2007シーズンいよいよ・・・
各チームの戦力もほぼ出揃ったということで、今シーズンの戦力分析などを。コメント後の黄色文字は仙台ゆかりの移籍・入団・退団等コンサドーレ札幌(評価B)フッキ退団の穴はあまりにも大きい。新外国人も元セレッソで実績のあるブルーノ・クアドロス以外はカウェ、ダビの若手のみで、得点力低下が懸念される。昨季並みの上位進出は期待薄か。金に物を言わせたフッキ引き抜きはあんまりだよなぁ・・・ベガルタ仙台(評価A)平均年齢23.9歳と若返り。ロペスの残留は心強い。新外国人FWの実力が未知数だが、昨季はなかった、攻撃時の決まり事を確立されればチームとしての力は上になる。丸山、白井、永井の30代トリオがチームをまとめ、中原・中島・萬代・関口・大久保など、これから代表を狙える若手FWの成長に期待したい。ほんと、頼みますよ、今年こそ。仕事の日程強引に変更させて、毎試合行きますから。モンテディオ山形(評価C)レアンドロ、原の主力FWに加え、ボランチ永井など主力を軒並み失い、戦力ダウンは顕著。予算もなく新外国人獲得も残留のレオナルド以外はメドが立っていないため、上位進出は厳しい状況。第1クールが平日アウェイは納得いきません。out:MF永井 篤志水戸ホーリーホック(評価C)戦力外中心に、例年通り全体的に総入替え。チームの中軸が定まらない限り、下位争いは避けられない。今季もまずはサポーターから支援されるチーム作りが課題となる。実は、Jで次にチーム解散するのでは・・・と、個人的に危惧しています。ザスパ草津(評価C)J1から若手を全ポジションに獲得、昨季よりはレベルアップだがパンチ力に欠ける。今年も1桁順位確保が現実的な目標となりそう。裏を返せば上位チームが草津に足元を掬われると格が苦しくなる。前半戦は1試合も草津では試合しません。そろそろザスパ群馬に改名?しかし、群馬はアルテ高崎とか図南SC群馬とか、スポンサー小さい割にはチーム力が分散しすぎ。in:FW松浦 宏治東京ヴェルディ1969 (評価S)服部、名波の元代表クラスに、フッキという強力な核弾頭を補強し、掟破りのJ1級の戦力を揃えた。これだけの戦力を集めてJ1復帰しなければ、ラモスの指導力が疑われる。不安材料は昨季脆さをみせたDFの補強が手薄な点。大量補強→飼い殺し→戦力外は、いくら競争でも酷いと思うけど。out:DF 羽山 拓巳,FW松浦 宏治湘南ベルマーレ(評価B)昨季J2ワースト2位のDFにジャーン、斉藤と効果的な補強を行い、守備は安定しそう。昨季そこそこだったアタッカー陣も主力が残留で今季は上位圏内を伺える戦力か。開幕戦で当たるベガルタにとっては、今シーズンを占う格好の相手になりそう。京都サンガ(評価S)昨季の横浜FC方式を踏襲したのか、DFに秋田、森岡の元代表組を強化。昨季はJ1ワースト2だった得点力も、J2では通用しそうな予感。『J2では強い京都』として、今年もヴェルディの対抗馬になるか。サポの支援が薄い点もヴェルディと似ているが。セレッソ大阪(評価B)DF河村、MF下村、名波、FW大久保・西澤と、主力の引き留めに軒並み失敗、資金的苦境からか、退団の穴も期限付き解除組中心に留まり、1年でのJ1復帰は厳しい予感。都並丸は今回も前途多難。昨年と違い、監督の分だけブーイングしやすいね。in :監督 都並 隆史 徳島ヴォルティス(評価C)昨季最多失点のDFに青葉、丹羽、河野を補強。一方、昨季最少得点に泣いたアタッカー陣には新加入のクレベルソンのみ。今季も得点力不足に泣きそう。最下位脱出が現実的な目標か。範夫戦力外で、今年は観戦の楽しみが一つ減ったなぁ・・・out:GK高橋範夫愛媛FC(評価B)J1から若手選手を大量に期限付きで獲得し、チーム平均年齢は23歳と、今年もフレッシュ。DFの高さに不安はあるが、波に乗れば台風の穴になる可能性を秘めるが、主将も24歳だけに、中心となる選手が現れるかが課題。ほんとにU-22みたいなチームだなぁ。アビスパ福岡(評価B)主力DF千代反田、吉村が離脱したが、資金難から期限付き移籍を呼び戻すに留まり、移籍以外の新入団は『0』。昨季J1最小得点と、課題の得点力不足を19歳のラフィーニャだけに期待するのは・・・1期でのJ1復帰は苦しい状況。むしろリティが出るとか・・・それにしても今年は監督絡みで仙台に因縁のチーム、多いです。in :監督リトバルスキー out:FWバロンサガン鳥栖(評価B)なんといっても新居とシュナイダー潤之介というセンターラインの退団が痛い。即戦力FWとして昨季水戸で14得点のアンデルソンを補強も、カバーするには・・・。GKも経験不足は否めない。監督交代のうえ、大幅な若手への切り替えで、今年1年は育成の年か。昨季の4位から大幅に順位を落としそう。正直、中林の復帰がなかったらヤバかったのでは。in :MF清水 康也 out:GKシュナイダー潤之介 ところで、今年も相変わらずチケットの売り方に工夫が見られず、1試合分値下げだけ。これじゃ年パスの売れ行き悪くて当然。仙台のシーズンチケットは他のJ2チームと比較すると、格段に高い。サポ席で比較すると、鳥栖はおろか、降格組の京都や福岡と比べても3倍以上の値段。まあ、それは、チーム強化のためだと割り切れるから、まだいい。問題は15,600円もする、小中学生のシーズンパス。これは入場無料の山形を除いても、3,000円の徳島、福岡に比べて5倍以上。それでいて、特典は[特典1] 選手ふれあいイベント開催![特典2] 2008シーズン年間チケット継続購入権昨シーズンより1試合分安い料金なんて言われても、昨シーズンは特典の4.5試合安い分使う前に昇格絶望的になってたんですけど。1試合分ぐらい値下げするくらいなら、例えば子供の年パス、平日ナイターなどで行けないときは差額足せば大人も入れる・・・とか、以前のように今シーズン限定のチケットホルダー配布・・・とか、年パス購入者のうちから毎試合1組をロイヤルボックスに招待・・・とか、いろいろアイディア出そうな気がする。値下げすれば売れるって考えがお役所的香り。とはいえ、何よりチームが勝ち進むのがスタジアムを満員にする早道。文句をつけながらも、開幕戦までの1ヵ月半、キャンプ情報やプレシーズンゲームの結果に一喜一憂し、今年こそはJ1へ!と、ワクワクしながら3月17日、ユアスタに行列を作っているのがベガルタを愛するサポーター・・・ではある。