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カテゴリ:コミック感想
これ、けっこう好きな内容なんですよ。 ありがちなシンデレラものでこれといって目新しさはないんですが、かわいいなと思える内容です ただ、致命的といっていいほど、絵がまだまだ稚拙で…狼男のメルヴィンがちっともイケメンに見えないんですよ… 漫画としてはそんなに稚拙さは感じなくて読みやすい方なんですが、人物絵がなんとも…あまりうまくないかなぁと… とはいえ、オオカミ時のメルヴィンはかっこいいかもですね… 冒頭からでわかるとおもうんですが、顔の位置と首の位置があってなかったり、ひょろっひょろしてて体がぺらくて…あとは動きのある絵もなんかなぁという感じで、なんとも「惜しい」感じがしました。 内容はほんとテンプレでして、継母と義理の姉にしいたげられていたヒロインの「のの」が、偶然「大きな犬」とであい、そこから始まる契約婚約譚ってやつなんですよ。 で、契約結婚というか婚約を持ち掛けてきたのが「狼男」で、これはしばらくの間隠したまま話は続くんですよね。 ののはというと、犬が大好きなこともあって「狼」に変身しているときの「オオカミさん」が大好きでもふもふしまくり。すっかりのののことがすきになってしまったメルヴィンは真実を告げられず・・・という、若干コメディなノリもあります。 そんななかで義理の姉の「いじわる」なんかもおこってくるわけですが。 惜しいと感じたところは設定自体にもあって、この狼男な旦那様メルヴィンは外交官なんですよ。あ、ちなみに時代は大正くらい? それはそれとして、外交官なんだけど、執事がひとりしかいないせいで、屋敷のセキュリティーががばっがば。どしろうとのヒロインの姉二人が空き巣にはいって反物を強奪するということもやれちゃうんですよ… いやーさすがにこれはどうかな… 現代ものじゃないし、事情もあるから使用人はいない、という設定にしても、さすがに「外交官」の屋敷でそれって、できちゃまずいでしょ… こういった細かな、「うーん」が随所にあるのが惜しかった。 あとは主人公たる「のの」の設定でしょうか。 背が高い、という設定をあまりいかせてないのだけど、この設定自体は良かったと思うんですよ。大きいから目立つし、それで嫁のもらいてがないとからかわれても、まあ、なんとなくあるかなと納得できます。 惜しいなと思ったのはキャラデザの「眼鏡」です。 これ、眼鏡はあとでかけさせるとかでよかったんじゃないかな? 視力があまりよくないって設定にしておけば、メルヴィンが狼に変身したところを「見られた」と思い込むのも流れ的に納得できるんですよ。見られていたと思っていたけれど、じつはののは目が悪くてちゃんと見えていなかった、とかね。 そしてなにより問題なのは、貧しい生活を余儀なくされていたはずなのに「眼鏡」はゆるされるんだ、というもやもやです。 ろくに服も買ってもらえず食べ物もあまりものを…って設定なのに、この時代ならは高級品であろう眼鏡を常時かけているって、不自然でしかないんですよ。 キャラデザとして「ドジな眼鏡っこ」にしたかったのかもしれませんが、さすがにその設定は昭和の古い漫画すぎる。 字を習うことになった時に一緒に買ってもらうとかでよかったのに、初期装備してますからね、眼鏡。 ほんとにこの眼鏡設定は邪魔にしかなってません。 いずれ眼鏡をはずして実は美人でしたーってやるにしても、そんなん髪型かえるくらいでいいんですよ。 絵自体はわるくないとは思うんですが、やはり人物キャラをもっと丁寧に描いてほしかったかなぁ、と。 例えば執事のデザインもそうなんですが、モノクル…片眼鏡もなんつーかおざなりっつーか。 あんなんなくていいですよ、なんか浮いちゃってて変ですし…おかっぱなのはまあいいんですが、なんかかなり雑に感じてしまう線なんですよ、描き方が。 これは後々登場してくる性格のいいご令嬢もそう感じました。 人物キャラではないんですが、 盗まれた「反物」の柄にしても、なんか変なトーンを貼ってあるだけで、高級感を感じられないんですよ。 かなり高級な反物だと言ってるのに、なんであんなダッサいトーン貼っちゃったかな… 急ごしらえで描いた同人のような出来なんですよ、全体的に。 ただ、ヒロインもそうですし、狼男な旦那さんも、決して嫌いなキャラではありません。 ののは、うじうじしつつも次第に前向きになっていくし、犬好きなのはちょっと大げさで、かつ犬好きになるには弱い過去だったりしますが、まあ、「わんこ大好きっ」って設定自体はいいので、ここをもっとコミカルにしてくれてもよかったかな。 メルヴィンの方はちゃんとコミカルな描写が多いから、楽しめます。 めっちゃわんこ気質なんですが、狼男であることを隠している葛藤もちゃんと描かれているので、それなりに好感はいだけます。 まわりのサブキャラは…じつのところ、これといったいいキャラがいないのですが、短く終わってしまった話なのでしかたないかな? とにかく「絵」ですね。 絵がもっとうまくならないと、さすがにこれはちょっと厳しいかなと感じました。 内容はほんと…わりと好きな方なんですけどね てことで、絵はほんと拙いんですが、きがるにさくっと読む分にはよいかとおもえる話でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.11.11 22:00:05
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