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カテゴリ:コミック感想
桑田乃梨子のファン歴も随分と長くなりまして… 初めて読んだのは高校生の時でしたねぇ 「青春はバラ色だ」「人生はバラ色だ」の連作を読んだのがきっかけで、以降、コミックを毎度買っていました。「ひみつの犬神くん」もですよ。 コミック全部かってんぜーってほどではありませんが、「花とゆめ」コミックスの頃からフリーになってからもずっと追いかけていて、上記の二冊はそこそこ新しめのコミックです。 そうはいってもけっこう何年か前ですね、これも。 桑田まんがってのは、良い意味で「かわらない」んですよ。 作画もなんですが、作風が固定されている感じで、かなりゆるい。そのゆるさゆえにファンも多いと思うんですよ。 大ヒット作品ってのがあるわけではないですが、なんともほどよい日常もの感があって、ストレスがなく読めるんですよね。 未解決の方は、ちょっぴりしんみり、といった内容なんですが、もちろんとってもゆるいです。 事故死してしまった友人にとりつかれた男の子の日常ともいえますが、なんつっても「れっつ成仏」ってくらいにはゆるいです。 ただ、ほんとうに良いなと感じるのは…「日常」がごくふつうにくりかえされていって、それが当たり前で、ふつーでいいなぁと改めて思えるところなんですよ。 幽霊の雰囲気がとってもゆるいのですが「おそろしくていえない」よりさらにゆるい。 それでいて「幽霊」の解像度がけっこう高いんですよね、オカルト好きなだけはあります。 事故死してしまった友人は、言いたいことがあるのにと友人にとりつくわけですが、その「言いたいこと」を思い出せない。 その「言いたいこと」って、さいごでちゃんと明かされるんだけど。 うん、そうだね、そういうものだよ、としんみりしてしまいます。 桑田氏の高校生って、不思議と「現代っこ」的な雰囲気はなく、いつの時代の生徒なのかはっきりと明示されないのがよいところなんだと思います。 したの「山があったと」もそうで、こちらも男子高校生…しかも双子のお話なんですが、すんごくゆるくて、高校生にしては幼くもあり…「今どきの若いもん」的な雰囲気も不思議となく、ただ、なんとなく「懐かしい」と感じる「高校生」なんですよね。 どちらにしても、のほほんとしている。 双子の兄の方は、これといって目立つところのない凡庸な男の子。弟の方が地味にもてるんだけど、弟の方にしてもこれといってきらきらしいイケメンってわけでもなく、まぁいっちゃなんだけど、ごく普通の子です。 でも「モテ度に大差」ついてるんですよね。 で、それを兄はちょっとだけなんでかなと思ったりしつつ、でも別段悩んでるわけでもなく。 いちおうラブコメのようなんですが、ラブというほどの内容ではないんですよ。 もうほんとに、これといって物語があるわけでもない、ただの日常もの。 でもこれが作風として定着しているので、「なんだこれ」とはならないんですよ。ただ、ファン向けというか、好みは別れると思います。 ファンが作家買いする感じの漫画家さんかな? 雑に見えるような線画だけど、そこはさすがに長く描いているだけあって、デッサン崩れてるとかはないんですよ。間のとりかたがうまいというか。 全方向に勧められるといったコミックではないけれど、なんだか好きなんですよね、桑田まんが。 いろんなコミックや小説を読んでるようで、それら関連のネタがちらちら出てくるのもちょっと面白かったり。 上のコミックはあくまで桑田漫画好きな人にはほっこりできる、といった内容のものです。 疲れたときにちょっと読むのにちょうどいいんです。食後のお茶みたいな感じかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.12.13 22:00:06
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