カテゴリ:経験談
亡くなった祖父は、最後の数年間、胃ろうで栄養補給をしていた。
祖父は、脳梗塞で半身麻痺になり、認知症もあるのでリハビリは無理、とのことで胃ろうになったらしい。 これがなかなか大変。 一日3回、どろどろになった食料?を直接胃に注ぎ込むのだ。 この準備やら何やらで時間がかかる。 途中から、保険適用外だが、すぐに終わる胃ろう用の栄養補給剤に、お昼だけ変えていた。 これだけでもずいぶん楽になったらしい。 脳梗塞+認知症+αで、祖父が成人らしい意思表示ができなかった分、精神的に楽だったのかもしれないが、毎日必要な胃ろうの手間と、寝たきりの祖父の姿を見て、父親が 「死ぬのならポックリ死にたい」 とこぼしていたのが忘れられない。 胃ろうを付けた状態だと、デイケアなどの介護サービスで受け入れてくれるところも非常に少ない。 胃ろうのチューブの交換で、入院している間が、自宅介護をしていた母の休息のときだった。 結局、祖父は何度目かの胃ろうチューブの交換入院の際、そのまま帰らぬ人となった。 ナースのためのやさしくわかる胃ろう(PEG)ケア お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年11月23日 08時20分59秒
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