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カテゴリ:寺院彫刻
名古屋市の西山浄土宗 善光寺で鉄筋コンクリート造の本堂を造っています。 この本堂の屋根は入母屋造りなので、妻面に三角形の壁ができ、お寺独特の意匠が施されます。 そのデザインの全貌が出来上がってきました。大きな鬼瓦といっても、鬼の顔ではありません。経文と呼ばれている品のいい形です。 その下に屋根の流れに沿って破風板が優美な曲線を描いています。この板には数本の平行線が彫りこまれていますが、これは、雨水が切れやすいようにした水切り突起です。これを眉と呼んでいます。 破風の中央に大きな木の彫刻が吊り下がっています。これは懸魚(げぎょ)と呼ばれていますが、もともとは、棟木の小口を雨風から守るための板です。だから、年代が古い伽藍の懸魚ほど小さく、装飾もシンプルです。 以上が入母屋造りの妻壁装飾の三点セットです。その他に、虹梁、蛙叉、笈形・・・などいろいろな意匠が施されます。このお寺は浄土宗なので、優しい曲線を多用しましたが、禅宗の伽藍ならもう少し直線的なデザインを採用します。 寺院建築の設計 : 菅野企画設計 寺院完成ギャラリー:〇永保寺本堂・庫裡 〇 木造伽藍 〇 RC・鉄骨造伽藍 〇 納骨堂・山門・鐘楼 ○ Facebook ○ Instagram ○ Pinterest お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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切り妻、入母屋の三角形妻壁の名称を教えてください。呼び名が知りたいのです。
(Dec 13, 2009 07:31:20 PM)
田中新一さん
>切り妻、入母屋の三角形妻壁の名称を教えてください。呼び名が知りたいのです。 -----妻壁でいいのではないでしょうか。それとも、木連れ格子とか二重虹梁というようなデザインの名称が知りたいのですか? (Dec 14, 2009 08:54:21 AM) |