黒沢清ほか「映画の授業」読んぢったっす!
インディペンデント映画作家養成のために、映画美学校の講義によって作成された、脚本、演出、撮影、録音、編集についての実用書です。 黒沢清を、筆頭に、日本映画の今をときめく、トップランナーたちが、若手に、対して、熱く語っています。 「結論。あなたにとってシナリオとは、人智の思い至ることごとくをいったん紙に書き記す、その行為の全てだ」 高橋洋という、「女優霊」や「リング」の脚本を担当した脚本家の言葉です。 しかし、私は、白紙を、目の前にすると、脳が、フリーズしてしまいます。 一気に、大きいものを、作ろうとするから、いけないのかなぁ、などと、反省しつつも、文章=映像という視点で、考えてみると、質を度外視すれば、映像素材を撮りためておきさえすれば、あとから、編集が可能になり、まかりなりにも、最初から、最後まで流れる映像作品が、でき上がります。 その点で、文章=シナリオも、同じなのではないか、素材としての文字=メモの連なりが、何らかの、形で、有機的に、つながり始めたとき、何か、まともなものが、形づくられる可能性が出てくるのだろうと、夢想します。 結局、ここに、私が、何かを書きつけるのは、自分に入ってきた情報を、なんらかの形で、整理したい、または、不恰好ながらも、メモしておきたい、そんな動機で、blogを作り始めたのだと、気づきました。