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テーマ:読書備忘録(1506)
カテゴリ:読書
●「ひのえうまの女」(永井紗耶子) 許嫁を受け入れられず、大奥に入ったお利久は出世を志すのだが……。 箱根の駕籠かきコンビ、漸吉と侘助は、江戸から「道中案内記」作成のためにやってきた版元・忠兵衛に箱根紹介をすることになるも、思わぬ騒動に巻き込まれる。 ![]() ●「婿さま猫」(泉ゆたか) 動物の医者である凌雲と、その妻で助手の美津は、飼い猫がいきなり人を襲うようになったという相談を受ける。 大人しいはずの猫が人を襲う理由とは? 吉原の花魁・朝霧に身請け話が持ち上がる。 喜ぶべき話のはずなのに、朝霧にはどうしても忘れられない相手がいて……。 摺師の安次郎が手掛けた版画絵が評判を呼ぶ中、絵の題材となった娘に会わせてほしいという武士が訪れる。 切実な事情を抱える武士のために、安次郎は娘を探そうとするが……。 ●「鬼は外」(宮部みゆき)主人が突然亡くなった小間物屋を継がせるために、幼い頃に養子に出された兄が呼び戻されるが、妹は彼を偽者だと言い出す。 茂吉親分が辿り着いた切ない真相とは。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ *文の最後には決まって「めでたくかしこ」と記します。 これは宮中の女房奉書(にょうぼうほうしょ)にならったそうです。 *「小田原・・・箱根の間の駕籠代は東海道一、高いですからねえ」 (略) 小田原・・・箱根間の駕籠賃は、大磯・・・小田原間のざっと三倍だ。 *(花魁は)衣食住のうち、あてがわれるのは屋根ばかりだ。 衣装や食事、蚊帳から炭の果てに至るまで全部自腹を切らねばならない。 しかもつき従う禿や振袖新造たちの掛かりも姉女郎が背負わされるから(略) 加えて節句ごとに衣装を新調し(略)。 *女のためにすべてを捨てた男の純愛・・・木挽町あたりなら乙な芝居狂言だが、なに吉原ではよくある話。 ◎木挽町は芝居町だったのだろうか。 その名の由来は、江戸城改築にあたって木挽(木曳)職人を多く住まわせたためといわれています。 今でこそ東銀座、銀座と名前を変えているものの、歌舞伎座や柳生道場など木挽町の名前は各所で親しまれ歴史に名を残す、由緒ある地名となっています。 ●「ぼかしずり」(梶よう子)=摺師 *袖なし羽織に軽さん姿の武家(略) ◎軽衫(読み)カルサン 袴はかまの一種。 上を緩めに仕立て、裾口に細い横布をつける。 中世末に来日したポルトガル人のズボンをまねたもの。 武士から町人まで着用したが、江戸時代には町人の労働着となった。 現代でも農山村や寒い地方で野良着として用いる。 ●「鬼は外」(宮部みゆき)=目明し *表から柊(ひいらぎ)売りの声が聞こえてくる。 「豆がらぁ、柊、赤鰯(あかいわし)ィ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2026.02.09 00:15:17
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