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2005/10/02(日)22:17

バリ島テロと宗教

インドネシアのバリ島は、熱帯雨林の深い谷に激しい渓流が曲折。 そこを、ゴムボートで2時間下るのがバリのラフティング。 僕も、夏の終わりに、オールを使い渓流下りを楽しんだ。 そのインドネシアの観光地バリ島で一日午後七時十五分ごろ、 複数回の爆発がほぼ同時に起きた。 少なくとも二十二人が死亡、五十人が負傷者。 爆発は、欧米やオーストラリアからの観光客が多いクタ地区と、 ジンバラン地区の、外国人観光客でにぎわう シーフード・レストラン前で発生した。 「あたり一面に血が飛び散り、多数の人が倒れていた」という。 ジンバランは、生け簀の魚を料理してくれる磯辺のレストラン。 ムーディーなキャンドルのテーブルで食べる。 25日前に、僕もそのジンバランのシーフードレストランにいた。 海辺の夜の潮騒を聴きながら、大きな美味しいロブスターを食べた。 犯人は、イスラムの言葉を信じ、死して聖人になろうとした自爆テロ。 僕は、キリストもモハメットも生まれなかった世界を夢見る。 人々が自分の頭で考え、自分の思うままに行動した ギリシャ神話の豊かな自己創造の時代を理想と考える。 人間は、弱く脆く、いともたやすく洗脳される。 人が自分で考えることをやめて、誰かを盲信するから、 権力に利用されてきた。 その軌跡が世界の歴史と言ってもよいほど。 キリスト教の普及の名の下に、どれだけ多くの国が侵略され、 異教の人々が迫害され殺害されたことか。 ブッシュを支えるのも、アメリカ中西部の、保守的キリスト教徒。 頑固で融通の利かない米国主義のキリスト教徒たち。 イスラムの名のもとに、どれだけ権力者が若者を洗脳し、 戦いを教えて、紛争を引き起こしたか。 いかなる宗教も権力と結びついたら腐敗する。 みんな、宗教にたよらずに、自分の考えで生きよう。 世界の歴史を読んで宗教嫌いになった俊介です。

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