2007/07/26(木)09:54
渡辺崋山の言葉、商人八訓
愛知県田原市、そこに渡辺崋山博物館があります。
渡辺崋山、田原藩家老職でありながら、一流絵師。
財政改革、行政改革を実行しながら、和歌、俳諧を愛する風流人。
蘭学者であり、国の将来を憂いて、著作した警告の書を
反体制派の書とみなされ、最後に切腹されました。
役職がある武士の家に生まれたものの
田原藩が貧乏だったため、
兄弟姉妹を奉公にださないと食べていけない境遇。
絵画を売る内職しながら、学問をしたそうです。
貧乏の辛さを知って、陣頭指揮したからこそ
貧乏な田原藩が天保大飢饉を無事に乗り越えられました。
この功績により、田原藩だけが幕府から表彰されました。
紙芝居「渡辺崋山の生涯」は→コチラ
その渡辺崋山が残した「商人八訓」
一 先ず朝は、召使より早く起きよ
二 十両の客より百文の客を大切にせよ
三 買い手が気に入らず、返しに来たならば、売る時より丁寧にせよ
四 繁盛するに従って、益々倹約せよ
五 小遣いは一文より記せ
六 開店のときを忘れるな
七 同商売が近所にできたら懇意を厚くして互いに勤めよ
八 出店を開いたら、三ヵ年は食料を送れ
現代に通用する真理ですね。
「商人八訓」、田原市博物館ミュージアムショップで百円で売ってます。
経営に迷ったら、一度、博物館へ行ってみませんか?
何かヒントがあるかもしれませんよ。
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