今年一番の事件
今年一番の事件といえば、うーくんの“美女4人泣かせ事件”。注)何を持って美女とするかは、個人個人において自由である。それは、カラオケ屋さんでの出来事。父とうーうんといーちゃんの誕生会という名目で、すえ一族はカラオケをすることになった。すえの父母、姉2人、姉と私の子あわせて4人、そしてうーくんと私で全10人。うーくんが歌う番になった。いつもながら、大きな声で歌い出した。すると……えっ(◎_◎)真ん中の姉が、「なんか涙が出てきちゃった」と、涙を拭いているではありませんかっなんで?なんで?まだサビでもないのに?横にいた上の姉も、「なに泣いてんのぉ」と笑いながら、だんだん涙になる。母も、「涙出ちゃうね」と…歌は、コブクロの「永遠に共に」という曲で、私は初めて聞いた歌。結婚式にピッタリの感じで、サビには、♪ともにあ~るき、ともにま~なび…♪と、共に○○が12回も叫ばれる。そのサビがまた、涙を誘った。私はといえば、初めての運動会を見守る親のような気分で、そんなとき私は、ちゃんとやりおおせるかどうか心配で、感動して泣くどころではない。うーくんが、チェックの厳しい姉の目を無事に通り抜けれるかどうか気が気でなく、最初のうちは歌なんてまるで聞いてなかった。ああ、いつものように声がデカイなぁ…くらいにしか感じてなかった。みんなが泣き出して、慌てて聴き始めた。が、今度はみんなの様子が気になり、やっぱり聴けなかった。しかし、涙は流れた。姉を見ているうちにもらい泣きをしたのだ。もう、ワケのわかんない涙だ。歌が終わって、みんな、笑い泣き。「なんか…泣いちゃったわ」「うん、なんかね…」「なぜかしら?」と、すっごいよかったぁ…という感想ではなく、なんでなんで!?という不思議な空気が漂った。それがまた可笑しかった。すっごく上手くて、感情をこめて歌い上げた、というのなら分かるのだけど、そんなにすっごい上手いわけでも、感情的に歌うほうでもなく…とにかく、声が、デカイ。くぐもっているのだけど、管が太いのか、普段でも、低くて篭っているワリには通る声で、歌うと、特にすっごい大きな声になるのだ。そんな声だから、コソコソ話はできないのだが…(~_~;)前に、子どもが大きな声で一生懸命応援してるだけで涙が出る、好きでもない女優が共感できない話を演じてても、迫真の演技を見ると涙してしまう、というようなことを書いたが、それと似てるのかも。あとは、素直さ、というか、真っ直ぐな感じというか、そういうのが伝わってくるのか…歌って、性格出るなぁ、と思った。上手く歌おうとして調子が外れてしまう父、ヘタでもないのに自信がなくてなかなか歌わない母、飄々と歌う姉、ノリノリで歌う姉、歌いたいけど声が割れてしまい思いっきり歌えないすえ。子ども達は、それぞれとっても成長していて、みんなどんどん上手くなって、その成長を感じるのもまた楽しかった。そんな、感受性豊かなすえ家の美女&野獣(?)たちは、楽しいひとときを過ごしました。またいつか、みんなで行きましょうね。