ビジネス展示会その1 坪3万8千円の屋上緑化と坪2000円の畑
久方東京に出てきた。招待券があったビジネスなんちゃらというのがビックサイトでやっているのでいってみた。 そういや仲間も出店しているから冷やかしに行くかな。 おっと、いきなり客の数が少ない。最盛期かどうかしらんが5年位前と比べれば1/3も居ない。景気が悪いというか余力もなくなったんだろうな。脱サラする元気さえ出ない社会になりつつあるらしい。一生懸命代理店募集をかけているところが多かったが反応はいまいちだ。 地方出展ブースというか、隠れた地方の巨人も居れば、特産品を売っているものも居る。鹿児島では黒豚味噌の2~3業者が被って出展していた。出展料と備品とで10万はするだろうに。儲かっているのかな?バイヤーらしき人が声をかけていたが、珍しいものしか人は集まらない。 昨今ブームの屋上緑化、宇宙船地球号で銀座で畑を作るという安めぐみと劇団ひとりがナビゲータの回でも取り上げられていたところだ。坪3万8千円とかいっていた。確かに軽い構造だ。 でも、それはそれで重要かもしれないが、地方は集落崩壊の危機にある。そこでは坪800円くらいの土地もある。今農場の近くなら坪3000円を切る程度だ。 もちろん、この技術を持つ会社を応援している連中が居るから大きくマスコミに取り上げられて環境ファンドに取り込ませようというしている。結局、環境を口実に株式公開による上場益を求めているのだ。 同じだけ金を出せば荒地になり荒廃する農地を10倍以上守ることができるのに、なにか切なくなった。 トヨタは今日本の農地崩壊なんかよりも中国の緑化に取り組んでいる。同じだけ金を出せば二酸化炭素排出権が200倍以上取れるからだ。 環境保全という大儀の元、様々な取り組みがあるが結局環境を口実にしているヘトヘト証券をはじめ大企業のエゴに過ぎないようだ。 こうしている間に、耕作放棄地はどんどん増え、里山の自然は回復困難領域に近づいている。比較的換金作物耕作に有利な富士山周辺でさえそうだから、山陰や南九州はどうなるのやら。