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2010年10月14日
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カテゴリ:経験談
亡くなった祖父は、最後の数年間、胃ろうで栄養補給をしていた。
祖父は、脳梗塞で半身麻痺になり、認知症もあるのでリハビリは無理、とのことで胃ろうになったらしい。
これがなかなか大変。
一日3回、どろどろになった食料?を直接胃に注ぎ込むのだ。
この準備やら何やらで時間がかかる。

途中から、保険適用外だが、すぐに終わる胃ろう用の栄養補給剤に、お昼だけ変えていた。
これだけでもずいぶん楽になったらしい。
脳梗塞+認知症+αで、祖父が成人らしい意思表示ができなかった分、精神的に楽だったのかもしれないが、毎日必要な胃ろうの手間と、寝たきりの祖父の姿を見て、父親が
「死ぬのならポックリ死にたい」
とこぼしていたのが忘れられない。

胃ろうを付けた状態だと、デイケアなどの介護サービスで受け入れてくれるところも非常に少ない。
胃ろうのチューブの交換で、入院している間が、自宅介護をしていた母の休息のときだった。

結局、祖父は何度目かの胃ろうチューブの交換入院の際、そのまま帰らぬ人となった。


ナースのためのやさしくわかる胃ろう(PEG)ケア





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最終更新日  2010年11月23日 08時20分59秒
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