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OL物語

2008年04月30日
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カテゴリ:OL物語
あれは、なんの飲み会だったのだろう。
その支社で、社員だけでの飲み会は、それが最初で最後だった。私の記憶では。
社員は男子2人女子2人の全部で4人で、こぢんまりとした会だった。

支社長がーーその時には、新しい支社長に替わっていて、また初めて支社長をやる人だったーー
何か要望があるか…みたいなことを訊いたんだったと思う。
中山さんが、「では言いますけど」みたいに話し始めた。

「自賠の補正が、たくさんあるから、みんなで分担にすればいいと思うんです」…と。

一同、え…っ!?

説明しよう。(面倒な人は飛ばしてください。)

 自賠責の補正というのは。
 運転免許を持ってる人は知ってると思うけど、自賠責保険というのがあって、
 これは、人身事故があったときに、被害者が最低限の保障が受けられるよう
 車を買ったら絶対に入らなければいけない国が定めた国の保険である。
 この保険の窓口は、なぜか損害保険会社になっている(役所とかじゃダメなのかねぇ?)。

 それで、なぜ補正が必要なのかといえば、間違えて記入してそのまま入ってしまうことがあるからだ。
 自賠責保険は、その性質上、すぐに保険証が発行される。
 申込書がカーボンになっていて、代理店が書いたら、最後のページがそのまま証書なのだ。
 人が書くのだから、簡単に記入間違いが起きる。(ディーラーなどでは機械のこともある)

 とくに多いのが、保険の終期。
 車検の期間(新車なら3年間=36ヶ月)は、丸々自賠に入っていないといけないので
 手続き期間などを考慮すると、保険期間はたいてい車検期間より1ヶ月多く入る。
 新車なら、37ヶ月、というふうに。
 保険の始期が月末だった場合、終期も月末にしないといけないのだけど
 始期が4月30日の場合、終期は、3年と1ヶ月後の月末、つまり、5月31日となる。
 しかし、書くときに、「5月30日」と、つい書いちゃうんだな。すぐ上に「4月30日」と書いてあるもんで。

 このように間違えたまま事故が起きた場合、どうなるかというと
 本来なら国が保険金を払うところを、保険会社が払わなければいけなくなるのである~!
 「間違えてんだからオレ(国)は払わないぞ。間違えたオマエがなんとかしろ!」てことかね?
 なので、会社としては、この間違えを早急に正したいわけだ。

 しかし、この訂正が、簡単にはできない。
 お客さんが持っている証書そのものに加筆訂正しなければならないからだ。
 書類にちょっと印鑑をもらうくらいなら、比較的スムーズに進むのだけどね。
 その加筆訂正は、ほとんどの代理店では許可されていないので
 わざわざお客さんに営業支社に来てもらうか、郵送でやりとりするかしかない。
 郵送の場合、お客さんも証書を持たずに運転することになる。それは気が進まないだろう。
 または、そんなこと知ったこっちゃない、ってわけで、なかなか解決しないのだった。
 
 というわけで、自賠責保険の補正というのは、会社としては重要かつ急務なのだが
 社員しては、超・後ろ向きで、一銭の得にもならない、ただ面倒なだけでクソ面白くもない仕事…
 なのである。

 で、この自賠責の補正は、通常、経理担当の女の子が担当する。(ここでは中山さん)
 自賠責の申し込みはお金と一緒に入ってくるので、経理担当が自賠を担当するのが妥当だからだ。

 確かに面倒な仕事だけど、量的には、実はそんなに多くはなかった(この支社は)。
 前の前の支社のときは、担当がMさんだったのだけど、ずーーーっと放っておいたので
 目も当てられない件数になっていたのを知っていたので、私は、この新しい支社での件数は
 まったく全然多いと思っていなかった。

さて、中山さんの発言に話を戻そう。(やっと^^;)

自賠責の補正を分担するというのは、聞いたことがなかった。
代理店に協力してもらうよう話してほしい、とか、ここは近くだからお客さんの家に行ってくれないか、とか
そういう相談とかお願いならあるけど、元から件数を分けてイチから分担するというのは…

一同が「え?」という不思議な顔をするやいなや、中山さんはまくし立てた。

「だからぁ!今、○○件あるので、それを4分の1にして、云々…」

なんと、支社長にも分担。
そんなチマチマした後ろ向きな事務仕事を、支社長に…!
他になんと言っていたかよく覚えてないんだけども。なんか言い続けていた。
私はいろいろ事情を聞こうとしたように思う。
男性社員(私と中山さんと同期)は、ハナから拒否姿勢だった気がする。
支社長もびっくりしたようで
「えっと、もちろん手伝うけれど、それは……云々」
婉曲に分担という形は拒否しようとしたら

「そうですか!私が一人でやればいいんですねっ!分かりましたっ!!」

と言うやいなや、怒ってそのままバッグを持ち、帰ろうとした… (長くなったのでつづく)






Last updated  2008年04月30日 16時36分11秒


2008年04月25日
カテゴリ:OL物語
同じ支店内のある支社で、女性社員が辞めることになった。
産休をとってから復帰していたのだが、ご主人の都合で引越すとか…
だったかな。理由はよく覚えてない…。

その支社は、私の住むところから、とっても近い。
また、やはり産休明けの人が入ってくるらしい…という噂もあった。
その人は、私が今いる支社に、一番近い。

そこから導き出される結論は…そう。
私がその支社へ転勤、私の穴に産休明けの人が復帰ということに。
なんつーか、都合よく動かされた、という感じだ。

というわけで、最初の転勤から1年半後、私はまた転勤することになった。
家から4駅しか離れていないその支社は、また、これまでとは一味も二味も違っていた。
代理店さんをアゴで使う支社長、及び、女子社員!

いや~。マジでびっくりしたわ~~~。
これまでいたところでは、代理店さんはお客さん扱いだったんだもの。
そこでは、呼び捨てあり、「~しろよー!」みたいな命令形も。

でも、それは限られた代理店だけだとすぐわかったのだけど。
研修生上がりの、若い代理店限定だった。
研修生とは、前にも書いたかな、代理店になるための養成を受けた人たちで
いわば、支社長は、先生で、研修生は教え子。だから偉そうにもできたわけだ。
もちろん、そこには信頼関係があり、支社長の人柄が…つか、柄が悪かっただけ?
いや、でも、すごくカッコいい人だったのよ。まだ若くてさ。

そんな風通しのいい支社で、私は、楽しく仕事をさせてもらった。
…んが…。
なぜか、本当になぜか、私と組むことになる女性は、みんなアクが強いというか…
今度の女子は同期だったので、最初から知っていたが、なんというか…

心理テストで、昔、こんなのがあったよね。

『結婚するならどういう人がいい?条件を3つあげて。
 じゃあ、もし、目の前に、その条件を満たす人が2人現れたら?
 次に何を条件にする?』

というヤツ。
私は、その4つ目を『話しやすいかどうか、かなぁ』と答えた。
さあ、まだやったことない人は、ここで考えてくださいね。

回答いきます。

『その4つ目の条件こそ、本当にアナタが望む条件です』

…と、この心理テストは余談だけど、何が言いたかったかというと
私にとって、話しやすいというのが重要なことで。
だけど、転勤先にいた同期の女性は、私にとっては『話しにくい人』だったわけ。
話しやすいか話しにくいかっていうのは、とても主観的なので、うまく説明できないけど。

彼女:中山さん(仮名)は、いろいろ不満があるらしく、いつも文句を言っていた。
私の前任の人は、保育園に子どもを預けていたので、「残業はできません」と公言
していたらしいのだが、それがとっても不満だったらしく、すごい勢いで怒っていた。
まあね…〆の時に、残業のない営業支社なんて有り得なかったからな…
それが当然みたいな顔して隣に先に帰られたら、で、残った仕事が回ってきたら
毎月毎月だったら、それはちょっと辛いかもしれないけど。

中山さんは長女だそうで、弟がいるらしいが、弟の不満も言っていた。
でも、お母さんは弟に甘い、とか、親への不満も言っていた。
で、私が末っ子だというと

「そんな感じ~。自由でいいよね~。」

はい?
それって、どういう意味デスカ?

そんな彼女の不満が、ある日、爆発した。             (つづく)






Last updated  2008年04月25日 09時18分15秒
2008年04月18日
カテゴリ:OL物語
半年ぶりのOL物語で~す(^_^;)ゝ
どこまでいったか、忘れて…ますよね、皆さん、筆者も忘れてるんだから雫

え~と、ワタクシが転勤して、そこは、以前ひどい対応をされた女子社員がいて心配だったが
その人(篠原さん:仮名)は実はすごく素直な人で実害はなく、その彼女もめでたく結婚退職された…
というところまででした。 ←読み返してきた^^

 *  *  *  *  *

篠原さんが辞めた穴に、新しく転勤してきた女性は、本社の違う種類の課にいた山野さん(仮名)。
確か3つ下で、小さくてぽってりとして、げっ歯類を思わす風貌は、とても可愛らしかった。

その頃、会社は、女性社員の育成に力を入れていて、本社の営業統括みたいなところで
女性社員を統合するような立場の人がいた。あちこち見て回って、現状を把握しつつ、
おそらく、どこの支社や課でも仕事の量や質を一定の基準にしよう、みたいな狙いで。

で、山野さんが入った初日から1週間、その統括の人も来てくれて
その人が山野さんに仕事を教えてくれたので、私は仕事が増えることなく超ラッキー☆
経理は1年しかやってなくて、まだ自信ががなかったので、ホント、ちょうどよかった。

そんな感じで、最初は山野さんとあんまり係わらなかったから、仲良しの先輩Wさんから、
「山野さん、どう?…すえchan、大丈夫?」というような電話をもらって、面食らった。

山野さんは、そういえば、Wさんの古巣にいた人だった。
Wさんと山野さんは同時期にはいなかったけど、Wさんは古巣の友達から、
「山野さんは、気が強いから、すえchanが心配だ」みたいな話を聞いたらしいのだった。

そういわれれば、確かに…こんなことがあった。

山野さんが、男性社員に、代理店さんとのやりとりを説明していたのだが…
代理店さんとのやりとりを、最初から細かく説明している途中で、話が長かったので
業を煮やしたその男性社員:川崎さん(仮名)は、途中で話を切ってこう言った。

「で、ボクは何をすればいいの?」

すると、山野さんは、

「だから、それを今説明してるんですっ!」

横で聞いてた私は、うおー… と思った。

川崎さん(仮名)は、私よりも4つくらい上だったかなぁ…だから、山野さんより7つも上だし。
大きなお目目にゆったりした口調で、見た目、すごく人当たりがいい川崎さんだが
支社長との話で「支社長も先祖は武士ですか!うちもですよ~!」と…
「源氏ですか?平家ですか?…うちもです…」延々…

えっ!? 武士ってそんなに嬉しいことなのっ!?
先祖の話で、その盛り上がりって、一体…???

篠原さんと後ですげー笑ったのだが、とにかく、川崎さんは見た目と違って
なんかたぶん、すごいプライドの高い人だったんじゃないかと思う。

その支社長とは、武士同士ということで(?)息も合ってたのだけど
次の支社長が来て、今度の支社長は、打ち合わせをするのが好きな人で、
週に一回の決まった会議の他に、毎朝のように「ちょっと集まって」と、言う。
ほんの5~10分くらいだけども、私も調子狂ってたのは確か。なんだけども
その人その人でやり方があるだろうから…くらいにしか思ってなかった。

ある日、川崎さんが言った。
「こうやって集まらないといけないようには思えない」みたいなことを。
これくらいのことだったら、ちょっと個別に言ってくれればすむし
緊急の要素もないし…みたいな。「朝から調子狂うんです」くらいなことも。
「みんなはどう?」と聞かれて、誰にも異論はなく…
支社長、「みんなもそう言うんなら…うん…わかった…」…タジタジ…

横で聞いてた私は、うおー… と思った。
きっと他の人(といってもあと2人だが)もそうだったろう。
今度の支社長は、ちょっと失敗して飛ばされてきた…って人で。
そのせいで、か判らないけど、どうも川崎さんは、バカにしてたんじゃないかと…

…と、川崎さんはそのような人だったので、山野さんにも、我慢せず言ったのだった。
その、いかにも冷静な、ゆったりした口調で。

その日だったか、後日だったかは忘れたが、山野さんは大変悔しがっていた。
「川崎さんは、すえchanさんの話は聞くのに、私のことはバカにしてるんですっ」と。

…いや…話の仕方にはコツがあって…
仕事の場合には、結末から言ったほうがいい場合が多いんだけど…
そのほうが、聞き手も、どこに注目して聞けばいいか、わかるじゃない?
…なんて、言えたらよかったのかもしれないけど。
自分が普通にしてることって、あえて考えたわけじゃないから、
言葉で説明するのは難しいもので、その時は「そ、そんなことないよっ」みたいな;
「山野さんはちゃんとやってるし、一生懸命やってるの分かってるから」
と言ったことを覚えている。ちょっとトンチンカンだったかな。

というわけで、多少、うおー… と思うこともなくはなかったが
別段仕事に支障もなく、平穏に時が過ぎていった。
そして、数ヶ月後、また私に辞令が下ったのである…         (まだつづく)






Last updated  2008年04月29日 01時00分14秒
2007年09月25日
カテゴリ:OL物語
声がアンニュイな篠原さんは、もともとは営業とはぜんぜん関係ない部署にいた人で
そういう人はたいてい、営業支社の仕事には、不満があるものなのであった。
(あ、私も不満はたっくさんあったけど^^;)
Wさんも最初は驚いていた、実務(いい加減さ)の実態に…
「これは私の仕事ではない」という思いが強くって、それは確かに正しいんだけど
でも、もともとそうやってきた支社の体制が、そう変わるわけもなく…

私は、彼女が怒る気持ちも多少はわかるし、仕事は教えてもらわなくてもよかったしで
最初はその態度の横柄さに驚いて困ったりもしたけど、慣れれば問題なく…つか
どうでもよくなった。
それよりも、だんだん彼女のアクの強さも、おもしろいなぁ~なんて思ってきたり。
(前回予告では、大変そうなことを書いたのに、えろうすんません^^;)

すぐ「それは出来ません」って言えるのが、すごいなぁ!と思って。
見てて気持ちいいくらい、ハッキリ言うのよ。
「だってさぁ~、そんなのなんとかかんとか…」と、ため口だったり、
男性社員が同期か同い年かなんかで文句言い放題だし、フルネームで呼び捨てにしたり、
へええええ、こんなふうでもいいんだあああ…と、ちょっと勉強になったわ(?)

彼女は、なんでもワープロで打つ人で、手で書いたほうが早いんじゃ…?
そんな時間があったら、あんなことやこんなことが…ということも。
でも、ワープロで打つのが当たり前の職場にいた人には
ワープロ以外の文書やラベルは、この世にあってはならないらしかった。
(私はといえば、・・・その手の機械はとんとダメだった。
 今でこそパソコンで文字も打てるが、家に入ってネットで遊んだから得たものなのだ。)
篠原さんの苛立ちには、自分の力が生かせなかったというのもあったんだろうなぁ。

そんな篠原さんも、なんと結婚退職をした。しかも、社内結婚!!
いや、マジで驚きました。
いや、あの、別に、悪い人ではぜんぜんなかったんだからいいんだけど、
その、この支社に来る前に、他の営業支社にいて、そこがダメだったからここに来た
みたいなうわさを聞いてたので、で、その相手の人が、そのダメだった支社の人
だったので、すごく驚いたのだ。

その、前の支社という所には、有名な手ごわい人がいて、きっとMさんよりも大変
だったんじゃないかと思う。
私が新人の時にいたRさんは、その手ごわい人の下で鍛えられたらしい…
その人の下では、どんどん人が辞めていくらしいから、やはりRさんは只者ではなかったのだ。
(で、Rさんも手ごわい人になっていったのね…)

篠原さんは、ぜんぜん畑違いのところから来て、それだけでも大変なのに
毎日のひどい残業で、なぜかというと、前の人がちゃんとやってなかったものが
ひどい状態だったらしく、膨大な尻拭いをしなければいけなかったらしい。
しかも、女性社員はその手ごわい人しかいないしね。
「私には出来ません」と泣いたそうだ。
そりゃ確かに可哀想だよね…
で、泣いている彼女に優しい声をかけたのが、旦那さんだったらしい。
彼女は、彼のことはぜんぜんタイプじゃなかったそうだけど
つらい時にそばにいてくれたら、そりゃあ好きにもなってしまうわな。
いや~、人生、何が幸いするか、わからないものですなぁ。

彼女はお花を習っていたので、お祝いに花瓶をプレゼントした。
透き通ったシンプルな壺型のものと、小さい横長で口だけちょっと上を向いていて
箸置きにもなるものがあって、おもしろいなぁと思ってオマケに。
「こんなシンプルなのを買おうと思ってたの~。エー、これ何?うわーオシャレー!」
と、とても喜んでくれた。アンニュイだから逆にその素直さが伝わってきて
私もとても嬉しくなったのでよく覚えているのだ。
しかし、私からそんなものをプレゼントされるとは思っていなかったようで、
「えー…でも…どうしよう…なんか私、恥ずかしいー」と、戸惑いも見せた。
あんまり私のことをよく思ってなかったのかな?あはは…^^;
ま、あんまり長く一緒だったわけではなかったしな(たぶん半年くらいだったか)。

というわけで、付き合いは短かったけど、大変インパクトのある人でした。
うまく書けなかったけど;;

で、その抜けた席に転勤してきた女性が、また…
「すえchan、だいじょうぶ?」
と、黄金時代を過ごした仲良しのWさんから、その人について、心配の電話があったほど…






Last updated  2007年09月26日 00時52分56秒
2007年09月20日
カテゴリ:OL物語
転勤先の支社は、小さい支社だったので、仕事は楽になった。
前は、代理店数150くらいだったところが、80くらいに、だったかな。
さらに、来社する代理店が少なかったので、時間を取られることもなく
さらに、大きな代理店もなくて、車屋さんが多かったので
満期管理が面倒な積立保険とかが少なくて
事務処理的には、1/3ほどな感じであった。

とにかく、代理店数が少ないというのは、なんといってもいい。
名前を覚えるのも少なくてもすむし、クセを覚えるのも、口座番号を覚えるのも
配り物を配るのも、何もかも、結局、数が多いのとそれだけ

こんなところで、のんびりと教えてもらっていたらなあ…と思わずにはいられなかった…

そこにいた人たちは、
その年初めて支社長になったばかりの若い支社長と
昔支店が同じで顔だけは知ってた数年先輩の男性社員と
若いのにおでこがいっちゃってる3期下の男性社員と
私と同じくらいの年齢の女子社員。

支社長の顔は…どうでもいいんだけど、腹話術の人形っぽい(爆)
よくしゃべる人だったが、そのしゃべり方や声もまた、人形っぽくて。

でも、強烈な人はこの人ではなく、女子社員のほうであった。

その声を聞いたときに、思い出した。
ずいぶん前…1年かそこら…に、自賠責保険の異動(変更)か何かで
お客さんから、近くに行けるところがないか照会があって
この支社が近かったから照会し、一応連絡(お客さんが行きますよ~、と)した
とかなんとか、ハッキリは覚えてなかったけど、そんなようなことがあった。
その時に電話に出た女性が、その人だった。

なんでそんなに覚えてるかというと、その電話のときにひどい対応をされたから。
まず、声がすごく、いやそ~~~う。
すごく鼻にかかってて、まるで篠原涼子の声を、もっと低くして気だるそうにした感じ。

自賠責は、国の保険(損保会社が窓口なだけ)なので、どこの支社でも受付けなければならない
し、
必要書類などもすべてお客さんに教えてあって、確か、何か足りなかったかしたのだけど
それは、これこれこういうふうにすれば大丈夫ですよね…みたいなことを言ったら

「そんなこと、うちではできません」

と、キッパリ断られた。

は?
私ができて、あなたに出来ないわけはないでしょう?
全国どこでも同じはずだよ??

本当は、受けたものはそこで処理するのだけど、もう話すのもいやだったので

「わかりました。書類だけ受け取ったら、こちらに社内便で送ってください」

ということにした。「え…(受け取るのもイヤ)」という返事だったが、
「迷惑はかけませんから」と言い切って、電話を終えた。

この会社に入って5年、ここまで非協力的な社員に会ったことがない。
ここまで嫌そうな声を電話口で出す女性社員は初めてだった。
あのMさんだって、あそこまでじゃないぞ。

その後、何事もなく過ぎていったので、その女性:仮名は“篠原さん”にしよう
のことはすっかり忘れていたのだった。

で、初めて来た日に、その声を聞いて…

うげげ…っ!!

前途多難…






Last updated  2007年09月20日 09時14分08秒
2007年09月13日
カテゴリ:OL物語
書き出すと止らなくなるこのシリーズ。
最初の頃は、嫌なこと思い出すから、書くと暗~くなったりして(-_-;)ゞ
調子のいいときしか書けなかったし、書いた後インターバルを置いたりした。
(だったら書かなきゃいいのにねぇ^^;)
でも、最近書いた部分は、楽しかった頃のことなので、書いても楽しい~♪

*  *  *  *  *

女性社員の異動というのは、それまではあまりなかったのだ。
バブルが弾けて、世間一般的に起きていたように、新入社員を採らないようになって
社員に代わり、パート(派遣)を入れていった。
パートさんには、お金は扱えない、とか、いろいろ制限があって
社員とまったく同じ仕事をさせることができない。
だから、どこかで社員が退職すると、異動によって補充しなければならない。

転勤になるのは、誰か。
みんな、気持ちは一緒だった。
 あの人だったら…
しかし、探りを入れてみるに、出したい人を出せる人事ではないらしかった。
今までも、支店内異動(支店には支社が8つくらいあったかな)はないのか
とか、なんとなく話題にはなったものの…要は…
暗に…出そうにも引き取り先がない…みたいな話もあった。

となると…。
Wさんは、結婚して名前が変わった時、同じ苗字の人が既にいたため、
本社内の違う部署に異動になって、そこで1年も経たないうちにまたこちらに来た。
だから、Wさんの線は薄いだろう。
残るはKちゃんと私。
でもKちゃんはまだ2年だし…
なんとなく、私だろうという予想はついていた。

異動発表の日。
ファックスが来て、取りに行ったのは、確か私。
おー。やっぱり。私の名前があるー。

ファックスを見ると、支社長が、「ちょっと。」と呼んだ。

「ちょっと行こうか」

へ?
会議室とかに行くのかな?と思っていたら、あらら…?外に出て行く。
不審に思いながらも、付いていくと、支社長は近くの喫茶店に入っていった。
珍しく興奮したような、苛立ったような様子で席に着くと、

「あのさぁ…オレも知らなかったんだよね」

はぁ…(?)

私は、異動というのが、どういう手順を踏んで進むのかは知らなかったので
ピンと来なかったんだけど、後になって思うと
支社長にも知らされないで、急に異動になるなんてことは珍しかったのかも。
どうやら、支店長も知らなかったらしい(後の情報。ホントかわからないけど)。

私はそんなことよりも、勤務時間中に、女子社員が、外の喫茶店に出るなんてこと
今までにないことだったし、支社長と一対一で向かい合って話すことも
なんかの面接とかフィードバックとかしかなかったし
一体なんのために、こんなところでこんなことになっているのか
そっちのほうに気を取られて、なんだかどんな会話を交わせばいいのかわからなかった。
私は異動に関しては全然冷静だったから、話す事柄は何もなかったのだ。
でも、どうやら、私が異動になることになって、申し訳ないと思ってくれてるらしい
ということがわかってきて、ありがたく、嬉しく思った。

異動が決まると、何人かの代理店さんが、プレゼントをくれたり
ランチをご馳走してくれたり、お花をくれたりした。
なんか、私は、そんなにその人たちのことを思ってなかったのに
ど、どうしよう(@_@;)と思ったけど、どうにもできないので、ありがたく頂戴した。

思えば、新入社員で入ったときから、きっと代理店さんたちは
MさんとRさんのハザマでどうなることかと、心配してくれてたんじゃないだろうか。
最初は、おやつに出されたお菓子も食べれず、お茶も飲めないで
腎臓を壊しかけたくらいなのに、「よくクッキーを食べてたすえさん」と
Kちゃんに印象付けられるまでに、図太く成長(~_~;)した私。

当のMさんはといえば、異動先の支店の人に、私のことを
「いい子なのよ。イジメないでよっ」なんて電話で話していた。
ねえ、それはアナタですから…
で、予想はしてたけど、やっぱり、“自分が育てた”風な態度を…
でも、確かに、育てていただいたわ。いろんな意味で。感謝もしてる(つもり)。
彼女の名誉のために言っておくと、無邪気な可愛いところもあって
決して悪い人ではないのだ。傍から見てると面白いし。ただ…以下省略。

さて、やっと次回は転勤後の話に(遅っ)
暗黒時代、というより、無味無臭時代とでもいうか、可もなく不可もなく。
ただ、思い出したのだが、ここでもまた強烈なキャラの人がいたのだ…






Last updated  2007年09月14日 00時52分33秒
2007年09月10日
カテゴリ:OL物語
思えば、Kちゃんが入ってきて、落ち着いてからの1年半が
私のOL生活の中での、黄金期だった。

半年くらいしてからか、保険の代理店になるための研修生が入ってきたのも
支社が明るく楽しくなった一因であると思う。

それまで入ってきた研修生とは、入れば何もしなくても(いや、一応保険の勉強する)
月に30万もらえるので、仕事が見つからない、今でいうニートみたいな人が多く
時代もバブルで、とにかく人を入れればポイントになるというようなところがあり…
つまり、ほとんど…まったく使い物にならないことが多く、3ヶ月もすれば辞めていった。
だんだん歩合が多くなるからね。やっていけなくなるんだわ。

でも、その年に入ってきた研修生さんは、稀にみるすごい人であった。
だから、真面目なんだろう…と思っていたら、なんと、元ヤンキー。
族の頭もやったことがあるという…ひえ~!

私たちの支社は、どこかよそよそしいところがあったのだが
それは、喩えていうなら、新興住宅地の近所付き合いのような
(って、住んだことない人にはわからないよな…^^;)
私はそのほうが慣れているし、会社で友達を作ろうなんて思ってなかったので
それで全然よかったんだけど、その元ヤンさんは、なんつーか、くだけてて、
男子をはじめ、だんだんペースに乗せられて行った…ような気がする。

それで、それまで会社の付き合い飲み会なんてなかったのに
時々開かれるようになり、支社長のますます可愛らしい様子にみんなで笑ったり
カラオケで元ヤンさんも弾けたりして、『みんな、そういう一面もあるんだ』みたいな
なんていうんでしょうね?こういうのが、呑みにケーション?ていうものだったのね。

Kちゃんと一緒に同期で入ってきた男の子も、いい味出していた。
今風にいうなら、一目見て「ムリ!」って感じだったけど、
慣れてしまえば、まあ、愛嬌もあって、盛り上げ役にはピッタリで。

そして、何より、それまで女性社員が3人だったのに、4人に増えたことが大きい。
自由化の波もまだ来てなくて、仕事も安定…つまり、ヒマな時も出てきたのだ。
Mさんがいない隙に(たぶん、お昼当番とかで)、男子社員がみんな出払ってる時に
WさんとKちゃんと私の3人で、なんと、“25”をして遊んだことも!

(知ってますか?“25”。
四角の中に縦横に4本線を引いて25マス作って、1~25の数字を書き、
数字を一つずつ言っていって、言われた数字を塗りつぶして、一列先に出来た人が勝ち。
子どもの頃、流行ったよね~?)

時々、会社後に呑みに行ったり、カラオケに行ったり、映画にも行ったっけ。
なんか、ホントに普通のOL~♪って感じ。
締めの忙しい時はもちろん必殺だったけど、でも、楽しかったなぁ~。
一緒に苦労する、気が合う仲間がいる、っていうのは、いいものですね。

しかし、そんないい時期も長続きはしなかった。
不景気の波が、じわじわと襲ってきたのだ。
女性社員が4人もいるなんてところ、他にはなかったから
3月の異動辞令の頃、誰かが転勤になるだろう…というウワサが立った。
Kちゃんが入って2年した頃、私は入社満5年になる頃だった。






Last updated  2007年09月10日 23時07分28秒
2007年09月07日
カテゴリ:OL物語
OL物語、お久しぶりです(~_~;)
誰も待ってないかもしれないけど^^;終わらないと自分的に気持ち悪いので
思い出したときに書いてみましょう(時々思い出すのだけど、すぐ忘れちゃうの;;)

*  *  *  *  *  *

新人のKちゃんが入ってきたのは、私も丸3年が経って図太くなり、
Mさんなどには、もうぜ~んぜんへこたれなくなった頃。

可愛くってねぇ。キャピキャピした感じが、今までにいなかったタイプだった。
背が高くて、普通のスカートがミニになってしまい、男性はウキウキ(?)

私たち(Wさんと私)は、KちゃんをMさんから守らなければ!と堅く心に誓っていた。
まず、血液型によって仕事が出来ないとか言うのはどうか、と、それとな~く話したり。
仕事の分担も、支社長から「どうする?」と話があったので
「経理が一番とっつきやすいと思います。お金の流れがわかったほうが…」
と持っていったり。

そうなると、今まで経理はMさんしかやったことがないから、
KちゃんはMさんから引き継ぐことになるので、そこだけは可哀相だったけど
お客さんや代理店さんからの急な保険料計算とかの電話を受けなくてもいいだけでも
かなり仕事がやりやすいはずだった。

そういう電話を取っちゃったときには、わからない時にはわかる人に代わって
後で落ち着いて教えればいいのだ。
私の時には、その場で電話を待たせて教えられたので、待たせたら怒られる~(>_<)
と気が気じゃなくて、すっごくキツかったから。

でも、一度だけ焦ったことには、Mさんが休暇中で、経理が分かる人がいないときに
Kちゃんが、「○○が出来ないんです~。」と、教えを乞いに来たとき。

「これが出来ないということは、どこかが間違ってるっていうことなんです~」

そ、そうなんだ…@@;
全然わからないぞ…;;
でも、わからないなんて言ったら、Kちゃんパニックよね。時間が決まってることだから。
な、何か言わなきゃ…

「ん~、差額は?いくら合わないの?」

「…あ。わかりましたぁっ!」

(-.-)ほぅ=3
なんてことはあった。
その差額にピッタリの他店券(小切手)があったらしい。その入力忘れ。
言ってみるものだ…

Kちゃんは可愛い上に頭が良くて、仕事もどんどん覚えていってくれた。
性格も素直で、本当にいい子が入ってきてくれたのだ~。

でも、最初のうちは、正直いうと、うまく馴染めるか心配だった(私がね)。
だって、キャピキャピ系の人とは今まで縁がなかったから。
3歳年下という年の問題だけではなく、持ってる文化が、そこはかとなく違う~
という感じだったので、どう接したらいいのかな~と思っていたりした。

でも、彼女のほうからいろいろ話してくれたし、
Wさんがまた可愛がり上手なので、うまく盛り上げてくれたりして、
いつの間にか、すっごく楽しい仲間になっていた。
ていうか、そんなにキャピキャピなわけじゃなく、真面目だし
逆にお姉さんぽかったりしたからかもしれない。

そんな彼女に今でもよく言われるのは

「すえさんっていうとぉ~、『お腹すいちゃったぁ』とか言って、
あのお菓子置き場に行って(頂き物とかが置いてある)クッキーとか
よく食べてたのを、すっごい覚えてます~」

…どんな印象?(~_~;)






Last updated  2007年09月07日 23時10分28秒
2007年03月29日
カテゴリ:OL物語
やっと“10”まで来た~。
…って、“9”は年末だったんだね…
最後まで、あともう少しです。きっと…(?)

*  *  *  *  *

新しい支社長は、ロス疑惑の(懐かしい!?これ知ってる人は、古いですよ…)
犯人(に最終的にはなったんだっけ?忘れてしもた)にちょっと似ていた。

それまでの支社長は、みんなから(私を除く女子社員2人と、特定の代理店さんから)
「暗い」「田舎モノ」と言われていた…
確かに、言葉少なで、訛りがあって、話の通りが悪い所はあったが、
それは九州男児だからという周りから偏見もあったと思うし、
逆に、彼にも、こっちに染まりたくないという意地みたいなものもあったかもしれない。

新しい支社長は、その点、明るくて、人懐っこい感じがして、
今までの支社長との違いもあり、みんなにもウケがよかったし、
何より、ん~…なんていうんだろう、なんかかわいかったのよね~。

なにが、っていうのはうまく書けないなぁ。
でもとにかく、私たちには親しまれた人だった。

そうそう、こんなことがあった。
あるとき、男性社員が文句を言ったらしい。
どんなふうだったか忘れてしまったけど、たぶん、こういうことは女性がやるべき、
みたいなことだったと思う。オレたちは遅くまで残って働いてるんだから、と。

だけど、支社長はそれを聞いて腹を立てていた。
いくらもらってると思ってるんだ、と。
女性は一体いくらなのか知ってるのか、と。

当時、入社3年で、男性は女性の1.5倍くらいかなぁ。
あ、もちろん、男性と同じ総合職みたいな職種の女性は別だけれど。
外回りをしたり、お客さんのところへ走ったりして、確かに男性は大変だけど、
5年も経てば給料は倍くらいになるのだ。(今は違うかもしれないけど)
しかも、社宅は借り上げで全額支給で。(今は違うかもしれないけど ←しつこい)

その頃は、まだよかったなぁ。
事務職の仕事は、総合職の人も全部知っているべき、という空気があった。
…いや、それは私がいた支社だけかもしれないけど。
この物語りの初期にたくさん登場したMさんのおかげで。
こんなことやってられないわよぅ!キィーーーっ!ってなるし、
女性は早く帰してあげるべきだから、5時過ぎたら電話は男性が取るべき、とか
そういう暗黙の了解があって、私はそれを当然だと思っていたけど、
後に転勤になって、それはもしかしたら、Mさん&Rさん独自のルールだったのかも、
と思うようにもなったけれど。

とにかく、その頃のその支社では、男性が女性の仕事内容を知らないのはオカシイことになっていた。
ところが、だんだん不景気になり、社員を入れずパートやバイトを入れるようになると、
簡単な仕事はパートやバイトに、女性はもっと責任のある仕事に…つまり、
男性の仕事を肩代わりするようになってきた。
そして、分担が明確化してくると、女性の仕事は男性は分からなくていい、みたいな
分担してるんだから、それが当然、みたいになってきた。
必須の記入事項が漏れていて、それを尋ねると、「調べて。端末見れば分かるでしょ」と
まるで、それがアナタの仕事でしょ、というように。

転勤するたびに、あの頃はよかったなぁ…と、まるで爺さんのように思っていた。
女性社員が4人いた時期があって、お昼も仲良し3人で食べれた時期があって、
ヒミツの実験の話…とかして(とても公には書けない内容;;)、いつも大笑いしていた。

…と、話がずいぶん飛んでしまった。
その仲良し3人のうちの1人、新人のKちゃんの話…は、また今度。






Last updated  2007年03月29日 23時13分46秒
2006年12月22日
カテゴリ:OL物語
忘れた頃にやってくる~♪

時々思い出してはいたんだけど、実生活でいろいろイベントが多くてね~。
年内に終わんないな、こりゃ…

*  *  *  *  *

Wさんが転勤してきて、仕事がしやすくなった、というところまで進んでいたと思います。
そのWさん、こんなふうに書いてると、きっとキリっとしたキャリアウーマン風…と
思われてる方も多いと思いますが、全っ然そうじゃないんです(笑)

まず最初に私と交わした会話がこんなです。

「何て呼べばいい?」

え…っ。普通で…

「下の名前は?すえ子ちゃん?じゃあ、すえちゃんでいい?」

い、いいですけど……?

なぜか私は、彼女からだけは、下の名前で呼ばれることになった。
他の人は、普通に苗字に“さん付け”だったのだけど。
いや、別にいいんだけど…よかったんだけど…なんだか不思議だったのよ。

しばらくして、OCR(オーシーアール)なるものが登場した時のこと。
日本語っぽく言うと、光学的文字読み取り機、とでもいうのかな。
申込書を光を使った機械で読むようになったんだけど。
それの機械をね、彼女は、

「おーしーくん♪」

と言ったのです。
え…ええ…っ@@

このノリに付いていって大丈夫なのか…? 正直、逡巡しましたよ。
申込書とかなんでも「この子」とか言っちゃうんだよ。

だけど、Wさんは、『あいのり』の『なぎさ』のようにカワイコぶってるのでは決してなく、
ただ単純に楽しんでいて、ちょっとナチュラルが入ってる方だったのです。

人柄がとても良くて。
結婚して苗字が変わる前は、他の部署にいたのだけど、
そこは、私たち営業の女子はよく電話するところだったから、
旧姓の名前を聞いて、とっても驚いた。
「あの、優しい優しい○○さんだったんですか~っ!!」

その部署には、女性がたくさんいて、といっても10名くらいだろうか、
よく電話するから、それぞれ名前と声が一致するくらい覚えるものだけど、
電話の受け答えの感じがイイ人、いつも面倒くさそうな人、そりゃいろいろ。
で、中でもとっても感じが良くて、優しく教えてくれるのが、彼女だったのだ。

しかも、彼女は字がとてもキレイで、当時のその部署から出る社内文書は、
すべて彼女が清書して出していたんだと聞いて驚いた。
あ!ホントだ!そうそう、この字、よく見た!! ってね。

まったく、デキル女はなんでもデキルのだ。
しかも、そんなことをハナにも掛けず、「おーしーくん♪」なんてやってるんだから…

そんなWさんを、でも私がデキル女だと気づいたのは、ずっと後のこと。
人のこと考えてる余裕なんてなかったし、前任のRさんがデキル人なんだと思っていたから。
だけど、一つの難しいといわれてた仕事があって、それをWさんがなんなくコナシていたのを見て、
ひえ~@@と思ったんだ。

それは、ひと言で言うと、使途不明金の判別。
あ、経理的なことよりも、保険料(掛け金)の金額とか回数とかのズレを直すような感じ。
契約の数って、半端じゃないから、そういう不明なこともまた、半端じゃないのです。

Rさんがやっていた頃は、端末(その頃はまだパソコンではなかった)を、
1台ずーーーっと使ってやっていたの。
2台しかない端末を、1台貸切状態。一月のうちの一日だけだったけど。
電話が鳴って、契約内容を確認したくても、遠慮しないといけない。
もちろん、絶対使ってはダメってことはなかった。ちゃんと分かってくれてたけど。
その仕事は、難しいから、一度分からなくなると、大変だから、
昼休み中とか席を離れる時も、「R使用中」という貼り紙をして出掛けていた。
もう一度いうが、2台しかないうちの1台を、ね。
でも、私はその仕事がとっても大変なんだと思っていたので、疑問にも思わなかった。

ところが、Wさんは、不明な契約の内容を2箇所ずつプリントアウトするだけ。
自分の席で検討し、それでも分からない時だけまた端末を使う。
たったそれだけだった。

ええーーーーっ@@
今までのはナンだったのぉーーーっ!!

でもまあ、比べちゃいけないんだけども。
Wさんは、その不明契約の補正をする部署にいたのだから、
よく知ってるのは当たり前といえば当たり前で。
端末に表示のされ方とかも、知ってれば作業が簡単になるものがたくさんあった。
営業の社員は、正直いえば、そんな使い方を勉強する時間なんて
取れるもんじゃないから、それも仕方ないのかもしれない。

とにかく、Wさんのおかげで、仕事は楽になるわ、支社内は明るくなるわ、
オマケに、キレイなビルに引っ越すことにもなって、
さらに、支社長が変わって、とってもイイ人が来てくれることになって、
良い事ずくめの幕開けだったわけです。






Last updated  2006年12月22日 23時25分10秒

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