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ここ数カ月、自分が自分でないような生活がずっと続いていて、
いつもフワフワのスリッパを履いて生活をしている気がしていました。 居場所がみつからない。 ここにいてもいいのかな。 自分自身を頼ることができない。 ちょっとしたことで穴に落ちてしまいそうな…。 僕の周りにはたくさんの人がいて、僕のことを自分のことのように 心配してくれる人もいれば、通りすがりの人としか感じない人もいます。 昨日、うちのホームで看取りの介護をしていたおばあちゃんが亡くなられました。 うちに入居して8年程になる方です。 一週間の余命宣告を受けてから、長女さんはずっと自宅から通われ、 お母さんの傍らで食事をしたり、声をかけたりされていました。 出先から戻ると、「○○さんが亡くなられたよ。」と聞いてお部屋を訪ねると、 ご家族だけがおられたのでご挨拶をしました。 ご本人は浴室で身体をきれいにして旅立ちの支度をされている最中でした。 その方に関わり始めて4ヶ月半。 僕にとってその方は50人の入居者の一人でしかありません。 他の職員の様子、思いは様々だと思いますが、お元気な49人の入居者のことを 考えると悲しみに浸っているわけにもいきません。そういうものだと思います。 ただ、思うのは、その長女さんにとってはいくつになっても母親は母親でしかなく、 母親の死は他人事ではない。 喧嘩をしたり、傷つけられたこともあったかもしれない。 喜びや悲しみ様々な思いを共にしてきた数十年はその人たちだけにしか 分からないことです。 「もうお母さんに会えなくなるんだね」と長女さんが 仰った一言が印象的でした。 両親にとって僕はどんな存在なのか。 友達にとって僕はどんな存在なのか。 同僚にとって僕はどんな存在なのか。 一昨日の夜、宿直中に異動する前の職場の同僚から電話がかかってきました。 携帯電話の番号のやりとりすらしていない職員だったので 着信を見ても誰だか分からず、疑心してたのですが…。 「もしもしボウヤチャンさん??誰だか分りますか~??」 「んん…誰だろ…?」 「△△です~。」 「△△さん??どうしたと??」 聞けば、僕のデスクの隣にある島で勤務している職員から僕が大変な思いを しながら仕事していると聞いて電話を掛けてくれたんだとか。 「一緒に飲みに行きましょうよ~。○日は空いてます??」 と、一対一では一緒に飲んだことない人だったのでちょっとびっくりでしたが、 その人も今は辛い状況下で勤務しているようで、情報交換もしながら 飲むことになりました。 自分が思ってもみないところで自分のことを気に掛けてくれている人がいる。 「少し遅れたけど、ボウヤチャンの誕生日会をしよう」と言って一緒に ご飯を食べたお茶の先生や仲間たち。 “誕生日おめでとう”とメールをくれた家族や友達。 「これを見たら元気になるよ!」と言って、僕の好きな嵐のDVDを貸してくれた同僚。 一昨日の夜、直属の上司に退職したい旨を話したら こう諭されました。 「これでいいんよ」「ちゃんとできてるじゃない」 「ボウヤチャンの失敗ぐらい私がおさめてあげる」 「ナースの○○さんもボウヤチャンの作った書類を褒めてたよ」 他人に迷惑をかけない程度の仕事はしたいと言った僕に 「他人に迷惑をかけてもいいんよ、やってはいけない失敗なんてない。」 と、言ってくれました。 これでいいのだ。 これでいいのだ。 これでいいのだ。 これでいいのだ。 これでいいのだ。 これでいいのだ。 これでいいのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
周りの人達って意外に見てくれてるものだね
それが嫌な時もあるけど あまり焦らずに ボウヤチャンなりにやっていいけばいいと思うよ 仕事でも何でも真摯に向き合っていれば 必ずいつか答えを見つけていることに 気づくと思うよ なーんてね (2010年02月16日 18時23分34秒)
と思います。
新しい環境で色々と考える事私も多々あります。 ついこの間まで辞めようと他社へ面接へ行こうと希望休入れてたりしました。結局行かなかったですけどね・・・その代わり他の人がバタバタ退社・・・ いったいどうなるの?この職場って感じです。 仕事に向き合いたいけど、時間が足りないです。 ボウヤさん、お互い頑張りましょう。 暖かい仲間がボウヤさんにはついてますから。 (2010年02月20日 10時25分56秒)
keitaさん!!
時間だけが悩みを解決してくれると 思っていたけど、周りの力や自分の力で 少しずつだけどそれが解消しているような 気がします。 自分の取り組み次第で周りの見方も 変わったりして…面白いですよね。 ありがとう~。 yu-caさん!! この業界の人は、別の業界に進まない限りは いろんな所を転々とするんですよね。 同じ会社に長く勤めるということが 昔ほど美学のように語られなくなった気も しますが、どこへ行っても大して変わらないのなら 修行だと思って続けることにも意味が あるような気がします。 周りに助けられながら少しずつ浮上しています。 ありがとうございます。 (2010年03月27日 11時11分17秒) |
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