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テーマ:恋愛について(2607)
カテゴリ:恋愛問題
いっかーん。
PC設置部屋の寒さと怠慢が重なって、大晦日にして今月最初のブログ更新となってしまった。。 リコはスッキリした気持ちで新年を迎えられそうである。 ---------------------------------------- 12月初め、リコはヤマモトさんから決別を暴言とともに、宣告されたのだった。 課の忘年会の帰り、ほろ酔い加減のリコはヤマモトさんにメールし、 前までの普通のやりとりの「勘」をお互い思い出させようとちょっとした彼の言葉に絡んでみせた。 To:ヤマモト 週末こっちに居ないの? カノジョの元かしら? そんなこと言わずに、送ってよ。 コレが仇であり、コレで全ての解決の糸口となった。 From:ヤマモト うるせ~な、いちいち もうメールするのやめてください。 やはり、何かある。 この男には何かあったに違いない。 リコを完全拒否する徹底的な理由があるハズだ。 リコは翌日、隣の席の派遣のサユリちゃんに会い、 思い切って、恥を忍んで全てを打ち明けた。 サユリちゃんは 「リコさんを遠ざけ始めたって時期はいつくらいから?11月入って?・・あぁ・・多分アノ時期だね」 アノ時期? 11月に入って間も無く、彼はサユリちゃんに 「元カノと復縁」を匂わせていたらしいのだ。 元カノは地元ではなく、2ヶ月後くらいには地元に呼ぼうと思うから、 「地元に連れてきた時には、カノジョと仲良くしてやって。カノジョも心強いと思うしさ。助かるよ」とサユリちゃんに頼んでいたようだった。 この「元カノ」・・ リコも人づてにしか聞いたことがないのだが、ヤマモトさんがアメリカ赴任中の会社が雇った通訳で 赴任前しばらくは、今のヤマモトさんの課にも一緒に居た女の子らしかった。 サユリちゃんも当然この当時から彼女とも面識があり、 今や、彼の思い通りの計画の為には、サユリちゃんは最も必要となったのである。 「人を利用する」ということは、この男が最も得意としていることだろう。 「ヤマモトさん・・アメリカ赴任中に淋しくないように、手っ取り早く通訳のコにしたんじゃない?」と、サユリちゃんがリコと同じ見解を口にした。 サユリちゃんとの話で、点が線となり、 沈黙の理由がハッキリと浮かび上がった。 なるほど、そういうワケか。 リコを乱暴に扱ってきた男。 最後の最後まで乱暴だった。 本当の理由を明かさず、「疲れた」で遠ざけ、 リコの「絡み」を良いことに、暴言吐いて、 自分はさっさと次の計画に仕掛かり中ってワケですか。 10月半ば辺りは確か「今カノとお台場へ行った」と言っていた、ヤマモトさん。 そして、11月に入って「やっぱり元カノの良さがわかった」と「元カノと結婚する」と「同棲するアパートを探さなきゃ」とサユリちゃんに不動産屋を聞いてきたと言う、ヤマモトさん。 そして、その直前には「飲み屋の女のコで今狙っているコいるんだけどさ」と サユリちゃんに自慢気に話ししてきたという、この男。 サユリちゃんも、リコもお互いの中に居た「ヤマモト」を吐露して行く内に、 この男の低俗さ、卑劣さ、幼稚さが浮き彫りになっていった。 結局のところ、どの女ともダラしなく繋がって、 「酔ってるときのHは浮気じゃない」という、34才のこの男の「持論」とやらで 自分を守ってきたつもりでもいるのだろう。 リコは恥ずかしくなった。 こんな男に、見せ掛けだけに惹かれ、 そして、待っていたのはこのザマとは。 「コイツ・・そんなにモテるかぁ?!」と終始不思議そうな顔をしていたサユリちゃん。 そして、二人で口を揃えたのは「ヤツの話す女は、一体どの女なのかわかりゃしない」って、ことだった。 34才。 国立大学卒業。 人間の質に、年齢も学歴も全くの無関係ってことだ。 そして、サユリちゃんが、 「アイツに仕返ししようよ」とリコに持ち掛けた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年12月31日 10時49分39秒
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