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カテゴリ:あとがき
臓器移植法改正案、解散にらみ審議…参院採決7月以降に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090619-00000105-yom-pol 臓器売買の急増を告げるかのようなニュースです。 このまま臓器移植法改正案が参議院でも可決されれば 我々の知らぬ、手も届かぬ所で「脳死は人の死」と死の定義が勝手に決定され、 脳死した本人の許可が無くても、家族の許可があれば臓器提供が行えるようになるのです。 表では脳死移植の重要性を、ヒューマスティックに美しく語りつつ、 裏では臓器提供を待ち望む家族に金銭をふっかけ、 一儲けを目論む悪徳医師の活躍が今からすでに予想されるところなのです。 または、遺族と臓器待ちの家族を仲介するヤクザさんも既に十分に ウォーミングアップを積んで待機中かもしれません。 何故か、偉い人の家族がドナー待ちだった場合は都合よく脳死人も出そうです。 そうした家族は移植の優先順位も何故か高くなっていたりしそうです。 こうして考えてみますと、「第三者機関」が不正脳死を見張る位の事は した方がよいような気もしますがどうなのでしょうか? いえ、それ以前に、本当に「脳死は人の死」なのでしょうか? ホントは臓器を取り出される時無茶苦茶痛いんじゃ・・・ と、火葬場の焼き場の火の海の中で意識が蘇ってしまった人って 結構いるんじゃないのかと妄想している私にとっては結構恐ろしいお話なのです。 しかし、ドナー待ちのご家族にとりましては今回の件は朗報でありましょうから 批判だけで済む話ではありません。 私が、いえ、誰もが「早く誰か脳死して!」と祈る立場になる事は 十分にあるのです。誰だって自分が臓器が必要な立場になれば 欲しくなるに決まっているのです、私はそうです。 これは単純な善悪で裁ける話ではありません。 結局この問題、臓器を貰う事へのやましさを感じる心は保って、 あえて脳死は人の死と認めることになるのかもしれません。 しかしこれだけは言えます。 その「疾しさ」さえも失ってしまっていたらそれは単なる人殺しになる可能性がある、と。 「堕胎」にもそれは言えるのかもしれませんね・・・。 以上、偉そうに済みませんでした・・・m(_ _)m お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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