天下の大会社?その2

 スライムが上から降ってくる。
 バーコード柄のピーマン様頭頂部を持ちポマードが腐った臭いを放ち、口からは仁丹臭も放つ、得意技は先送り。
 デスマーチというのが流行っていた頃だ。流行りもんでJAVAなんか使って会計システムなんか作ろうと言うもんだった。開発者用キットもまだ使いこなせる段階で無かったもんで、マーチつながりでそのものズバリでは従事者が可哀想なんで影でコアラプロジェクトと呼ばれていた。
 ホストしか経験の無い馬鹿部長を3回切った。一人は私の顔を見るなり手に震えがきていた。
 私ならパッケージを買って間をつなぐだけだけど。その後も開発は進んだらしいがちゃんと動いたんだろうか?
 手処理を含んでシスティマティックな解決をするというのが本物で、なんでもかんでも最近のものを取り入れて不完全なシステムを作ると日経が良く言う「動かないコンピュータ」になる。

 ITに限らず新規事業をやろうとして人材の逐次投入というか人罪の逐次投入をして、まともなものがドンドン転職していく病にかかっていることに気付かない経営陣あるいはそのことを知らせない中間管理職を持つ経営陣は多い。
 


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