2019.02.07

負けんとき(下) ヴォーリズ満喜子の種まく日々:玉岡かおる

テーマ:読書(3344)
カテゴリ:読書
■負けんとき■ヴォーリズ満喜子の種まく日々:玉岡かおる

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
キリスト教伝道のため来日し、近江兄弟社を設立したW・メレル・ヴォーリズは、関西学院、軽井沢ユニオン教会などを手掛けた建築家としても知られる。
留学から帰国した満喜子はメレルと出会い、周囲の猛反対を押し切って、結婚する。
近江八幡に居を構え、幼児教育に邁進する彼女と日本に帰化した夫の前に、様々な因難が待ち受けていたー。
二人の愛に満ちた生涯を描く感動の長編。
負けんとき(上)

かつて播州・小野藩主だった父、
朝ドラ「あさが来た」のモデル、広岡浅子の娘婿が兄、
そして夫が、多くの建築を残したヴォーリズ・・・。

一柳満喜子は、その娘で、妹で妻。
当時としては、高等教育を受けたとしても、
満喜子本人が特に偉大というわけではなかったと感じる。

●読書メモ●
★は私の感想。

●ヴォーリズは、広岡浅子の依頼で浅子の娘夫婦のために曽根崎に家を建てる。

*建築予定地は、江戸堀から川を二つはさんで北側にある曽根崎の森だ。
かつて近松門左衛門が描いた悲劇の心中事件が実際にあった場所で、その界隈はまだ江戸時代からたいして変わらぬ森に覆われ、
他にも川の北には南森町、森之宮など森のつく地名が多くある。

商業地としての喧騒にある江戸堀とは違い、静かな環境は子供たちにとっても好ましかった。

「東京に出張するにも、すてんしょんが近い曽根崎やったら恵三さんも便利やろと考えてのこと。」


★かつて大坂のまちは「北船場、南船場、天満」の「三郷」からなっていた。
大阪・梅田に、汽車の駅、すてんしょんが出来てから曽根崎などにもまちが広がったのかも。

私の元同僚(今80歳)の父親は、すてんしょんと言っていたという。
●啓蒙の為の短期講習会を広岡浅子の別荘で開く。
参加者の多くは勤めを持つ教師や家庭人だ。
その中の一人に、ふーちゃんという子がいた。

*「ふうちゃん」とよばれるその受講生もたいして豊かではない農民の出で、十四歳で代用教員になって家計を助けていると聞く。
(略)
ふうちゃんと呼ばれていたその受講生、市川房江が、やがてアメリカに単身飛び出し、
帰国後、男女の差なく国民すべてが国政に参加できる普通選挙を目指して戦う象徴的存在になることは、
まだこの日の浅子たちには知るよしもない。
●琵琶湖に浮かぶ■沖島(おきのしま)■とメレルの間に熾烈な戦いがあった。

★今回初めて知った。

●大同生命本社ビル
*白亜の建物に周囲の壁には船のとも綱を結ぶためのピクナル・・・
ゴシック建築にみられる尖塔が、ぐるり、建物を飾る。
ヴォーリズ夫婦の元には、天皇家に関わる話が多い。

*昭和天皇の弟・高松宮が滋賀県・近江八幡に来ている。

*大正天皇の妻が軽井沢の満喜子を訪ねてきた。

*終戦後、戦犯になるかもしれない昭和天皇がヴォーリズの提言で戦犯として処刑を免れた。
その文書は「ヴォーリズ・ファイル」として残っている。

*平成天皇が皇太子時代、皇太子の家庭教師ヴァイニング夫人の晩餐会に招かれた。
●地味にスゴイ??校閲??
地味にスゴイ!
*「ええ種(し)の家の子供を集める・・・」
★これは「えぇ衆(し)」と書くべきでは??


*「(あなたは一番上の長兄だもの。)」
★一番上の長兄って言葉がダブってる??

*以後、僕にとってウィリアム・メレル・ヴォーリズはまだあったことのない(もちろん、今度とも会う予定のない)人・・・
★(・・・今後とも・・・)
じゃないのか??

*が本★が私。
自分は誤字脱字の女王なのに、人のことが気になる・・・。
(ノД‘)

タイトル、「負けんとき」とは、広岡浅子の言葉。
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Last updated  2019.02.07 13:29:02
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