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音伽奏誌

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2005年03月16日
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2年弱、レッスンした生徒が、音楽学校の入試に合格しました。
(パチパチ!)

それは、私も卒業した、音大の卒業生が進む学校ですが、
彼女は、一般大学卒業の経歴で、主婦をしながら一念発起、
「大好きなピアノで何かしたい!」と、進学を志して、
一昨年の6月から、私の元に通ってきていました。

初めて彼女の演奏を聴いた時には、
ベートーベンの初期のソナタなどを意味不明で弾いていたのが、
入試曲には、リストのスペイン狂詩曲とラフマニノフの練習曲を、
ひととおり、まとまった形で弾くまでにはなりました。

これは、ふつうにピアノを習っている中学生レベルから、
ふつうの音大生レベルになった・・・というくらいの感じです。

それでも、音大のトップレベルの学生も入学する学校ですから、
入試の時には、他の受験生の演奏に、圧倒的な実力の差を感じ、
居並ぶ審査員の様子に、ただならぬ厳しさを感じたようです。

一時は、「もし、合格しても、ついていけないのではないか」
「それだけの努力をして、報われることはあるのか」
と、悩んだ彼女でしたが、やはり初心どおり進学することにしました。

努力の末、「合格」という成果を得ることができた喜びも束の間、
更なる2年間は、もっと、きびしい茨の道かもしれません。

けれど、
負けん気の鎧を脱ぎ捨て、年下の音大卒業生との実力差を認め、
「今あるところから、勉強していこう」、と決心を固めた彼女ですから、
これから2年間の学生生活は、私と勉強した2年間以上に、
実り多い時になることでしょう。

結婚しても、子育てしてても、目指すものを持っていたい・・・。
また一歩、踏み出した彼女に、心からのエールを送ります。





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最終更新日  2005年03月17日 19時39分14秒
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