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コミックや小説の感想つれづれ書き~かなり雑多に

コミックや小説の感想つれづれ書き~かなり雑多に

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2026.03.09
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カテゴリ:コミック感想
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妖精の愛し令嬢を先に読んでいたおかげで耐性ができていました。おかげでこっちのがマシじゃね、とすら思えましたが、全然マシではありませんでした。

といいますか、これって「少女漫画」なんでしょうか?
なんか違いますよね?絵はいっけん可愛く見えますが、べつに少女漫画としてはまったくうまくないし、イケメンも出てこないし、クズしかいないし、ほんとヒロイン含めてクズしかいないし、あと会話もなり立ってないし…

少女漫画じゃないにしても、まぁ、ふつうにひどいです。
内容もキャラも会話も、おっそろしく意味不明です。

それはさておき。
まずはですね、

シェイクスピアに謝罪しろ。と言いたいかな。
シェイクスピアが好きな人は、これ、どこにもそういう要素ないので読まない方がいいです。

わたしは冒頭読んで、いみわからんなりに、これはシェイクスピアとある以上、シェイクスピアの悲劇喜劇をネタに擦ったコメディかと思ったんですよ。
最初の婚約破棄のしてもそうで、あれをシェイクスピア風にアレンジしていくのかな?そしてあえて「喜劇」としていくのかな、と。


冒頭の会話で、なぜヒロインが人生は茶番だ、劇だと思ったのか理由はわからんけど、まあ、名前がシェイクスピアなんだからと強引に、会話のながれと関係なく「作者」のネタをだしてきたのかな、と。

婚約破棄にしてもたしかに「喜劇」としてとりあげて、それこそ難波の「新喜劇」みたいにすりゃおもしろかったかもしれないじゃないですか。

でも、「劇」の要素なんてどこにもないんですよ…

なんかただスンッてしてるだけ。

んん?
そして「演じればいいのね」といいながら、演じようとしないし、そもそも何の役を演じようとしてるのかもわかんないんですよ。

例えばヒロインのイヴェッタが演劇大好き令嬢で、趣味が「観劇」おかげでさまざまな劇の台詞を、千の仮面を持つ少女バリに一言一句覚えていて、演じられる、という設定があるというならわかるんですよ。

この婚約破棄のシーンは、「××という劇の冒頭シーン、たしかヒロイン役がこれこれこうでこういう台詞を言う」と思い浮かべ、その場面をなぞってやればいいのね、として、ヒロインが実際「演劇」、「ひとり芝居」を打って出る、ならわかるんですよ。
だって名前が「シェイクスピア」ですよ?
そういう話を期待するじゃないですか。

でもこれちがうんですよ。
話が進んでいっても「演劇」要素は何一つないし、ジェイクスピアの様々な悲劇喜劇の話が練り込まれてるなんてこともなかった。

これ、ただのなろうおなじみ「追放もの」ってだけじゃないですか…
追放されたやつが実は万能主人公であとになって無双してザマァしちゃうよっていう


まあ、それならそれでいいんですが、これ、ヒロインの設定がすごすぎるんですよ。
ただまあ、多少の納得感はあります。

現実の神話でもそうですが、一神教の神様ってこう…俺様以外をあがめるやつは即全滅な、俺様だけをあがめ称えよ、俺様の命令は絶対だ、って感じでしょ、某神様さぁ…

この神様に愛されているってんなら、たしかにそういう天罰ありそうだよなぁと思うんですよ。
無自覚でもぜんぜんいいです。

このヒロインは絶対恐怖の神、唯一神であり、逆らってはならないもの、あがめなければならないもの、というのはわかります。メタ的な話になってしまうけれどね。

このヒロインのイヴェッタはちょっと祈れば火も起こせるし、木もはえてくる、嫌な奴だなと思ったやつらはその「罪」よりもはるかに重たい罰がくだる。

「悪魔の申し子」ではないんですよ、悪い意味で。

独裁的な神がこのヒロインの庇護者であり、逆らうやつは皆殺し、なんですよ。
ヒロイン自身はそれを無自覚に享受している。だってこれ、知ってたら首くくるレベルのことなんですよ。

道行で出会った冒険者ふたりの報酬が安いことにかんして、納得いかないイヴェッタ
この仲良くしてくれた冒険者二人に対してなんらかの恩恵をダイレクトに与えてくれるわけではなく、ちょっと嫌な感じのギルドおっさんに、悪魔のような「天罰」を下すんですよ。。。なんでそこまでやられなくちゃならんの?ってくらいひどい「天罰」なんですよ。
でもね、これ「神様」の天罰だから、まぁ、そんなもんかと思えてしまう。

それはそれとして、この「天罰」の内容をイヴェッタが知ったら?
漫画では知らないことになってますが、もし知ったら、「わたしのせいで」となるでしょ?
いや、ならんかこのヒロイン…

冒険者二人との道行でも、釣りをしてたらドデかい魚が釣れました。木がとつぜん湧いて出ました。
それらに対して何の疑問も挟まないですからね。

神の恩恵だとしても、「やりすぎ」と思わなければならないんですよ。

この神の「天罰」というよりは一方的な虐殺を、ヒロインは「しーらないっと」にしてしまっている。

婚約破棄の件で出てきた、王子を寝取った女がいるわけですが、この寝取り女の「復讐」、じつはとてもまっとうなものなんですよ。あんなクズな男を寝取らなけりゃならなかったなんてお気の毒さま…とすら思えましたよ。

そうそう、この寝取り女のこともね。
ジェイクスピアだし、悲劇復讐キターーーと思ったんですよ…うん、そんなの描けるはずなかったっすねっていう。

あとは、王子のパッパ、クズ王様なんですが、これが非常に下劣でおもんないんですが、これはもしやリア王かなんか…いや違う…なんだろ、ただのバカだ…

絵もぶっちゃけうまくないんで、蹴ったり殴ったりがぜんぜん面白くないし、ちゃんと「喜劇」をかけてないんですよね

というかこれってほんとに何をメインにした話なんでしょうか?

ヒロインのイヴェッタの逆ハーもの?
に、しては見た目にかっこいい男がいないしなぁ?
ただのなろう冒険もの…にしては中途半端だし。

なんかこう…少女漫画っぽさもないし、かといって、少年向けいつものなろうにしても、すごく中途半端なんですよ。

なろうの追放ものがおもしろくないのは仕様なので仕方ないかもしれませんが。



ただこれ、描き方をちょっとかえていれば面白くなったかもしれませんよね?
「神の切り花」として、ありとあらゆるところに災厄をもたらし続けるヒロインと、その災厄を避けながらもヒロインを追い詰めていこうと画策する復讐女、という構図にしてくれればね。

シェイクスピアとして「悲劇」「復讐」を回収できるじゃないですか。
復讐女が最期、結局は天罰にあって死にかけるも、その際にイヴェッタの周りには崇拝者しかおらず、ただの一言ですらイヴェッタに逆らえない、近寄れない、結局イヴェッタは孤独であり、たったひとりで舞台に立っているだけ。「神の切り花」は大地に根を下ろして割くことはなく、切られた故に、もう枯れるしかない。
朽ちていく貴女を観賞することは叶わなくなったけれど、どうか最期まで舞台から降りず、演じ切って。

とでもいえばかっこいいやん、復讐女。

あ、これ完全に主役間違ってますね?

そう、このイヴェッタは「主役」でありながらも、主役として立ってはいけない人物だったんですよ。

だってどんなトラブルが起こっても、ヒロインがちょっと神様に「こわーい、たすけてー」と祈れば、一発解決、ですよ?

あるいは村ごと、国ごと滅ぼせるんですよね?
神様の影響力がどれくらいかはわかりませんが、国くらい亡ぼせるでしょ。




そうそう、それと。
ところどころで会話がちんぷんかんぷんなんですよ、大丈夫ですかね、これ。

はじめの冒険者と遭遇した話でも、国外追放されたヒロインに対して冒険者姉が聞くんですよ
なんで国外追放されたのか、と。
で、ヒロインは学校でいじめや嫌がらせをしていたから追い出されたと。

ほんで冒険者姉は
「なんでそんなことで国外追放なんて!
腕や足をぶった切ったくらいじゃないと釣り合わんだろ」


はて??
物を盗んだり人を突き落とそうとしたり、に対しての「罰」としてそれくらいじゃ「釣り合わん」?

いやまって、さらにおかしいのがつぎのヒロインの台詞で

「いえいえ手も足もご無事ですよ。お元気にされてます」

うーーーーん?って言いたいのは私なんですけど。

これってつまり、手足をぶった切ったのがヒロインの方だと聞いてるんですかね、冒険者姉?

「あんた本当にそんなことしたのかい?」

とさらに冒険者姉は聞くんですが、この「そんなこと」はどこにかかるんですかね…
物を盗んだり…のところ?

いやじゃあなんで手足ぶったぎったりを入れた?
ここ、たった数コマでわからん会話すぎて…
だいじょうぶこの漫画描いた人…と心配になるレベルです。ちなみにこういう訳の分からない会話?がめっちゃあります。

そんなことしたのかと聞かれてヒロインはなぜか
「わたしを信用してくださるのですか」
と聞くんですよ?

いやいや、だからね、「そんなことしたのか」と事実確認をしているのに、なんでそこが「信用した」につながるんですか。
さらに冒険者ふたりは、よく知りもしないイヴェッタのことを「そんなケチな嫌がらせに興味ないだろ」みたいに言うんですよ。
あって数分しかたってないにも関わらずですよ?いやそれが数十分だとしてもおかしいでしょ。

単純に、「あんたがそんな嫌がらせをするような人間には見えない」とだけ言うのならまだしもなんですよ。「見えない」だけですからね。見た目の話ですので。
でもなんで赤の他人で、ついさっきまで知りもしなかった人に興味ないだろと断言されるんですかね、それって内面を知っているからこそ出る台詞なんですよ…

いやーほんとひどい。

会話って知ってますかねっていう流れなんですが、これってつまり「作者」が知っているから読者も知っている態で話されるってやつなんですよ。

たしかに読者は「初対面」ではないですからね、イヴェッタと。

この漫画家さん、おそらく無意識にそれをやっちゃってるんですよ。
いたるところで、会話の脈略がなくなってて、なんでそのキャラが、その事情をしってんの、その場にいなかったでしょってのが多いし、あるいは展開をこうしたいから、こういう台詞でオネシャスみたいなのもすんごく多い。


ようするに「物語」として成り立ってません。
シェイクスピアに謝れ。


まあそんなわけで、絵も稚拙ですし、それ以上に会話も日本語も稚拙、さらにいうとヒロインは災厄まき散らし装置なので、とてもじゃないけどお勧めはできません。



けど、こういうのがきっとアニメ化されるんだよなぁ…という変な予感はあります。
物語として成り立ってなくても、アニメ化はべつものですもんね。
そういう「災厄」はありうることです。

読むと胸糞悪くなるのは確かなのでお勧めはできないんですが、会話の意味不明さを確認する作業本としてならいいかもですね、創作者さんは読んでおくといいかもです。この「会話」のおかしさに気づけないと、同じ轍を踏みますからね。





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最終更新日  2026.03.09 21:00:06
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