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2005/04/25
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カテゴリ:猫のこと
うちには過去、猫がたくさんいました。
もちろん犬との共同生活です。
年寄りで人見知りする猫の「くろ」
美猫でもてもてで、2回も子猫を産んでくれた「み~ちゃん」
み~ちゃんの子供たちの「み~太」「ちび」「しまこ」
2回目の「み~ちゃん」のコで、唯一、元気に育ってくれた「ちび太」
きれいな猫だったのに、盲目になってしまった「しろ」
あまえんぼのペルシャ「たま」

そして、一番最初に私自信がひとりで世話をした猫「けいちゃん」
今日は、「けいちゃん」との思い出を。。。

けいちゃんは、うちの猫たちの事情の例外にもれず、迷い猫でした。
大きなシャム猫。
人間の肩に乗るのが大好きでした。
当時、アパートに越してしばらくたった頃でした。
カエルに逃げられて、意気消沈していた私に、父ちゃんから一本の電話。
小学校にあがってすぐだったかなあ。
電話の内容は、「猫連れてかえったら、おまえ、ちゃんと世話できる?」
父ちゃん。ここはアパートだよ。
猫がばれたら、追い出されちゃうよ。
ところが、私の口から出た返事は、「うん」でした。

さて、うちにやって来たけいちゃんは、実に大人しく、ちっともなかないし、トイレのしつけも教えるまでもありませんでした。
ばれるも何も、隣近所では、ワンワン夜中に吠えまくる犬とか、そこいらじゅうでおしっこしちゃう猫とかが飼われてましたので、うちのけいちゃんは、おしとやかで品がいいと評判になりました。
ようするに、表向きペット不可だったわけですよ。その、アパート。

けいちゃんは、どうやら、ものすごく年寄りだったらしく、扉の上に登ったりしていたのが、すぐにできなくなりました。
それでも、私はいつもけいちゃんといっしょでした。

けいちゃんも、私にとても懐いてくれました。
うちのばあちゃんから聞いた話なのですが、私が昼寝中「助けて!」と寝言をいった時、けいちゃんは大慌てで、普段鳴きもしないのに、「みゃ~みゃ~」叫びながら、私のおなかの上に乗っかったそうです。

一度、けいちゃんがいなくなって大騒ぎをしたことがあります。
ばあちゃんが私が学校にいっている間にけいちゃんがいなくなったので、大探ししたらしいのですが、見つからず、結局、私は学校からかえってすぐ、けいちゃん探索に加わりました。

一度、落ち着こうということになり、部屋に座ると、どこからともなく、かぼそい猫の鳴き声が。。。
「けいちゃんだ!」
私は声のする方へ。。。それは。。。タンス??
引き出しを開けてみると、私の洋服の上にべったりと横になったけいちゃんが。。。
どうやら、洗濯ものをかたずけているばあちゃんの隣で遊んでいたけいちゃんが、私の洋服の上で寝ちゃったところをばあちゃんがパタンとしめてしまったらしい。

そうだよね。けいちゃん、黙ってうちを出るような猫じゃないもんね。

さて、やがて、トイプードルの「マミー」がうちにやって来て、この若いワンコとでこぼこコンビを組むことになるけいちゃんですが、もともと年寄りだったのでしょう。
たった2年で眠るように亡くなりました。

私の中で、一番記憶に深い猫です。
天国で、名コンビだったマミーとまたでこぼこコンビを組んでいることでしょう。

その後田舎に引っ越したのですが、なぜかうちには、迷い猫たちが吸い寄せられるようにやってくるようになりました。
きっと、けいちゃんが、猫たちに引き合わせてくれているのだなあと思っていました。





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Last updated  2005/04/25 08:13:52 PM
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