鶴屋徳満さんの鶴屋ロール
今日は鶴屋徳満さんの鶴屋ロールをご紹介したいと思います!このレトロな出で立ちを見てくださいっ😭昔のビルの看板とかにこの書体使われてたな〜と思ってたら、なんとこの鶴屋ロール。戦後間もない時からずっと受け継いできている商品なのだそう。おやおや。「こんな〜♪時代じゃ〜そりゃ新しかろう良かろうだろうが古ーいものーは尊い♪」と椎名林檎嬢も仰られてる通り、これは尊い認定です。さてさて、この鶴屋ロールさん。珍しいことに挟んでるのはなんと、林檎ジャムなんです。和菓子屋なのになんで、りんごジャム?!となりますが、それほど戦後間もない頃の人にとって、りんごジャムですらご馳走だったのでしょう。けれど食べてみるとなるほど。少ない材料でどれだけ幸せな貴重な時間になってもらえるか…と創意工夫したのがよく分かります。今で言う素朴で美味しいと評されてもおかしくないこの組み合わせ。なのに全然素朴ではなく、どちらかというとリッチテイスト。その秘密は生地のあると思います。生地はどっしりとしてるのにふわふわ。持ってふわふわして遊んでるとドサっと割れてしまうほどどっしり。そして一口食べると甘くてどっしりとした生地の間からめちゃくちゃ爽やかなりんごジャムが…!!!!この爽やかなりんごジャムが本当に絶品です。この鶴屋ロール一つにりんご1個使ってる?ってぐらいりんごの味が濃い!!頂いたのは1週間前なのに、まだ口の中で再現できるほどりんごジャムが衝撃でした!!この生地もとても美味しいので、私普段はジャムって買わないんですが、洒落乙なお店のジャムならきっと美味しいので鶴屋ロールに挟んで色々食べてみたいなぁ〜なんて幸せな妄想膨らむ膨らむ。多分この生地なら酸味があって香りが濃いフルーツならなんでも合いそう。とりあえず一口食べて「んー!!!おいしー!!」ってほっぺたに手をそえ、首横にしてしまったところで、我に帰って美味しさの表現としてダバダバしときましたとさ。(すごいよマサルさん参照)こーゆーシンプルなお菓子は老舗のものが無条件で好き。お店がずっと変わらずに作り続けてきたことへの敬意と、沢山の人が美味しいって目に見えない粘土でペタペタ貼り付けたような重みがあって渋いなぁ〜と。かっこいい老人のシワみたいな。(表現おかしい?!!)その人じゃないと刻まれなかったシワみたいな味わい深さがあると思うんです。鶴屋さんはHPからお取り寄せできます。鶴屋徳満