水彩画紀行 スペイン巡礼路 ポルトガル 上海、蘇州   カスピ海沿岸からアンデスの国々まで

2004/06/26(土)01:42

密度の濃い時間が好き。

今年の年初に考えた。 今年は、どこの国で何をしてすごそうか。 貯金はたっぷりあるし、子供たちはひとり立ち、 かみさんはいないし、天上天下唯我独尊! のんびりとスペインに絵を描きにいこうか? 人が良く、物価の安い安全なアゼルバイジャンにしばし住もうか。 もう一度、仕事を離れて、絵を描き人に触れる滞在をしたい。 友達はたくさんできたから、数ヶ月滞在する部屋なら、すぐみつけてくれそう。 なにしろ、月10万円もあれば豪遊できる国。 アイルランドもいいな、カナダも良かったなあ。 そんなこんな夢を描いていた。 ところが、結果はまったく逆となった。 朝、6時に起床して、電車に揺られて、横浜は みなとみらいのクイーンズタワーの高層ビルで あるプロジェクトに参加しはじめた。 数百億のプラントを3年がかりで、海外に建設するというプロジェクト。 それが結構楽しい。 観覧車が目の前の美しい仕事環境。 経験しなかった新しい仕事と言うのはいつも楽しい。 いままで知らなかった世界に生きる人を知るのも楽しい。 と言うわけで、海外移住の試みは、とりあえず1年伸ばそうかと・・。 週のうち、5日もみっちり仕事に拘束されると、週末も楽しい。 明日は、11時から5時まで、武蔵野でテニスの試合だ。 しかもインターネットで申し込んだ、知らない人達とのダブルス戦。 アゼルバイジャンでもテニスのおかげでたくさんの人と友達になった。 大学時代、不思議なことに試験の直前ほど、絵を描いたり山に登ったり。 試験が終わって時間がありあまると、かえって何もしない。 自由な時間が少ないほど、密度の高い時間が生まれるようだ。 通勤の電車の中で、長く読まなかった推理小説に夢中になり・・・。 先夜も、夜中に、懐かしいスペイン巡礼路を描いた。 自分で自分の時間を律することの難しさを、拘束されて知る 時間のありがたさを改めて感じている。

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