カテゴリ:美容・健康・手作り
近所のアメリカ人Jさんの奥さんMさんは日本人なので、時々そのうちで夕飯をよばれることがある。
Jさんのうちは朝はシリアルで夜はライスなのだが、米飯と言っても玄米と麦の御飯である。 そこのうちはJさんが買い物をし、奥さんが料理する。 それで玄米と麦もご主人がセレクトした食材なのであった。 うちの下の子は九ヶ月なのだが、その夜はちょっとお腹がすいていたらしく、オッパイを噛んだりしていた。 それで白い御飯もあったのでそれをもらって与えようとしたら、Jさんは 「玄米と麦の御飯を与えるように、白い御飯は体によくないから」 とおっしゃった。 それでしかたなく、玄米と麦の御飯をスープに混ぜて食べさせた。 次の日、Mさんと隣の面に行き、昼はマッククスというそばを食べた。 その時も下の子はお腹が空いていたので、マッククスを少し食べさせてみたが、辛かったのか泣いた。 それでやはり駄目だろうと思って、そこで御飯をもらって食べさせた。 そのことと因果関係があるのかないのか、全くわからないけど、下の子は次の日下痢をし、小児科で「腸炎」と診断された。 奥さんのMさんはご主人のJさんが 「白い食べ物は体に悪いもの」 と思っているのだという。 確かに白い漂白された小麦粉、砂糖は体に悪い。 白いパンと黒いパンと言えば、「アルプスの少女ハイジ」のアニメを思い出す。 ハイジはクララのうちで食べている白いパンを毎日少しずつタンスの中にしまい込み、おじいさんにいつか持っていって食べさせてあげようとしていた。 結果はカビだらけになってしまっていたが。 おじいさんが食べてたのは黒いパンで、硬くてまずい。 クララのうちの白いパンは柔らかく、おいしかったからだ。 でも白いパンは漂白された小麦粉を使用している?ので、体に悪いと、最近はドイツ人は黒いパンを食べるようになったらしい。 (黒いパンはミネラルが沢山入っているのだろうか) それでJさんは白米まで体に悪いものと思っていて、玄米と麦を食べているそうだ。 その後またMさんと隣の面にいって、そば粉で出来ているプッチムというもんじゃ焼きのようなシンプルなものを食べた。 Mさんはその時下の子を抱っこしていて、しきりにそのそば粉で出来ているプッチムを食べさせようとしていた。 私は小児科で 「母乳とおかゆ以外のものはあげないでくださいと言われたんですけど」 と言ったが、 Mさんも「そば=体にいいもの」と思い込んでいるので、なかなかやめさせない。 結局は下の子が食べなかったので、ほとんど食べさせずに済んだけれど。 また一度Mさんからこんな相談を受けたことがある。 「うちの夫は御飯を少ししか盛るな、と言うのよね。その分おかずを沢山食べるようにって、私は主食をしっかり食べたいんだけど」 それについて私はこう話した。 「それは西洋の栄養学ではそう言われているからですよ。 ヨーロッパの方は米を食べないでパンを食べているけど、パンだとお腹が空くでしょ。 ヨーロッパの方では主食でお腹がいっぱいに出来ないから、おかずを沢山食べないと体がもたないだからですよ。 でも韓国や日本は米を食べている。それで必要な栄養素が沢山取れるから、おかずをそんなに沢山食べなくてもいいそうよ。」 そのJさんは全寮制の高校の先生をしているのだが、生徒達は深夜遅くまで勉強をしている。 確かにそういう人たちは眠くならないように、沢山食べることを控えなければいけないことは事実である。 何故睡眠が必要かというと、脳を休めるためと体を休めるためだが、脳の疲れは二、三時間寝ればとれるそうである。 しかし内臓が疲れているともっと寝なければならないそう。 だからあまり食べ過ぎないようにして、内臓への負担をなくせば、短眠でも生活できるそうである。 そういう意味では、食を少し減らすことも必要ではあるが、その時は農薬や合成成分をなるべく摂らないように心がけ、栄養価の高い食品を摂る必要がある。 それで玄米を適量摂るといい、という面があるだろうが。 しかし、その欧米の栄養学に影響されて、主食である米を摂らないことは、問題が多い。 精米された米にもそれでも色々なミネラルが残っているから、やはり御飯はしっかり食べさせた方がよいと思う。 (玄米だけだとおいしく食べられないので、混ぜて炊くとかするといいと思う) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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