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水 沢 有 美

水沢有美さんと<青春学園シリーズ>第5回

水沢有美さんと<青春学園シリーズ>第5回
第一部:夏木陽介主演『青春とはなんだ』(4)
再結成三人娘~『青春とはなんだ』第28話「いかすぜ!鉄腕」篇~
 

 第25話では影が薄かった上に途中で消えてしまっていた水沢有美さんですが、再び高瀬昌宏監督がメガフォンを取ったこの第28話「いかすぜ!鉄腕」(脚本;田波靖男)では、第21話「わが道を行く」同様に豊浦美子、岡田可愛さんらと三人娘を再結成して大活躍します。放映日は1966(昭和41)年5月1日でした。
 さて、サブタイトル後のキャスト・クレジットを最初に見ておきましょう。

1枚目 夏木陽介
2枚目 藤山陽子
3枚目 豊浦美子、岡田可愛、柴田昌宏
4枚目 木村豊幸、矢野間啓治、関戸純方
5枚目 岩上政宏、戸山宏、保高正伸、佐久間三雄
6枚目 石黒高志、木下陽夫、松浦忠、水沢有美
7枚目 池田生二、伊原徳、松田八十栄、中西真介
8枚目 加藤春哉、七尾伶子、久世竜
9枚目 賀原夏子、松上冬樹
10枚目 加東大介

 今回のメインは柴田昌宏さん扮するラグビー部の手塚で、行きがかり上、柔道部に入り池田高校との柔道の試合に出ることになるとお話なので3枚目のボードに登場しています。また、柔道部が中心なので男子生徒が多く水沢有美さんは6枚目の最後にクレジットされています。なお、女生徒のレギュラーでは7枚目に松田八十栄さんがクレジットされていますが、今回は登場していません。女生徒は豊浦美子、岡田可愛、水沢有美さんらの三人しか出てきません。シナリオの段階では登場する予定だったのかもしれません。水沢有美さんも第35話「夏山賛歌」で同じようにクレジットされているのに出演していないケースがありました。

 今回のサブタイトルに関して一言。「鉄腕」と聞くとプロ野球・西鉄ライオンズの投手だった「鉄腕稲尾」を思い浮かべてしまう福岡出身の私ですが、ここでは柔道部の副将の高井と互角にわたりあうほどの力を持つラグビー部の手塚(柴田昌宏)のことのようです。柔道の強いことを指して「鉄腕」というのは寡聞して聞かないのですが、劇中のセリフで「すべての基本は腰だからランニング、ランニング」とあるように腰が大事だと思っていましたが、柔道も腕力が必要なのでしょうか。確かに襟を掴むのには必要なのでしょうが…。

 では、水沢有美さんの登場シーンを追っていくことにします。今回は全体を38場面ほどと見なしたのですが、そのうち9場面ほどに出ています。ともかく冒頭に書いたように女生徒は三人しか出てきませんので、出番は多いのです。

第1場面(#1) グランド。
ラグビー部の練習を見ている永井先生(藤山陽子)と順子(豊浦美子)、勝子(岡田可愛)、佑子(水沢有美)の三人(以下、三人娘と略称)が「がんばってー」と応援している。今回のサブタイトル前のオープニング・シーンは短くて1分半しかありません。普通は4、5分あるのですが、今回はテンポよく始まります。

第2場面(#3)
構内で、空ビンを拾い集めている寺田(矢野間啓治)と久保(木村豊幸)を呼び止めて理由を聞く順子、勝子、佑子の三人。水沢有美さんのセリフは三人で声を揃えて「なーに、あの二人」。

第3場面(#11) 通学路、朝。
久保、寺田の二人が話しているのを呼び止める。今回はやたらとこの二人を呼び止めるシーンが多いようです。水沢有美さんのセリフは「あんたたちは大体ね…」と二人を問い詰めるのでした。

第4場面(#15) 公園。
ベンチの所で三人はコーラやジュースを飲んでいる。今朝の話は、1年生の西村(岩上政宏)を柔道部と競合して勧誘している話だったのだが、そのことを話していると久保、寺田と手塚がやってくる。再び「久保君、寺田君」と声をかける勝子。どうやら勝子が二人に関心があるらしくやたらと呼びかけているようである。このロケ場所はどこなのでしょうか? 池があるようですが、井の頭公園といったところでしょうか。この点はあとで霧隠才蔵さんが教えてくれるでしょう。あ、もちろん水沢有美さんでももちろん結構です。どうぞよろしく。水沢有美さんはたっぷりセリフがあります。

第5場面(#18) 教室。
鈴木先生(村上冬樹)の英語の授業。手塚、久保、寺田の三人が居眠りしているのを怒られる。心配そうに見ている三人娘。

第6場面(#20) 廊下。
古新聞の山に囲まれている勝子。ラグビー部のためにお金を集めようと思ってしたことなのですが、西村が柔道部に入ってしまったために無用になってしまったのである。勝子に冷たい言葉を投げかける順子と佑子。

第7場面(#29) 柔道場。
怪我をした柔道部主将・関口の代わりに試合に出ることになった手塚に練習相手する野々村先生(夏木陽介)を応援する永井先生と三人娘。

第8場面(#34) 夜の街中。
練習帰りの手塚を待ち構えている三人娘。短い中で三人が満遍なくセリフを言っているので、今回はこの場面を採録することにします。

歩いてくる手塚。勝子たち三人娘が駆け寄る。
勝子 「手塚くーん!」
手塚 「よう!」
勝子 「手塚君。はい(と手塚の前に手を出す)」
手塚 「なんだい」
順子 「柔道着」
手塚 「柔道着?」
佑子 「うん。今夜洗うのよ」
手塚 「え?」
勝子 「あしたの試合には、汚れのない柔道着で戦ってほしいの」
順子 「はい、おだしなさい(手を差し出す)」
手塚 「でも、(空を見て)これからじゃ乾かないよ」
佑子 「何言っているの。脱水機のある時代よ」
勝子 「せめてものあたしたちの心意気よ」
順子 「さあ、出すのよ」
手塚 「ありがとう」
 手塚が差し出した柔道着に手をかける三人娘の手(一番右が水沢有美さんの手)。


 うーん。乾燥機がある現在から考えると脱水機があるからって一晩で乾くのかと疑問に思ってしまうのですが、まあ心意気で乾くことにしましょう。

第9場面(#35) 池田高校との試合場。
手塚を応援している野々村先生、永井先生と三人娘。

 以上のような感じで、今回は1、2場面だけに順子と勝子の二人が登場する以外はすべて水沢有美さんの佑子を含めた三人娘としての登場でした。セリフも万遍なくありました。

 次回の予告ですが、水沢有美さんの飛び飛びの出演は今回までで、次に登場するのは1回置いての第30話ですが、第30話から最終回の第41話まで名前は続けてクレジットされます。途中で触れているように実際には出演していない第35話がありますが、基本的に完全レギュラーとなっています。おそらく水沢有美さんが、実生活でも高校に入学されたからだと思います。では、お楽しみに。




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