中禅寺湖と華厳の滝(栃木県日光市)
奥日光の入り口に位置する中禅寺湖は、周囲約25km、最大水深163mで、およそ2万年前に男体山の噴火による溶岩で渓谷がせき止められ、原形ができたといわれているそうです。晩秋の中禅寺湖は湖面も澄んで、透明感ある景色が広がっています。中禅寺湖は、標高1,200メートルを超える場所に位置し、日本一高い標高に位置するといわれています。 因みに、次は群馬県にある榛名湖で、標高1,000メートルを超えています。榛名湖は、近くに榛名湖オートキャンプ場があり、5月の連休に利用したことがありますが、日中は半袖で十分な温かさでも、高標高なため、さすがに夜間は最低気温5度程まで下がり、モンベルのバロウバッグ#2でちょうどといった具合だったのを思い出します。 華厳の滝は、日本三大名瀑の一つにも数えられ、国内ではおそらくもっとも知られた滝ではないでしょうか。観瀑台へは100メートルの行程さをエレベータで降りることができて、滝見物にありがちなひたすら歩くということがなく、とても便利です。 華厳の滝は、今から15,000年前、男体山の噴火で流れ出した溶岩が川をせき止めてできた中禅寺湖を流れの源として、落差97メートルを一気に滝壺へと流れ落ちるその姿は、迫力とともに、雄大さを感じさせてくれます。 溶岩がゆっきりれ違約されたときにできる多角形の柱状の岩石を柱状節理と言い、天然記念物となっています。滝のある場所によくみられる記憶がありますが、規則正しく整然と並ぶその光景は自然の造形とは思えない感じがします。