テーマ:動物好きさん集まれ~(971)
カテゴリ:動物みんなのこと
うちに来たコには、前の飼い主さんが飼えなくなったという理由でやって来たコが多いという話は前にも書きました。
さて、その他にも、一時預かりしたコもたくさんいます。 何故だか昔から動物の集まる家でした。 前にも書いた「ハッピー」や、「きゅーちゃん」は、うちで新しい飼い主を探したパターンですが、他にも、迷子がやってくることが多かったのです。 近所の交番のお巡りさんは、迷子の動物が届けられると、うちに預けに来るようになりました。とくに犬は多かったなあ。 一日で、飼い主さんが現れることも多かったのですが、ちょっと時間がかかったコもいます。 「ラッキー(仮称)」は、ペキニーズでした。 道路をとぼとぼ歩いているところを、保護されました。 で、うちで預かることになりました。 とても人なつこい大人しいコでどこか気品がありました。 3日ほどうちにいて、飼い主さんが迎えに来ました。 うちの家族にも懐いていたのですが、飼い主さんに会った瞬間のラッキーの顔は、とても印象深く、嬉しそうに、笑ってみえました。 「ジョン(仮称)」はイングリッシュポインター。 当時飼っていた先代まぐろと同じ種類です。色も同じで、先代まぐろよりだいぶ太ってました。 お巡りさんが預かって欲しいと連れて来た時、うちの父ちゃんは、「山で走ってないのか?」と言ったほどです。 ジョンは1週間うちにいました。 先代まぐろといっしょの小屋で寝泊まりしていました。 申し訳なさそうな顔をするコでした。 父ちゃんの猟師仲間で、先代まぐろのブリーダである方が、ジョンを見て、「これは良い血統の犬だよ」と言ってましたが、肥満気味で、申し訳なさそうに人を見上げる仕草で、父ちゃんは半信半疑でした。 1週間たって、飼い主さんが現れた時、先代まぐろと同じ血統だということが判明。 しかも、その飼い主さんは、父ちゃんがそのままジョンをねこばばしようとしたような言いぐさ。 「うちにも同じ血統のコがいるよ」父ちゃんは、怒って先代まぐろを見せました。そしたら飼い主さんは、「きれいな犬ですね」と言ってすごすご帰っていきました。 今考えたら、ひどい話です。 「たまきち(仮称)」は、やはり一週間うちにいました。シェルティーで迷子のせいか、毛玉だらけ。 うちに来てすぐにお風呂とブラッシングをしてやりました。 たまきちはとても私に懐きました。 私の後をついて回り、私といっしょの布団で寝たがりました。 「女の子が飼っとんたんじゃろ」というのが父ちゃんの意見。 5日たっても飼い主が迎えにこず、父ちゃんはお巡りさんに、「このまま飼い主が現れんかったら、うちの犬にする」と宣言してました。 私も、うちのコにする気満載だったので、飼い主さんが現れた時には、申し訳ないのですが、少しがっかりしてしまいました。 しかも、その飼い主さん、「今日は行かれないので、明日迎えに行きます」と電話を。。。私はちょっと怒って、でも最後の一日の猶予をもらったと思って、たまきちと思う存分遊びました。 うちに預かったコたちの中には、ずっしり重い思い出と、菓子折り一個を残して去っていったコがたくさんいます。 飼い主さんがくれた菓子折りよりも、動物たちが残した残り香のほうが重いです。 みんな幸せになってくれてればいいなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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