走破を終えて、つぎはどこに行くか考える。
向かい側にはJR成田線の列車が止まっている。
節電のためか、ドアは各車両1カ所のみ開いている。
鹿島神宮駅、とあるが、鹿島神宮は見当たらない。
さらに、この列車を見送ると、つぎの列車まで1時間以上待つことになる。
駅の周りに、時間をつぶせそうな場所もなさそう。
というわけで、そのままJRに乗って帰路に就くことにした。

何も考えずに電車に乗り込む。
電車はすぐに千葉県に入る。
千葉県、人口600万人もいるのに、今ひとつ存在感の薄い県だ。
携帯電話で、東京までの経路を確認する。
途中で特急に乗り換えるとちょっぴり早いが、このまま各駅停車に乗って千葉駅で乗り換えてもさほど時間差はない。
というわけで、いったん千葉で降りて、昼ご飯を食べることにする。
鹿島神宮駅では、車内はあまり人は乗っていない。

電車の心地よい揺れと、のどかな風景のおかげで、眠くなってくる。
成田の手前の駅で、長時間停車。

途中、食事が食べられそうな所、ということで、千葉でいったん下車することにする。
だがここで問題が。鹿島臨海鉄道の切符しか持っていないのだが、自動券売機で精算できるだろうか。
千葉駅にちかづくにつれて混雑してきた車内で考える。

節電は徹底されていて、影にはいると車内は短時間とはいえ真っ暗になる。
そうこうしているうちに列車は千葉駅に到着。
ゆっくり駅を降りて、精算機に鹿島臨海鉄道の切符を挿入。
すると、JR東日本の精算機は、当然のように精算金額を計算して表示した。
しかも、支払いにICカードも使える。ありがたくICOCAで精算させてもらった。


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