風の盆 妖艶な夜の舞八尾の寺町は薄桃色の夕焼けに輝き始めた。 これから、艶やかな夜の部が始まる。 ぼんぼりに灯が点ると、八尾の町は、新しい顔を見せる。 夜の闇を背景に、踊りの身振りは、一層美しさを増す。 20歳の乙女がどうして、このような上品な艶やかさを表現できるのか。 風の盆の振り付けは、息を飲むほど。ほんとうに美しい。 踊りを支える胡弓の弾き手も、風の盆の欠かせない存在。 一緒に「町流し」と移動しながら、その小粋な姿を描いた。 もしや来るかと 窓押しあけて 見れば立山 雪ばかり ところで、12日夜のNHKの歌番組を見てびっくり。 前回の日記の、八尾で描いた胡弓の弾き手が演奏してた! 若林美智子さんという、若林流の著名な胡弓奏者だった。 「風の盆恋歌」と言う胡弓のCDを出しておられるそう。 再登場の、若林美智子さんの「町流し」のあでやかな姿です。 もうひとり、八尾では著名な方にお会いしました。 東京芸大教授で、洋画家 絹谷幸二さん。 偶然、となりを歩いておられて、TVで見覚えがあっておもわず挨拶、 表具屋さんまで案内したら、ビールをごちそうになり、 絵をお見せしたら「デッサンはいいね。」とコメントをいただきました。 風の盆の町流しは、明け方、4時まで続きました。 下記をクリックすると、胡弓の音色が聴けます。 嫋嫋とした、むせび泣くような音色が心にしみいります。 この八尾町観光協会のイベント欄の「おわら風の盆」や 「おわら幻想体験」でも、風の盆の美しい情景を堪能できます。 八尾町観光協会 |