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テーマ:気になったニュース(30246)
カテゴリ:時事ニュース
ある女性作家が、「自分の家の猫に子供ができたけど
育てられないので裏の崖に投げ捨てて殺した。」と言う エッセイを投稿して波紋を呼んだ。 批判や苦情が殺到したので、今更私が言う事もないのだけれど 今日、反論と言うか、真意と称する言い訳が載っていたので、気になった。 以下抜粋。 ******** 子猫を殺さないとすぐに成長して、また子猫を産む。 家は猫だらけとなり、えさに困り、近所の台所も荒らす。 でも、私は子猫全部を育てることもできない。 「だったらなぜ避妊手術を施さないのだ」と言うだろう。 現代社会でトラブルなく生き物を飼うには、 避妊手術が必要だという考え方は、もっともだと思う。 しかし、私にはできない。陰のうと子宮は、新たな命を生みだす源だ。 それを断つことは、その生き物の持つ生命力、 生きる意欲を断つことにもつながる。 もし私が、他人から不妊手術をされたらどうだろう。 経済力や能力に欠如しているからと言われ、納得するかもしれない。 それでも、魂の底で「私は絶対に嫌だ」と絶叫するだろう。 もうひとつ、避妊手術には、高等な生物が、 下等な生物の性を管理するという考え方がある。 ナチスドイツは「同性愛者は劣っている」とみなして断種手術を行った。 日本でもかつてハンセン病患者がその対象だった。 他者による断種、不妊手術の強制を当然とみなす態度は、 人による人への断種、不妊手術へと通じる。 ペットに避妊手術を施して「これこそ正義」と、 晴れ晴れした顔をしている人に私は疑問を呈する。 ********* じゃあ、自分が産んだ子供を取り上げられ、 殺されるのはいいのか?と言いたくなった。 確かに、避妊手術など猫は望んでいないだろう。 生命を生み出す源を勝手に切り取ってしまうのは、 人間の傲慢かもしれない。 でも、猫はどんな状況でも子猫を生んだら育てるのだ。 「育てられない」と勝手に判断して殺したのは人間である。 子猫を殺す時自分も死んでいるなんて、 甘っちょろいヒロイズムは反論にもなってない。 私を批判するならこれはどうなの?みたいな責任転嫁は もの凄く不快だった。 作家なら自分のした事、書いた事に言い訳はいらない。 言うべき事があるとしたら 「子猫を殺してごめんなさい」だろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
September 22, 2006 11:02:24 PM
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