しょぼい・・・らすかぶ日記

今年も遠い北国で開催された、ホクリヨウの株主総会に行ってきました。

会場は昨年と同じ、札幌コンベンションセンター2階の小ホールです。





昨年よりも参加者は多かったように見えました。開始してからも席が埋まり、最終的に空席は1割くらい。最後列の通路にイスが追加されていたので、相場次第では来年はさらに広い部屋で開催されるかもしれません。

開始前にスクリーンにオペラの映像が流れていてなんだろうと思いましたが、オペラのコンサートを支援されているようです。定刻10時に始まり、社長あいさつと監査報告。事業紹介は7分ほどのムービーで紹介されていました。個人的に印象に残っているシーンは、

・東北のファーム建て替えは進捗6割
・PG卵、月間100t確立を目指す
・液卵工場は80％の稼働

こんなところでしょうか。事業報告や議案については社長自身が説明されていました。そして、質疑応答。挙手は2人で質問は6つ。だれかさんか2回挙手をされていたようです。（謎）　　
メモ書きと覚えている範囲でやりとりを残しておきます。

（株主）全国展開、地方紙ネット版に出ていた宮城進出の件について
（社長）宮城の多賀城で用地を取得した。詳細が決まり次第リリースします。

（株主）たまごを自主回収した件
（社長）トレーサビリティがあったから判明した。回収は1件のみでした。

（株主）利益率の低い食品事業について
（社長）もともとブロイラー、養豚も売る構想があった。ホテル、レストラン向けに納入していて、食肉ついでに卵も買ってもらえる。10年前にホクリヨウと合併して今の流れに。食品は議論しているところで将来において方針を示す。

（株主）配当性向が低い
（社長）配当性向の低さは満足してもらえないけど、設備投資がかかる。鶏卵の設備は1件ににつき50億かかり、今の事業規模ではつらい。本州展開において50億使うとなると増配はむずかしい。安定配当していき、減配はしないようにしていきたい。

（株主）決算変更（8月→3月）した理由は。
（社長）飼料安定基金（餌代が急騰するときの基金）が3か月ごとに出るか出ないか決まるが、8月決算では11月中旬となり決算に反映できなくなる。餌代によっては億単位の影響が出る。変更するなら3・6・9・12月ということで、3月に決めた。

（株主）女性の役員がいない
（社長）男女関係なく優秀な方にやっていただく。将来的に区別なく披露していくことになる。

議案はすべて承認可決されまして、10時42分に散会となりました。

お土産は昨年と同じ燻製たまご。露出が少しアンダーですが、確認できますかね。ちなみに加工元を見ると豊橋から輸送されてきたみたいです。ここから名古屋に持ち帰るのもどうなのかと思いますが、パッケージは若干簡素化されております。（笑）



総会の感想ですが、半年1年で報われる銘柄でもないので、安定配当を確保しながらじっくり持ち続けることができればいいですね。

社長さんのコメントは謙虚で控えめなのがいいと捉えるか、慎重すぎてつまらないと捉えるか。マスコミ連中が女性進出うんぬんとか叫ばれているなか、数合わせでなく男女の区別なく優秀な方にやっていただく・・・という方針はいいと思います。

多賀城の件は以前の総会で養鶏場は新規でなくM＆Aで展開していくと言っていたので、おそらくたまごか食肉の加工工場になるでしょうか、事務所ってことはないと思いますがあくまで推測です。

しかし、事業がそれなりに展開されていったとしても、5年10年先の株価がどうなっているのか・・・こればかりは正直わかりません。（汗）