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テーマ:短歌(1753)
カテゴリ:詩歌・名文
●考えて飲みはじめたり一合の二合の酒の夏のゆふぐれ 若山牧水 ●にこやかに酒煮ることが女らしきつとめかわれにさびしき夕ぐれ 若山貴志子 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ●考えて飲みはじめたり一合の二合の酒の夏のゆふぐれ 若山牧水 牧水は恋と旅と酒の歌でこよなく愛誦される。 ふつふつと湧きあがる思いがそのまま三十一音の歌となって、作者の孤独な心をあめつちの間に舞わせ、読者をも招き寄せた。 それにしても、牧水歌集を読んでいると、彼の酒の歌が早くから老成していたことが今さらながら驚く。 二十代半ばすぎでもうこんな歌があり、また 「白玉の歯にしみとほる秋の夜の酒はしずかに飲むべかりけり」があった。 みな独酌好みの歌だ。 「折々のうた」大岡 信 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ●にこやかに酒煮ることが女らしきつとめかわれにさびしき夕ぐれ 若山貴志子 作者は明治四十五年牧水と結婚、牧水逝去(昭三)後は牧水創刊の「創作」を主宰して貫禄があった。 酒なしには日が送れない牧水は、酒の名歌を数々残したが、新妻の歌にはそのいわば裏面の世界がある。 来客でもあったのか、妻はにこやかに台所で酒を暖めながら、しかし心のうちではその「女らしきつとめ」を疑っている。 「われにさびしき」に思いがこもって、単なる不平の歌に終わっていない。 「折々のうた」大岡 信 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ ![]() 若山牧水は大正4年、妻の病気療養のため神奈川県・横須賀市の北下浦に転居しました。 酒と旅を愛した牧水らしく、2年足らずの滞在の間、歌集を発行したり、北下浦海岸で獲れたシコイワシを肴に美酒を味わったり、野比川で釣りを楽しんだりしたと言われています。 ![]() 長沢海岸には、海を背にして見て右側にある歌碑は夫婦歌碑と呼ばれ、 牧水の 「しら鳥はかなしからずやそらの青海のあをにもそまずたゞよふ」 ![]() 背面に喜志子夫人の 「うちけぶり鋸山も浮かび来と今日のみちしほふくらみ寄する」が刻まれています。 ■おしゃれ手紙:2024.5.25(土)横須賀■ ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 俳句や短歌、漢詩なども、アンサーソング的なものってあるんじゃね?!と思い集めたものを乗せてみた。 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ 1■いくたびも雪の深さを■ 2■冬来たりなば/雪イトド深シ■ 3■山のあなた/幾山河■ 4■江南の春/沙魚釣るや■ 5■柿本人麻呂与謝野蕪村■ 6■世の中に人の来るこそ■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2026.07.11 00:08:04
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