2009/07/30(木)06:00
建仁寺の畳
建仁寺本坊の畳の縁
白黒の文様がはいった高麗縁(こうらいへり)のようです。
菊の花のような文様を織り出した高麗縁を使った畳は
寺院やお城などでよく見かけます。
ずーーっと前(30年位前)、花嫁修業にと、
お茶、お花、料理を習っていたのですが、
その時、礼儀作法で「畳の縁は踏んではいけません。」
と教えられました。
畳の縁は踏まずに、畳の上は静かに歩く。
ドスドス、ドカドカと歩いたり、動いたりするのではなく、
流れるような、静かで美しい所作を心がけるようにと習いました。
荒々しい立ち居振る舞いは、人を不快にするだけではなく、
家屋や畳、家具などの物も傷めるので、人にも物にも優しく、
優雅な立ち居振る舞いを心がけるようにと教わりました。
立派な畳や畳の縁を見ると、先生の言葉を思い出します。
あわてんぼうでおっちょこちょいの私は、
なかなかそうはいかないのですが、もっと上品に、
優雅に振舞うように心がけなければと反省しきりです