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おしゃれ手紙

全202件 (202件中 1-10件目)

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読書

2019.10.11
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テーマ:読書(3078)
カテゴリ:読書
■あきない世傳金と銀(六)■
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
大坂天満の互服商「五鈴屋」は、天災や大不況など度重なる危機を乗り越え、江戸進出に向けて慎重に準備を進めていた。
その最中、六代目店主の智蔵が病に倒れてしまう。
女房の幸は、智蔵との約束を果たすべく立ち上がった。
「女名前禁止」の掟のもと、幸は如何にして五鈴屋の暖簾を守り抜くのか。
果たして、商習慣もひとの気質もまるで違う江戸で「買うての幸い、売っての幸せ」を根付かせたい、との願いは叶えられるのか。
新たな展開とともに商いの本流に迫る、大人気シリーズ待望の第六弾!

 「あきない世傳金と銀(六)」の表紙を見てびっくり!
なんと主人公・幸がスゲの笠を手に旅支度、帯が前帯ではない!!
大河ドラマ「西郷どん」にみる「アホバカ」と前帯
大坂の天満から江戸の出る途中の姿だった。
でも、半分以上は、天満の暮らしで江戸に出てきても開店の用意に忙しく、店が開いたのは、数ページ。
 江戸時代の大坂では、女の名前で商売は出来なかった。
子どももいない幸は、足掛け3年という期限付きで、店主になる。
●メモ●
●定六(じょうろく)
江戸と大坂を六日間でつなぐ飛脚。
歩けば半月はゆうにかかる距離を六日で駆け通す。
ゆえに、銀二匁(もんめ)ほどかかるのだ。

●大坂では、温(ぬく)ご飯は、昼餉と決まっていた。
江戸では、朝に一日分のご飯を炊いてしまう。

●大坂の商家では「買い味噌は家の恥」
江戸では、いる分だけ味噌屋に買いに行く。
●さいはらい
幸たちは、江戸にきて初めて「はたき」を見た。
当時は、「さいはらい」と呼ばれていた。
 「江戸時代のなかば過ぎころから使われ始めたもので、当時は采払いとか塵払いとよんでいた。」
と記されています。
また、『日本史小百科17 家具』(小泉和子著 近藤出版社発行 昭和55年刊行 210-N77-17)の「箒」の項に、
「なお、現在では箒というとはたきということになっているが、
はたきの方は箒と違って比較的新しい。
江戸時代になって使われるようになったもので、当時はさいはらいといっていた。」と書かれています。
更に、『日本を知る事典』(大島建彦他編 社会思想社発行 昭和63年刊行 380-O77 )の「はたき」の項では、「江戸時代から絹・紙などをさいて小竹に結びつけたものを、サイハライと呼んで塵払いに使用していた。」とあります。

今回も小説の中に、物売りの声が聞こえる。

♪とんとん、とんがらし
とんがらしの 根引きよぅ
 「唐辛子売り」
♪枇杷ぁ 枇杷の実ぃ
甘い 甘い 枇杷ぁ

 しじみぃ しじみよっ
しんじみい しんじみよっ

大根●天満名物、天満の大こーん
皮のうすーい、甘い、甘い大こーん
 
大根売りの声は■あきない世傳金と銀(4)■より。


あきない世傳金と銀
あきない世傳金と銀(2)
あきない世傳金と銀(3)
あきない世傳金と銀(4)
あきない世傳金と銀(5)
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Last updated  2019.10.11 18:01:31
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2019.10.09
テーマ:読書(3078)
カテゴリ:読書
■氷点(下)■
海難事故で出会った宣教師の行為に心打たれた辻口は、キリスト教に惹かれていく。
しかし夏枝を許せず、陽子への愛情も生まれない。
夏枝は陽子に気づかれないように冷たい仕打ちを続けている。
兄・徹は陽子に愛情をそそぐが、思いを自制するために友人・北原に陽子を紹介した。
北原と陽子は心通わせるが、夏枝は複雑な嫉妬心から、2人に陽子の出生の秘密をぶちまけてしまう。
人間の愛と罪と赦しに真正面から向き合う不朽の名作。


「氷点(上)」に続き、「(下)」も一気に読んだ。
■読書メモ■◎は私のメモ。
雪虫がとぶころになった。

◎この虫の呼び名としては、他に綿虫、東京地域のオオワタやシーラッコ、シロコババ、京都地域の白子屋お駒はん、伊勢地域のオナツコジョロ、水戸地域のオユキコジョロがある他、ユキンコ、しろばんばといった俗称もある。
小説『しろばんば』のタイトルは、この虫の中に由来する。
●・・・へらからい目にあった・・・
◎へらからい:北海道の方言)
エグい、つらい、いやな

●啓造はひさしぶりに近くの石狩川の堤防に立った。
夕焼けをうつした石狩川がうつくしかった。
みどりいろの弧をえがいた旭橋の向こうに遠い山脈がうすむらさきの線をくっきりとみせていた。
土手下の公園の中には早くも灯がついた。


●「ここがアイヌの墓地だよ。
旭川に住んでいる以上、一度は陽子に見せたかったのだがね」
丘の上で車をとめて、降りたつと、そこはただの松の林のようであった。
火山灰地の道に敬造と陽子の靴がたちまちよごれた。
(略)
墓地といっても、和人のそれのように「何々家」と境したものではなく、エンジュの木で造った墓標がつつましくひっそりと、並んでいるだけであった。
それはいかにも死者がねむっている静かなかんじだった。
死んでまで貧富の差がはっきりしている和人の墓地のような傲慢な墓はない。

「まあ、何てよい墓地なんでしょう」
陽子は啓造をみあげた。
「このごろはここにも石の墓が入ってきたがね。
いいだろう?
この世の富にも地位にもすべて縁を切ったつつましさがいいだろう?」
「本当ね、おとうさん。
このキネ型と、とがったペーパーナイフのような型とどうちがうのかしら」
陽子は小さなキネ型の墓標の前に立った。
「テキシラン」という名が刻まれている。
「ああ、それは女だよ。
とがっている方が男だよ。
この木は百年はくさらないものだそうだがね」
(略)
「元アイヌの人たちは、一度死人を葬るとその墓に近づかなかったらしいがね。
和人の墓参りの風習が、アイヌの人たちに入っていったのだろうね」
(略)
明治38年には一万坪だったアイヌの墓地が、今は950坪にへらされた(略)
●「おとうさんが小学校のころは、零下20度になるとドンと花火があがって10時はじまりだったんですって」
●ナナカマド
◎作品の中に、ナナカマドという木がよく出てくるが、旭川市の木だそうだ。
笑点■という番組は、「氷点」からのシャレで名づけられた。


「氷点」は、発表せれるやいなや、映画、テレビと大ブーム。

「キサクな雑貨店の主婦」だった三浦綾子は、一夜にして有名人に!
手にした一千万円は、13年間の闘病生活で金銭的に支えてくれた親に返したそうだ。

旭川「氷点」の舞台を行く。
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Last updated  2019.10.10 18:59:34
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2019.10.07
テーマ:読書(3078)
カテゴリ:読書
■氷点(上)■三浦綾子

■【内容情報】■(「BOOK」データベースより)
辻口病院長夫人・夏枝が青年医師・村井と逢い引きしている間に、
3歳の娘ルリ子は殺害された。
「汝の敵を愛せよ」という聖書の教えと妻への復讐心から、
辻口は極秘に犯人の娘・陽子を養子に迎える。
何も知らない夏枝と長男・徹に愛され、すくすくと育つ陽子。
やがて、辻口の行いに気づくことになった夏枝は、
激しい憎しみと苦しさから、陽子の喉に手をかけたー。
愛と罪と赦しをテーマにした著者の代表作であるロングセラー。
■概要■
1963年に朝日新聞社が、大阪本社創刊85年、東京本社創刊75周年を
記念する事業として懸賞小説を募集した時の入選作品である。
賞金は当時としては破格の1000万円であり、募集要領には
「既成の作家、無名の新人を問わない」とあったが、実際に無名であった三浦の作品が入選したことは大きな話題となった。
なお、挿絵は福田豊四郎が担当した。
継母による継子いじめ、義理の兄妹間の恋愛感情などの大衆的な要素を持つ一方、キリスト教の概念である「原罪」が重要なテーマとして物語の背景にある。

物語の舞台となった旭川市の外国樹種見本林には、三浦綾子記念文学館があり、本作の資料も数多く展示されている。


「氷点」は、今から55年前、高校生の時に新聞に連載されていた。
熱心に読んで、毎日、クラスメートとその日の内容を話、本が発売された後、買ってまた読んだ。

今回、50年以上たった今、北海道に行ったのでもう一度読んだ。
■読書メモ■◎は私の感想。

●本の始まりは、昭和21年7月21日。

●辻口院長は、学生時代から反戦思想だった。

●北海道最古の外国針葉樹を主とした人工林で、総面積、18.42ヘクタールほどある。
樹種はバンクシャ松、ドイツトーヒ、欧州赤松など15、6種類もあり、その種類別の林が連なって大きな林となっている。

●この見本林を300メートルほどつきぬけると、石狩川の支流である美瑛川の畔に出る。

●わずか16歳で監獄部屋とよばれる、おそろしタコ部屋に売られた、孤児の佐石があわれでもあった。
タコがすっぱだかに赤いふんどし一つで、道路工事をしているのを、敬造は、学生時代に旅先でみたことがある。
(あれが人間か)と思われる恐ろしい形相の棒頭が、けもののようにわめいていた。
過酷な労働にたえかねて脱走すると、鉄砲をもった棒頭たちが、軍用犬数頭とともに、それを追い、運わるく連れ戻された男は、他のみせしめに、川の中にさかさにつけられたり、背に焼けひばしをつけられる話も、その時きいた。
北海道や樺太の鉄道、道路、河川の工事などは、前借金で重労働する、このタコと呼ばれる人夫達のぎせいによって進められたことを敬造は知っていた。

◎このタコのくだりは、まったく覚えていなかった。
また、タコ部屋の語源はここにあるのかと思った。

●(略)洞爺の方で療養したいと思うんです。
◎温泉があるからか?

●蹄鉄屋の店。
◎当時、馬がよく使われていたのか、。

●橋の下のサムライ部落の一軒の窓に、赤い布がぶら下がっていた。

◎この「サムライ部落」というのも、まったく忘れていた。
調べてみること
かつて旭川市街と神楽町を結ぶ忠別橋上流の河川敷に「サムライ部落」■と称される住宅群があった。
住宅と呼ぶのもはばかられるような粗末な建物が多かったが、昭和20年代には最高で53世帯、約200人が暮らしていたという。
先ごろ亡くなった歌手の藤圭子さんの一家も一時、ここで雨露をしのいでいたと言われるが、その〝集落〟ではどんな生活が営まれていたのか─。


●「あさひがわ、あさひがわ」
◎*1905年から1988年までは「あさひがわ」で呼称。

北海道ドライブ旅行:旭川・「氷点」の舞台を行く
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Last updated  2019.10.07 00:01:12
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2019.09.21
テーマ:読書(3078)
カテゴリ:読書
■文豪お墓まいり記■山崎ナオコーラ

終戦の前日、永井荷風と谷崎潤一郎がすき焼きを食べた。

あの文豪を、もうちょっと知りたい。
二十六人の作家と出会う、お散歩エッセイ!

永井荷風(先輩作家)と谷崎潤一郎(後輩作家)は七歳差です。
谷崎はデビューしたとき、先輩作家である荷風から自分の小説を褒めてもらえたことが嬉しくてたまりませんでした。

一九四五年八月十四日、二人は疎開先の岡山で再会します。
終戦の前日に、谷崎は牛肉を手に入れ、すき焼きでもてなします。

……このように、文豪たちは互いに関わりながら生きていました。
今は、お墓の中にいます。
時代が違うので、実際には関われませんが、お墓には行けます。
現代の作家が、昔の作家に会いにいきます。
 二十六人の文豪たちーー
中島敦、永井荷風、織田作之助、澁澤龍彦、金子光晴、
 谷崎潤一郎、太宰治、色川武大、三好十郎、幸田文、歌川国芳、武田百合子、堀辰雄、星新一、幸田露伴、遠藤周作、
猫 夏目漱石、林芙美子、獅子文六、国木田独歩、
 森茉莉、有吉佐和子、芥川龍之介、内田百けん、高見順、深沢七郎。

インク壷  日本人ってお墓参りが好きだなと思う。
私もお墓は好きだけど、好きなのは、歴史のある古い墓地で苔むした小さな石塔がひっそりと立っているのがいい。

日本人ってピカピカに墓石を磨く。
周りの雑草も抜いて、「きれいにする」。

海外の墓地だとそうではない。
海外は苔むした墓地がいとおかし。
倒れた十字架の墓がそのままにしてあるのも、あわれなり。といった感じ。
 表紙にすき焼きを囲む二人の男の図。
これは、終戦の前日、永井荷風と谷崎潤一郎がすき焼きを食べた。という図だ。

なんだ、と思うかもしれないが、終戦の前日というところがミソ。
まだ誰も戦争が終わると知らない。
戦時中は、食糧難だし「贅沢は敵だ!」と言われていて、
すき焼きを食べるなど、当局に知られたら非国民のすることだと怒られる。


日記好きの永井荷風は、その時のことを日記に書いている。

谷崎氏より使いの人来たり。
津山の町より牛肉を買いたればすぐにお出でありたしと言う。(略)


戦時下でごちそうを食べるというのは、最高の反戦運動だ
と作者は書いている。
 私は、牛肉は津山か、やはり・・・。
と思った。
江戸時代には、仏教の影響により肉食が禁止されていましたが、近江彦根藩(滋賀県)と当時、津山を治めていた津山藩のみ薬として食べる「養生食」として肉食が認められていた。養生食

この本の中で私が読んだことがあるのは、中島敦、谷崎潤一郎、森茉莉だけ。
しかしこの3人は、大好きで、何回も読んだ。
(谷崎は、■細雪■を2年前に読んだ。)■谷崎潤一郎『細雪』あらすじ
 高校の時に学校に習った「山月記」で中島敦を初めて知り、以来、何回も読んでいる。
山月記
中島敦の祖父は漢学者だったそうで、それであんなに素晴らしい漢詩が書けるのかと納得。
自分の墓にも漢詩を書けばよかったのに・・・と思う。
 森茉莉も大好きだ。

私のblogのカテゴリーの中に、■「父の麦わら帽子」■があるが、あれは、森茉莉の「父の帽子」のパロディだ。(^▽^)/
モリマリ化

「だいたい贅沢というのは高価なものを持っていることではなくて、
贅沢な精神を持っていることである。
容れものの着物や車より、中身の人間が贅沢でなくては駄目である。」        
          『贅沢貧乏』より


作家の墓参りはしないけど、関連の場所に行くのは大好き。
聖地巡礼。
昨年のイギリス旅行でも、
シェークスピア、■の家や墓、
映画・「日の名残り」の舞台
バーナード・リーチの仕事場
ジェーン・オースティン原作「いつか晴れた日に」の舞台
アガサ・クリスティーの別荘
ウィリアム・モリスの家

などなど有名な人の関連の地を廻った。
聖地巡礼。
本  山崎ナオコーラの作品は、初めて。
秋のお彼岸、文豪の墓参りもいいかも。
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Last updated  2019.09.21 00:07:27
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2019.07.17
テーマ:読書(3078)
カテゴリ:読書
■天(そら)の梯(かけはし):みをつくし料理帖10(完)■

『食は、人の天なり』――医師・源斉の言葉に触れ、料理人として自らの行く末に決意を固めた澪。
どのような料理人を目指し、どんな料理を作り続けることを願うのか。
澪の心星は揺らぐことなく頭上に瞬いていた。
その一方で、吉原のあさひ太夫こと幼馴染みの野江の身請けについて懊悩する日々。
四千両を捻出し、野江を身請けすることは叶うのか! ?
厚い雲を抜け、仰ぎ見る蒼天の美しさとは! ?「みをつくし料理帖」シリーズ、堂々の完結。
結び草―葛尽くし……文化14年8月の話
張出大関―親父泣かせ……同9月~12月の話
明日香風―心許り……文化15年1月~2月の話
天の梯―恋し栗おこし……同年3月~文政元年4月の話

■読書メモ■◎は、私のメモ。

●「嘘かまことか、大坂には、庚申の日に北を向いて立ったまま黙々とコンニャクを食すと願い事が叶う、という呪いがあるのだとか」。

「四天王寺さんの『北向きコンニャク』のことかと思いますが、私もそれほどよくは知らないのです。
串に刺したコンニャクの田楽を、北を向いて食べると頭痛が治る・・・だったか、
盗みに遭わない・・・だったか、運が強くなる・・・だったか。」

◎■四天王寺の庚申コンニャク
緑の葉 ●草を結ぶのは、大切なひとの無事を祈ることのほかに、幸せを招き寄せる呪いだった。

◎■草を結ぶ

健康・長寿・旅の安全などを祈るため、また吉凶を占うため、草の葉や茎を結ぶ。古代人の習俗。
●「油揚げはね、面倒なようでも必ず油抜きをして使った方が良いわ。
そうでないと、調理しても味が沁みないし、仕上がりもしつこくなるから。」
●絵付けの皿に酢の物を装うと器の色付けのために使われた毒が溶け出す。

●江戸は、初午きりやが、大坂では二の午、三の午と続いて、小さい頃はそれが楽しみやった。」
●大阪では蛸の人気は絶大であった。
盛夏の頃、辛子酢味噌で和えたり、煮つけたり、と様々な料理に用いられる。
また、その姿のまま透き通った飴色に近くなるまで、しっかりと干した蛸も人気で、こちらは保存食として通年、
活用されるのだ。

天(そら)の梯(はしご)
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Last updated  2019.07.17 00:02:47
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2019.07.03
テーマ:読書(3078)
カテゴリ:読書
■雛の鮨■
日本橋にある料理屋「塩梅屋」の使用人・季蔵が、刀を持つ手を包丁に替えてから五年が過ぎた。
料理人としての腕も上がってきたそんなある日、主人の長次郎が大川端に浮かんだ。
奉行所は自殺ですまそうとするが、それに納得しない季蔵と長次郎の娘・おき玖は、下手人を上げる決意をするが…。
(「雛の鮨」)。
主人の秘密が明らかにされる表題作他、江戸の四季を舞台に季蔵がさまざまな事件に立ち向かう全四篇。
粋でいなせな捕物帖シリーズ、遂に登場。

食べることも、料理も好きで、時代物の本が好きなので■「みをつくし料理帖」■シリーズを読んだ。

「雛の鮨」もそんな本かと思って図書館で借ったが、内容は違った。
こちらは、まったくの期待外れ。

「雛の鮨」は、書き方が雑!
料理人の季蔵が事件を解決するとあるが、料理の献立や店の様子、材料など料理と店が描かれていない。
事件を解決といっても、???と思ってしまう。

作者の力量不足だが、編集者はこれでOKを出したのかと首をひねってしまう。
レビューを見たが■私も同じ思いだった。
続きもあるようだが、読まない。
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Last updated  2019.07.12 00:24:55
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2019.07.02
テーマ:読書(3078)
カテゴリ:読書
みをつくし料理帖(9)美雪(みゆき)晴れ

名料理屋「一柳」の主・柳吾から求婚された芳。
悲しい出来事が続いた「つる家」にとってそれは、漸く訪れた幸せの兆しだった。
しかし芳は、なかなか承諾の返事を出来ずにいた。
どうやら一人息子の佐兵衛の許しを得てからと、気持ちを固めているらしい―。
一方で澪も、幼馴染みのあさひ太夫こと野江の身請けについて、また料理人としての自らの行く末について、懊悩する日々を送っていた…。
いよいよ佳境を迎える「みをつくし料理帖」シリーズ。
幸せの種を蒔く、第九弾。
*神帰月―味わい焼き蒲鉾……文化13年11月の話
*美雪晴れ―立春大吉もち……同年12月~文化14年1月の話
*華燭―宝尽くし……同年1月~2月の話
*ひと筋の道―昔ながら……同年2月の話
富士日和 (特別収録)……同年2月の話

●読書メモ●
●♪寒紅ぃ(かんべに)、寒中の丑紅ぃ
  唇の荒れに、丑の日の寒紅ぃ

◎寒紅売りの声。
寒中に製した紅。
特に、寒中の丑うしの日に買い、あるいはつけたものは丑紅ともいわれ、子供の疱瘡ほうそうなどによくきくといわれた。
[季] 冬。
ベニバナは全国的に栽培されていたが,収量が少なく〈紅1匁,金一匁〉といわれたほど高価だった。
特に良質の紅は,冬のいちばん寒い寒(かん)のうちの深夜,それも丑の刻につくったものが色も変わらず品質も優れていたので,寒紅(かんべに)とか丑紅(うしべに)とよばれて珍重されていた。
紅は皿や猪口(ちよこ)や小筥(こばこ),板などに塗りかさねて市販された。

●銀杏は、肺を温め、咳を鎮め、また頻尿を防ぐが、食べ過ぎると毒。

◎■ぎんなん中毒による症状は、主に嘔吐と痙攣だそうです。
ほかにも顔面蒼白だったり、呼吸困難、めまいや意識混濁、便秘、発熱なども起こるそうです。


●「一年中のご調法、ご調法」と、老いた暦売りが・・・(略)。

◎暦売は京坂では〈大小柱暦巻暦〉,江戸では〈来年の大小柱暦とじ暦〉,閏(うるう)月のある暦を売るときはそれに続けて,〈閏あって十三ヶ月の御調法〉と言った。

●これをあてに酒が飲める。
◎店主、種市は、江戸の人。
酒の肴を「あて」と言うのはおかしいのでは?
●卵の白身だけでも売れる。
 蝋燭の流れたのだろうが、抜け落ちた髪の毛だろうが、大抵のものは売り手も買い手もつくもんだ。
◎恐るべし、江戸のエコ社会!!
●嘉兵衛のような、あるいは柳吾のような料理人にはなれない。
後世に名を残すこともない。
それで良い、否、それでこそ良い。
(略)料理人として、食べるひとを健やかにする料理こそ作り続けたい。

◎この澪の思いは■民藝■の心だ。
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Last updated  2019.07.12 00:22:27
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2019.06.27
テーマ:読書(3078)
カテゴリ:読書
みをつくし料理帖8:残月


吉原の大火、「つる家」の助っ人料理人・又次の死。
辛く悲しかった時は過ぎ、澪と「つる家」の面々は新たな日々を迎えていた。
そんなある日、吉原の大火の折、又次に命を助けられた摂津屋が「つる家」を訪れた。
あさひ太夫と澪の関係、そして又次が今際の際に遺した言葉の真意を知りたいという。
澪の幼馴染み、あさひ太夫こと野江のその後とは―――(第一話「残月」)。
その他、若旦那・佐平衛との再会は叶うのか?
料理屋「登龍楼」に呼び出された澪の新たなる試練とは・・・・・。
雲外蒼天を胸に、料理に生きる澪と「つる家」の新たなる決意。
希望溢れるシリーズ第八弾。
残月―かのひとの面影膳……文化13年6月~7月の話
彼岸まで―慰め海苔巻……同年7月~閏8月の話
みくじは吉―麗し鼈甲珠……同年閏8月~9月の話
寒中の麦―心ゆるす葛湯……同年9月~10月の話
秋麗の客 (特別収録)……同年9月の話

■読書メモ■
■アジサイには毒がある。

アジサイ属(広義アジサイ)の一部の種では、ウシ、ヤギ、人などが摂食したことによる中毒事例が報告されている。
症状は過呼吸、興奮、ふらつき歩行、痙攣、麻痺などを経て死亡する場合もある。
日本では2008年6月に、料理の飾りに使われたアジサイの葉を摂食した客が中毒する事故が発生し、嘔吐・めまい・顔面紅潮の症状を示した
■朝顔の葉で、かゆみ止め

■吉原廓の女郎の年季は、27歳の年の暮れまで。

■料理の塩のあてかたには、
紙塩、立て塩、振り塩、撒き塩といろいろある。

■塩味は、冷めるときつく感じる。
逆に熱が加わると柔らかになる。
だから汁物は、熱いうちに出すことが大事。

■具が干瓢のみの巻きずしは、見たことも食べたこともなかった。
■古来より「時告げ鳥」の名を持つ鶏は、神の使いの神聖な鳥で、その肉はもちろん、玉子を食することも長く禁忌とされてきた。
たまご■玉子を産まなくなった鶏は神社に放すしかないから鶏だらけの神社も多い。

「みをつくし料理帖第八弾:残月」
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Last updated  2019.07.08 00:03:30
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2019.06.24
テーマ:読書(3078)
カテゴリ:読書
■みをつくし料理帖(7):夏天の虹■
 
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
想いびとである小松原と添う道か、料理人として生きる道か…澪は、決して交わることのない道の上で悩み苦しんでいた。
「つる家」で料理を旨そうに頬張るお客や、料理をつくり、供する自身の姿を思い浮かべる澪。
天空に浮かぶ心星を見つめる澪の心には、決して譲れない辿り着きたい道が、はっきりと見えていた。
そして澪は、自身の揺るがない決意を小松原に伝えることにー(第一話「冬の雲雀」)。
その他、表題作「夏天の虹」を含む全四篇。
大好評「みをつくし料理帖」シリーズ、“悲涙”の第七弾。

【目次】(「BOOK」データベースより)
冬の雲雀ー滋味重湯/忘れ貝ー牡蛎の宝船/
一陽来復ー鯛の福探し/夏天の虹ー哀し柚べし


澪が想い人の小松原との結婚を諦める。
匂いや味の感触をなくす。
又次の死。
悲涙の第七弾
●読書メモ●
●掻敷(かいしき)

料理を盛る器や神饌(しんせん)にしく「木の葉」や「紙」の総称で、食器がなかった古代は、食べ物を木の葉に盛りつけたといわれています。
■神饌(しんせん)とは、神様にお供えする食べ物のことです。
そして、このことから「かいしき」が使われるようになり、主に現在では、料理におもむきを持たせる目的で使用します。

切腹の前に、篠の掻敷(かいしき)に昆布の帯と塩を肴に酒を飲ませるのが作法。

料理に多く使われる「ささの葉」
ささの葉は昔、切腹する人に出す「かいしき」に使われたという理由で忌み嫌われましたが、抗菌や殺菌の効果がありますので魚料理に用いられ、生ものを使用する寿司に敷いたり、巻いたりすることが多いです。
■かいしきの主な例(木の葉類)■
●鏡もちにそえる「ゆずり葉」

ゆずり葉は、新しい芽が出てから古い葉が落ちることからこの名があり、だいだいの実と同じように、親子代々相継ぐめでたい葉という意味があります。

●難を転ずる「なんてんの葉」
なんてんは漢字で「南天」と書きますが、これを「難転」として、災難に合わないようにという願いが込められ、料理以外にも家の鬼門にあたる方角に植えたりします。
 
●かしわもちに使う「かしわの葉」
こちらは、かしわの葉が新芽が育つまで枯れないという理由から、5月5日の端午の節句にお供えとして使われ、子孫繁栄を願って縁起をかついだものといわれています。

●燕の鳴き声
虫食って、土食って、渋ーい
虫食って、土食って、渋ーい

●東西のちがい●
故郷の大坂には無く、江戸に出て初めて知った商いに、刺身屋がある。
鰹(かつお)や鮪(まぐろ)の類が多いのが、魚を刺身にして安価に売るのだ。
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Last updated  2019.07.06 00:03:25
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2019.06.22
テーマ:読書(3078)
カテゴリ:読書
あさきゆめみし―源氏物語 (13)■完

浮舟の姿を偶然見て一目惚れしてしまった匂宮。
薫の君と結ばれていることを知りながらも、強引に関係を持ってしまいました。
浮舟も浮舟で、薫の君とはまた違う匂宮の情熱的な愛に心奪われてしまうのです。
しかし2人の密通はすぐに薫の君にばれてしまいました。
薫の君か、匂宮か……思い詰めた浮舟は、そのおとなしい性格からは想像もつかない行動に出るのです……。
最終巻では薫の君と匂宮、浮舟が三角関係に。
2人の貴公子から思われているのに、浮舟はまったく幸せになれません。
どちらかを選べば、どちらかを裏切ることになる……相反する彼らの魅力が素晴らしすぎて、彼女には恋を楽しむ余裕がありませんでした。
さらに薫の君と匂宮の対抗意識が、より事態を悪化させることに。
そして本作において最大ともいえる悲劇が起こってしまうのです。
恋の果てに何かを得た人もいれば、何かを失ってしまった人もいる……ラストは、穏やかな救いの光が差し込むような、趣深いものとなっています。

●読書メモ●
*は私の気持ち。
*この巻でヒロインになっている浮舟は、天皇の息子、八宮の子。
八宮の北の方が亡くなったとき、身分の低い女に産ませた子供で、
八宮は、浮舟を子どもと認めない。
薫は、浮舟を愛しながらも、身分の低い娘と、心の底では思っている。
匂宮(におうのみや)は、薫と張り合って、浮舟を愛するようになる。

3人ともに、男の身勝手が描かれている


「なつかしお文をしまっておいて時折ながめるのが奥ゆかしい楽しみだというのに・・・。」   

*浮舟は、薫や匂宮からもらった手紙を焼くが当時は、残しておいて、時々読むのが普通だった。

世の中は 夢の渡りの浮橋か 
うちわたりつつものをこそ思へ


詠み人知らず

世の中というものは、夢の中で浮橋を渡っているようなもの。
その橋を渡りながら、絶えず思い悩む。


思い悩む、浮舟と薫の気持ちを表したような歌。
 

*浮舟は、悩んだ末、髪をおろして尼になる。

長い黒髪は、美人の象徴であり、若さの象徴。
故に、黒髪を切り尼になるとは、その若さを捨て、人生を捨てることになる。

この黒髪を若さ、美しさの象徴とすることは、長く続き、明治期の与謝野晶子の歌にもある。

・その子二十 櫛にながるる 黒髪の おごりの春の うつくしきかな

         与謝野晶子
そうだったのか平安時代

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