テーマ:育児方法(2)
カテゴリ:妊娠・出産・育児
「胎児からの子育て」 七田眞著 日経通信社より
母乳が出るのは、たいてい赤ちゃんが生まれてから四十八時間後です。 そして、その間は、赤ちゃんにとっては軽い断食の時間なのです。 その間に与える飲物は、むしろ下剤的な要素を持つマルツエキス(麦芽糖を主体とした緩下剤)や砂糖湯(ここでは緩下剤の役割を果たす)だけでいいのです。そうしておくと、胎児期に腸の中に大量にためこまれた胎毒の弁を完全に排泄できるからです。 ところが、初乳の前に紛乳を与えてしまうと、その胎便を排泄する働きがストップしてしまいます。そこでしかたなく半年から一年かかって、体の表面から発疹のような形で排泄するのです。 例えば、頭から胎便の毒素を排泄するための脂ろう性湿疹など、お母さんが半年近く悩まされる結果となります。それこそアレルギーの原因は、初乳の紛乳にあるとさえいえるかもしれません。 母乳が出るまで紛乳を与えないでおいてくれる病院を選ぶことが大切です。 すぐに紛乳を与えないと、体重が減ってしまうので、赤ちゃんの体力が衰えてしまうような気遣いをする方が多いかもしれません。では、粉乳がなかった時代には、どうしていたでしょうか。湯冷ましの水分だけ与えて、胎便を早く出させる訓練がずっとなされてきたのです。 引用終わり。 私は「初乳が出る前に粉ミルクを与えてはいけない」という事実を、上の子を出産してしばらくして知った。 上の子は産院で初乳をあげる前にミルクを与えた。 そして初乳は姑の 「薬を飲んでいるからおっぱいの色が黄色になった」 という完全な思い込みのせいで、初乳は捨てざるを得なかった。 (私は初乳の大切さ、色については一応知識があったのだが、姑が怖くてその言葉に従ってしまった) そのせいで、上の子は百日前に頭に脂ろう性湿疹が出て、グジュグジュして気の毒であった。 ついでに姑には 「皮膚はオンマ(ママ)に似たらいけないのに」(私はアトピーだから) と言われて結構傷ついた。 それで次男の時は「絶対、初乳が出る前はミルクをやらん」と固く決意していた。 幸い産院でも 「どうしてもって言うならいいですよ」と言って 「ミルクはあげないんでしたよね」と看護婦もその言葉を守ってくれたし、姑も 「まあ、昔はミルクなんてなかったんだから」 と言って、砂糖湯だけで乗り切ることを認めてくれた。 それで現在五ヶ月を過ぎた次男は、幸い頭からグジュグジュが出る脂ろう性湿疹には悩まされずに済んでいる。 しかし、両頬と顎に湿疹が出て、赤くなり、ちょっと熱を持っているのか少し痒いようである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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