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カテゴリ:とほほ日記
朝会社に着いて間もなく携帯が鳴った。
見ると着信は実家から。 暫くご無沙汰していたし何か用があったかな。 『ハイ、もしもし。お父さん?』 出たが応答はなくザーザーと酷いノイズが聞こえました。 『もしもし?もしも~し。』 結局父の声を一度も聞くことはなく30秒程で電話は切れました。 電波が悪かったかのかと思い電話を折り返すと 『もしもし』と父。 『ゴメンね、さっき電話くれたみたいなんだけど』 『わしは掛けとらんぞ?朝から頭が痛くて寝とったもんで』 『まだ血圧高いの?前に薬があわなくて頭痛するって言っとったけど』 『そうなんだわ。まあはあ婆ちゃん(母)が逝って14年になるでわしもそろそろあっちに行きたなってきたわ』 『あっちに行くにはまだ早いよ(>_<)来週くらい顔だすからさ。元気にしとってね』 電話を切ってからもう一度着歴を確かめる。 そこにはやっぱり実家の文字。 母が亡くなってから一人暮らしの父。父が嘘をついたとは考えにくいし、他に電話を掛けてくる人間はいない。 来週と言わす明日にでも父の顔を見に行こうかな。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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