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カテゴリ:OL物語
あれは、なんの飲み会だったのだろう。
その支社で、社員だけでの飲み会は、それが最初で最後だった。私の記憶では。
社員は男子2人女子2人の全部で4人で、こぢんまりとした会だった。

支社長がーーその時には、新しい支社長に替わっていて、また初めて支社長をやる人だったーー
何か要望があるか…みたいなことを訊いたんだったと思う。
中山さんが、「では言いますけど」みたいに話し始めた。

「自賠の補正が、たくさんあるから、みんなで分担にすればいいと思うんです」…と。

一同、え…っ!?

説明しよう。(面倒な人は飛ばしてください。)

 自賠責の補正というのは。
 運転免許を持ってる人は知ってると思うけど、自賠責保険というのがあって、
 これは、人身事故があったときに、被害者が最低限の保障が受けられるよう
 車を買ったら絶対に入らなければいけない国が定めた国の保険である。
 この保険の窓口は、なぜか損害保険会社になっている(役所とかじゃダメなのかねぇ?)。

 それで、なぜ補正が必要なのかといえば、間違えて記入してそのまま入ってしまうことがあるからだ。
 自賠責保険は、その性質上、すぐに保険証が発行される。
 申込書がカーボンになっていて、代理店が書いたら、最後のページがそのまま証書なのだ。
 人が書くのだから、簡単に記入間違いが起きる。(ディーラーなどでは機械のこともある)

 とくに多いのが、保険の終期。
 車検の期間(新車なら3年間=36ヶ月)は、丸々自賠に入っていないといけないので
 手続き期間などを考慮すると、保険期間はたいてい車検期間より1ヶ月多く入る。
 新車なら、37ヶ月、というふうに。
 保険の始期が月末だった場合、終期も月末にしないといけないのだけど
 始期が4月30日の場合、終期は、3年と1ヶ月後の月末、つまり、5月31日となる。
 しかし、書くときに、「5月30日」と、つい書いちゃうんだな。すぐ上に「4月30日」と書いてあるもんで。

 このように間違えたまま事故が起きた場合、どうなるかというと
 本来なら国が保険金を払うところを、保険会社が払わなければいけなくなるのである~!
 「間違えてんだからオレ(国)は払わないぞ。間違えたオマエがなんとかしろ!」てことかね?
 なので、会社としては、この間違えを早急に正したいわけだ。

 しかし、この訂正が、簡単にはできない。
 お客さんが持っている証書そのものに加筆訂正しなければならないからだ。
 書類にちょっと印鑑をもらうくらいなら、比較的スムーズに進むのだけどね。
 その加筆訂正は、ほとんどの代理店では許可されていないので
 わざわざお客さんに営業支社に来てもらうか、郵送でやりとりするかしかない。
 郵送の場合、お客さんも証書を持たずに運転することになる。それは気が進まないだろう。
 または、そんなこと知ったこっちゃない、ってわけで、なかなか解決しないのだった。
 
 というわけで、自賠責保険の補正というのは、会社としては重要かつ急務なのだが
 社員しては、超・後ろ向きで、一銭の得にもならない、ただ面倒なだけでクソ面白くもない仕事…
 なのである。

 で、この自賠責の補正は、通常、経理担当の女の子が担当する。(ここでは中山さん)
 自賠責の申し込みはお金と一緒に入ってくるので、経理担当が自賠を担当するのが妥当だからだ。

 確かに面倒な仕事だけど、量的には、実はそんなに多くはなかった(この支社は)。
 前の前の支社のときは、担当がMさんだったのだけど、ずーーーっと放っておいたので
 目も当てられない件数になっていたのを知っていたので、私は、この新しい支社での件数は
 まったく全然多いと思っていなかった。

さて、中山さんの発言に話を戻そう。(やっと^^;)

自賠責の補正を分担するというのは、聞いたことがなかった。
代理店に協力してもらうよう話してほしい、とか、ここは近くだからお客さんの家に行ってくれないか、とか
そういう相談とかお願いならあるけど、元から件数を分けてイチから分担するというのは…

一同が「え?」という不思議な顔をするやいなや、中山さんはまくし立てた。

「だからぁ!今、○○件あるので、それを4分の1にして、云々…」

なんと、支社長にも分担。
そんなチマチマした後ろ向きな事務仕事を、支社長に…!
他になんと言っていたかよく覚えてないんだけども。なんか言い続けていた。
私はいろいろ事情を聞こうとしたように思う。
男性社員(私と中山さんと同期)は、ハナから拒否姿勢だった気がする。
支社長もびっくりしたようで
「えっと、もちろん手伝うけれど、それは……云々」
婉曲に分担という形は拒否しようとしたら

「そうですか!私が一人でやればいいんですねっ!分かりましたっ!!」

と言うやいなや、怒ってそのままバッグを持ち、帰ろうとした… (長くなったのでつづく)





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Last updated  2008年04月30日 16時36分11秒
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