。 中学の時に見た風景を期待して安土城趾山頂まで登るが、かつて見えた湖は消えていた。 琵琶湖の埋め立てと日本の土地問題を考える。 近江八幡市で水郷めぐりをしながら、琵琶湖に息づく生命のつづくことを祈りつつ旅を終える。 古語で呼吸のことを息吹という。 伊吹山は、たえず風や雲を息吹いている。 古代の山岳信仰では、山からおろしてくる風は神の息吹であるとしていた。 ◎古くから神が宿る山として山岳信仰の対象であった。 室町時代後期には織田信長により、山上に野草園が造られたとされている。 伊吹山は薬草の宝庫として、古くから利用されていた。 ヨモギ、トウキ、センキュウが「伊吹三大薬草」とされている。 さらに多くの植物を配合して「伊吹百草」の名で百草茶や入浴剤などが周辺の山麓で生産されていた。 かくとだにえやは伊吹のさしも草 さしも知らじな燃ゆる思ひを 藤原実方朝臣 中山道を行き来する旅人は、伊吹山の南麓の柏原宿場に入ると、たいおていはもぐさを買う。 とくに参勤交代のための大名行列がこの宿場にとまったりすると、ひとびとはあらそってもぐさを買った。 おもしろいことにどのもぐさ屋も「亀屋」という屋号を名乗っていた。 このことは近江商人がたがいに足をひっぱりあわないという気風とかかわりがあると見てよい。 一度汚したらもとに戻すに十九年以上かかるわけです。 ■街道をゆく 北のまほろば (夏)■ ■街道をゆく:北のまほろば(冬)■ ■街道をゆく27因幡・伯耆のみち■ ■街道をゆく7:甲賀と伊賀のみち■ ■街道をゆく3:肥薩のみち■ ■街道をゆく:湖西のみち/竹ノ内街道/葛城みち■ ■街道をゆく10:(羽州街道)佐渡のみち■ ■街道をゆ42:三浦半島く■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2026.01.24 00:27:30
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