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カテゴリ:南米チリ滞在日記
チリは、自然が豊かで気候は温暖、テロも皆無の安全な国。 温和で勤勉な人が多いのに、なぜか産業が少ない。 賃金は安いのに海外からの投資も数える程度。 産業は、パルプ産業と銅産業くらい。パルプ植林には日本も参加。 それでも素材で輸出して加工しないから利益が少ない。 結局、工場を作ろうにも専門技術者やインフラが完備していない。 ながいピノチェト独裁政権の恐怖政治の時代に、 7000人もの優秀な知識人がひそかに殺害され、 特権階級の利権を確保するばかりで、そういう振興を怠った。 ちなみにピノチェトに武器や資金を供給したのもCIA。 ニクソンが裏で画策して関与していた。 アメリカが世界中から嫌われるゆえんです。 南米エクアドルで少年兵士達を連行殺害したのもCIAの武器。 南米チリでアジェンデ大統領を殺したのもCIAの資金供給。 オサマビンラビンに武器を供給して戦いを教えたのも実はCIA。 世界中で、そういう悪いことを行ってきたから アメリカがテロで報復を受ける羽目になった。 swan0 チリも今年から、ようやく優秀な人材を海外へ留学させたとか。 Apple社と提携して学校にAppleの教育システムを導入するとか。 そういう意味では、日本は素晴らしかった。 明治維新に鴎外、漱石、前島密ほか多数の人材を海外へ派遣。 一気に、近代文化を吸収し、大学制度、郵便制度、貨幣制度を導入、 基盤たる鉄鋼、重工などの産業を発展させた。 「夕暮れの大学構内」 滞在するチリ第二の都市は、人材豊かな大学都市。 おそらく30以上の大学、専門学校がある。 働いてまた大学に行くという30代の勤勉な大学生も多い。 しかし大学を卒業しても産業がないので、就職率は10%代とか。 テロもない温和なチリの人材を活用したソフト産業や、 基幹産業などの海外投資が待たれる昨今です。 そんなことを考えながら、大学の構内でスケッチ。 今日の一枚 「池の面」 デザイン・アート部門のプログランキング。 気に入ったら1日1回クリックしてくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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