古くて新しい映画、第2弾「時をかける少女」
尾道3部作の第2弾である、「時をかける少女」。これも、30代だったら「なつかし~」と思うのだろうなー。20代は、「古ッ!」かな。やっぱり、10代には新鮮じゃないかしら。☆女の子が、やたらロマンチック。←両手あわせて、目がキラキラ。☆男の子が、女の子のことを「君」づけ。☆女の子が、しおらしい。←しおらしい、なんて今ないでしょう?☆先生と生徒の区別がはっきりしている。←仲がよくても、敬語を使う。☆ラストの歌がヘタ。←昔のアイドルはたいていヘタでした。いい映画でも、 あれでちょっとずっこけたり・・・。まあ、あのヘタさもご愛敬でいいんだが。 古いけれど、昔の呑気さが良い。深町和夫が、「この時代の人たちは、みんな温かくてやさしくて、殺伐としてなくて良い」というようなことを言っていて、当時は、「未来って、やっぱり人間が悪くなっていくのかな・・・」と思っていたけれど、この当時より未来になった今、深町君の気持ちがよくわかるというものだ。この古さを、新しい感覚で味わって欲しいです。古いと思っている人も。