先日の4月24日（火）にアオリイカのウキ釣りの名手アオリーロードの角田祐介さんと一緒にボート釣りに行った時の振り返りですがこの釣行は本当に苦戦しました！

実は釣行前にそのポイントにカセでヤエン釣りに行ったお客さんからも「居食い」が多いと聞いていたのですがウキ釣りでもウキに何の反応も出ないほどの居食いでした。この時期の大型イカは他のイカにアジを取られない自信があるのか抱いても走らないのでしょうね。

ヤエンでも竿先のアジの動きが止まったら要注意です。すぐに竿でアタリを聞かないと尻尾だけになり「ご馳走様、バイバイ！」状態です。

でも今回の釣行の目的は角田さんに「ウキ釣り」のアドバイスを聞く事にありましたので私なりに質問し理解した事を報告しますね。

1つ目の質問・・・ウキ釣りはすぐ根掛かりで仕掛けをロストしてイヤになる事がありますがどのように根掛かりを防止していますか？

（皆さんもすぐに根掛かりになりウキ釣りをあきらめていませんか？一般的に棚は2ヒロと言われていますよね～）

回答は・・・今回のボート釣りは魚探があるので水深が分りますが波止場や地磯ではまず釣場に入ると棚を計るそうです。（どのように計るかが私は疑問でした）まず仕掛け（針）は付けません。まずラインの先のスナップに10号ほどのオモリを付けてウキは下記のように自立しないようにウキの自立用のオモリを外して装着しポイントに投げ込みます。ウキ止めを何度も調節しちょうど立つくらいが水深だそうです。（ヘラブナ釣りと一緒ですね）そして棚はまずは約半分の中層を狙うそうです。潮の満ち引きもあるのでこまめに棚チェックが必要です。（私はてっきり底層（ボトム）ばかりを狙っていると思っていました）

2つ目の質問・・・リールのドラグは緩めですか？イカが乗ってから少し食わしてからアワすのですか？

回答は・・・最大に締めているそうです。イカが走ったら勝手にアワせが入りますし居食いならフケをとって大きくアワすそうです。アタッたらすぐにイカが本当に乗っているか竿で軽く聞くそうです。

3つ目の質問・・・アジが元気ならのんびりウキを眺めているだけですか？

回答は・・・アタリの数を増やすのは何度も打ち返す（投げ入れる）事だそうです。アジが弱りそうですが着水から海底に潜って行く時に乗る確立が高いそうです。いろんなポイントに泳がす為にも打ち返しを頻繁にするそうです。そして弱ればすぐに付け替えです。（今回も活きアジの購入数も私の倍ですし消耗もむちゃ早かったですね）特に潮目は狙い目だそうですよ。アタリが無い時はラインをどんどん出し沖に広範囲に泳がせます。

4つ目の質問・・・仕掛けはどのように使い分けますか？おススメは？

回答は・・・角田さんは主に自分で考案した仕掛けが一番いいそうです（下記図面参照）自作仕掛けのハリスのラインのおススメは「サンライン☆トルネードVハード(フロロカーボン100％ハリス) 50m 6号」で長さは約１ヒロだそうです。皆さんも参考にして作ってみては？

※PE対応のウキ止めも入荷しましたよ「ナカジマ☆NYLON FLOAT STOP パワーストッパー S」

市販品なら「ささめ針☆アオリイカ のりのり天国 スーパークリア天秤式」がおススメだそうです。特に昼間はクリア天秤が有効だそうですがただクリア天秤は「向こうアワセ」ではないのでしっかりアワセを入れる事が肝心だそうです。（私は「遊動向こうアワセ」を使ってから釣果が上がりました。但し夜間ですが・・・勝手に掛かりますね）アジの大きさにより「ロングシャフト」の「ロング」「スーパーロング」を使い分けます。

5つ目の質問・・・ロッドとリール、ラインのおススメは？

回答は・・・ロッドは磯竿3号5.3mの遠投竿だそうです。リールはスピニングリールの3000番代でラインは遠投と即アワセに効果的なPEラインだそうです。この時期の大物対策用には「サンライン☆ソルトウォータースペシャル キャストアウェイPE 150m 2.0号」だそうです。（私も今回これに巻き換えました）

6つ目の質問・・・鼻掛け、背掛けどちらですか？

回答は・・・角田さんは鼻掛けだそうです。（私はちなみに背掛けです）

まだまだ質問しましたが忘れました（笑）。また思い出したら都度書き込みますね。

角田さんはアオリイカのウキ釣りをもっと広めたいそうです。「あおりねっと杯」でも大会はウキ釣りを対象にしているのでぜひゲストで来てほしいですね。

最後に私の教訓ですがウキ釣りでせっかくアタったのにフッキングしないのは仕掛けの針がアジに絡まってアジの上になっている事が多いです。こまめに仕掛けのチェックがチャンスを逃さない事ですね。（角田さんも言っていましたよ）

あのウキが海中に沈む瞬間はたまりませんね～ぜひ皆さんもチャレンジして下さいね。

余談ですが私と角田さんの共通の最大の悩みはどちらも幼い娘が2人いるので子育て奮闘中という事です。釣りに行く時に子供が熱を出したりすると嫁さんの目がきつくなるのは一緒でした（笑）。この日も両嫁から電話が頻繁に・・・家庭が第一というのは分っているのですが・・・反省。