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去年の7月半ば、妊娠8ヶ月でわしはスイス行きの飛行機に乗った。
その時、成田空港まで見送りに来てくれたのは、 母と友達二人だった。 友達のうちの一人ユカジマルは、私と誕生日が一緒で、もはや家族同然となっている親友だが、 その彼女が、 「飛行機の中で読め。」 と言って無造作に紙袋を差し出した。 その時は、スイスに行ったらなかなか日本には帰ってこられないなーという思いと、旅立ちの思いと、嫁ぐ思いがぐっちゃになっていたので、差し出された紙袋を言われるまま素直に、これまた無造作に手荷物の中に収めて、独身最後のにっぽんを母と親友二人組みと、成田空港でしみじみ味わった。 初めてのスイス行きが単身一人身で、しかも妊娠八ヶ月。 この先こんな状況は一生ないと思われるので、大枚はたいてビジネスクラスにした。 (まぢ値段高かった。けど現金一括払いしてやったぜ(泣く泣くグスン)) そーしてだ、約13時間の飛行機の旅も中盤に差し掛かった頃、腹も苦しくて眠れないし、それじゃなくてもすんなり動けるような体じゃないし、ビジネスクラスを堪能してやる!とみんなに豪語していたが、結局なんもすることがないので、親友が飛行機の中で見ろといった袋を開けることにした。 紙袋を開けると、その中には、なぜか四枚のポストカードがあって、親友は私が旅立つ一週間前とか、前日とか、いろんな時に私宛に手紙を書いてくれていた。 ・・・・はっきり言って泣けた。 そしてその他に、一冊の本も入っていた。 「この本は、私のお気に入り中のお気に入りだから是非読んで欲しくて渡した。」 と書いてあったその本とは、 嶽本野ばら氏の「下妻物語」だった。 この本、スイスに着いて間も無く読み終えちゃった。 面白かったから。 で、スイスでの暇な生活の第一歩に潤いを与えてくれたこの本が、実は映画化されるのよん♪っていうのも親友からのメールで知っていたが、 今日の今日まで、まさか主人公が深田恭子だとは露知らず。 しかも脇を固めている俳優陣ったら、あーた、 樹木希林だとぉー! 生瀬勝久だとぉー! 阿部サダオだとぉー! 篠原だとぉー宮迫だとぅ・・・・・ 映画宣伝部にいるわけぢゃーないのでこの先は言えない… が、が、しかし、もううすうす気がついている人もいるのかもしれないが、 この本の題名にもなっている「下妻」 実は、わしの実家・・・の近くのシティ。 けっして実家がある所ではないが、本を読まれた方にはお分かりになるであろうジャスコなんか、 そこはもう、わしのテリトリ-。範ちゅう。おしっこかけまくるよワンッ!ってなもんだ。 こういったわけで、ここの日記にも書かずにいられなかったのだ。 あんなところ(下妻)に深キョンやらが撮影しに行ってたと思うと、 わしも野次馬になりたかったよぅー。と思うばかり。 そんなこんなで、また故郷に万感の思いを馳せて、 「下妻物語」読み返そうと思っているわしなのであった。 映画館で「下妻物語」の映画見られる人が羨ましい。 興味を持った人はここでチェック →下妻物語映画サイト お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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