1133032 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

登山好きな農家のアウトドアファン(Outdoor Fan)なブログ

登山好きな農家のアウトドアファン(Outdoor Fan)なブログ

ビーコンについて

雪山では雪崩(アバランチ)に対応するために必需品と呼ばれているのが、アバランチビーコン(遭難した時に居場所を伝える装置、および遭難者を検索するための装置)、プローブまたはゾンデ(遭難者を探すための棒)、スノースコップ(発見した遭難者を掘り起こすため)の三点です。


この三点は揃えて持っていないと意味がありません。
その中でも一番高くて、できるならば出番が無いことを祈りたいのが
アバランチビーコンです。
正直冬山を始めるためには、覚悟がいる値段です。

万が一のためにぜひ持っておきたいのは山々ですが、できれば使いたくない
ものですが、ある階段を越えると持たざるを得ないものでもあります。

▼ビーコンの種類


ビーコンには大きくわけて、アナログビーコンとデジタルビーコンの
2種類があります。
ここで言うアナログとデジタルの違いは、発信する電波の種類ではなく、
内部処理がアナログかデジタルかの違いです。

アナログビーコンは音や、光(LED)の強弱を見て見ながら、手動で
感度を調整して検索して行きます。

デジタルは内部のデジタル信号処理チップ(DSP)により、埋没車までの
距離がわかったり、検索ルートを外れるとアラームが鳴るなど操作性が
ぐんと上がります。

アナログ、デジタル共に発信および受信する信号自体は457kHzのアナログ
信号なので、どれを使っても互換性があります。

また、同じデジタルビーコンでも、DSPの処理速度が上がると処理できる
データ量も増えます。

アンテナもシングルアンテナからデュアル、トリプルアンテナまであります。
アンテナが増えるほど埋没者の位置や方向が検出しやすくなります。

反面、内部回路が複雑になる分だけ電力消費量は増えます。

 ・発信時間や検索時間が短かくなってしまう点
 ・信号処理チップで処理できるだけの十分な強度の電波がないと機能
  しないため、受信できる距離が短くなってしまうデメリットもあります。

それを克服して、弱い電波でも検索できるようにデジタルとアナログの
両方を切り替えられるモデルもあります。

結局、進化しているのは検索機能でして、それも使い慣れないと全く役に
立ちません。し自分が埋もれてしまった場合は、どれを使っていても出す
電波は同じなので差はありません。

▼代表的なビーコンの紹介


●一番安いアナログシングルアンテナはこれ



【PIEPS】ピープス FREERIDE フリーライド
値段もこなれてるし、シンプル。
注意:埋没者を探す機能を期待してはいけません。

●今の定番はこれ(値段を除いて)


MAMMUT(マムート) バリヴォックス
ディスプレイの指示に従うことで、初めてスイッチを入れた直後から
基本的な探索活動を行うことができます>
(もちろん事前のトレーニングは行ってください)
また、グローブをした状態での操作性も考慮されているのもポイントです。
さらに、360゜方向表示ディスプレイと3方向アンテナが、正確で素早い
被災者の探知を可能にしました。
ディスプレイは日本語表示もあります。
複数の被災者の電波を同時に捉えるマルチモードや、被災者までの距離を
表示するディスプレイを装備。
また、起動時にバッテリー残量を%で表示します。
電池の寿命も長く、とにかく小さくて軽いのが特徴。

●トリプルアンテナではこれ


PIEPS DSP
デジタルタイプのトリプルアンテナのビーコンです。
DSP(デジタルシグナルプロセッサーによる信号解析機能)により、
従来では難しいとされていた複数の遭難者の捜索が 簡単・迅速に行える
ようになりました。
複数の埋没者の捜索時には、遭難者の数がデジタル表示され
(4人以上は4人と表示)、最も近い遭難者の方向と距離が表示されます。

思ったより種類が多いですね。
季節によって在庫が変わるので、リンク先が在庫が切れている場合がある
のはご勘弁下さい。

できるだけトレースして行きたいとおもってます。


© Rakuten Group, Inc.
X